今更ながら「こども六法」を読んでみた
今朝は猛烈に寒いと思っていましたが滋賀県でも初雪となりました。初雪が2月というのは何年ぶりと言いますか、多分私の記憶では経験した事がないかも知れない。滋賀県という地域は他の県の方が予想している倍程の雪が降るのでスタッドレスタイヤが必須となってきます。
南部でも大津や草津市はあまり雪が振らないのですが信楽や土山方面は大雪になる場合が多いので私も購入したのですが、今年も降ってくれてスタッドレスタイヤ代が無駄にならなくて済みました(汗)
さてニュースや書店などでも現在大人気となっている「こども六法」という本。可愛い動物の絵ですが中身は「誰でも簡単に解る”アノ”法律」という何とも面白いテーマですよね。今まででも法律に関する本は沢山ありますが「子供向け」という着眼点が良いと感じたので遅くなりましたが、読んでみました。
様々な刑法や民法を子供でも解りやすく説明しているのが良い
学校や日常生活で誰もが経験した事がある内容について「これを法律で裁かれるとどうなるのか」と詳しく書かれてあります。例えば上記の画像のように「死ね」という発言。先生や親も「気軽に死ねという言葉を使ってはいけません」と子供にはいうが、道理的な話であって「なぜ駄目なのか」を詳しく説明するのは難しいです。
ただ「こども六法」では「殺人」「傷害」「傷害致死」「自殺関与」など気軽に「死ね」と使い最悪のケースになった場合当てはまる罪状が詳しく書かれています。またこの本の良い所は「きみを強くする」という帯にも書いてある通り、自分を守る為の法律も書かれています。
この本の大きなテーマとして「いじめ」が関連しているのですが、いじめられていた場合、もしくは虐待など。自分で抱え込むのではなく「守ってくれる大人・法律がある」という事が説明されています。世間でこの本が話題となっているのは「誰もが解る法律の本」というよりも「是非、悩んでいる子供に読んで欲しい法律の本」というのが理由ではないでしょうか。個人的にこの本はオススメしたいです。
大人でも「なるほど!」と思える内容が多いので是非読んで欲しい
法律は難しいものだ。と思い込んでいる人もいるかも知れませんが日常生活で関わる可能性がある法律というのは限られてきます。そんな日常生活で関わる可能性がある法律の中から厳選して書かれているのが「こども六法」だと思うと想像しやすいかも知れません。
上記でも少し書いた「いじめ・虐待」というのは自分に関係なくても誰かが今後、関わってくるかも知れません。友人が虐められていたり、自分の子供、もしくは子供の友人が関わってくるかは解りません。私がこども六法を読んで感じたことは「知っておいて損になる知識は一つも無かった」という事です。興味無いのは飛ばし、興味がある内容だけ読むのも有りだと思います。世間で話題になる理由がよく解った1冊でした。