近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】ダンケルクを観てきた感想とレビューを書いていきます-後々の勝利に繋がる勇気ある撤退-

ダンケルクの戦いを映画化

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過去にも映画化されている「ダンケルクの戦い」ですが2017年に新たにクリストファー・ノーラン監督によって「ダンケルク」が公開されました。

 

史上最大の「ダイナモ作戦」と知られる「ダンケルクの戦い」をクリストファー・ノーラン監督はどのように作成したのか。非常に興味がありました。

 

クリストファー・ノーラン監督の代表作といえば「ダークナイト」「インタートテラー」「インセプション」など。クリストファー・ノーラン監督が作成するダンケルクはどのような作品なのか。

上最大の救出作戦と言われる「ダイナモ作戦」が展開された、第2次世界大戦のダンケルクの戦いを描く。ポーランドを侵攻し、そこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、戦車や航空機といった新兵器を用いた電撃的な戦いで英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと追い詰めていく。この事態に危機感を抱いたイギリス首相のチャーチルは、ダンケルクに取り残された兵士40万人の救出を命じ、1940年5月26日、軍艦はもとより、民間の船舶も総動員したダイナモ作戦が発動。戦局は奇跡的な展開を迎えることとなる。(映画.com) 

 では、早速感想とレビューを書いていきたいと思います。

 

「ダンケルクの戦い」とはそもそも何なのか?

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第二次世界大戦の西部戦線における戦闘の1つで1940年5月24日~6月4日に起こった戦いの事をいいます。1939年9月1日にポーランドへ侵攻したドイツ軍が1940年5月10日にオランダ・ベルギー・ルクセンブルクに侵攻、5月17日以降に北フランスにも侵攻していきます。

 

ドイス軍は戦車や戦闘機など新しい兵器を使い連合軍(イギリス・フランス・ベルギー)の軍事力の後方を突破するとドーパー海峡まで駆け抜け、これらを包囲しダンケルクへと兵士たちを追い詰めていきます。

 

当時のイギリス首相であったウィンストン・チャーチルは約35万人の兵士をダンケルクから救出するように命じます。イギリス国内から軍艦以外にも漁船やヨットなど民間の舟を使い救出作戦が行われました。

 

連合軍の兵士たちはほとんど救出されましたがカレー(フランス北部パードカレー県の都市)で包囲sれていたイギリス軍部隊はドイツ軍を引きつけておくために救出はされなかった。この犠牲の犠牲もダンケルクの戦いにおいてダイナモ作戦の成功の一因だったと言われています。

 

後の勝利へと繋がったダイナモ作戦

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当時の首相だったウィンストン・チャーチルが救出命令を出したダイナモ作戦ですが、第二次世界大戦中に首相が「撤退命令」を出すという決断を出したのは中々出来る事ではありません

 

仮に当時のイギリス首相が独裁者でプライドの高い人間であったのであれば、現在のイギリスは存在していないかも知れません。

 

この救った兵士が後のノルマンディー上陸作戦へと繋がっていくのですが、これが連合軍攻勢のきっかけとなった作戦でありダイナモ作戦が無ければ、このノルマンディー上陸作戦に参加出来る兵士が減っていたのは明らか。

 

兵士の中には敗北したと落胆した者も多かったようですが、後の作戦成功をみると勇気ある撤退であると言えますね。

 

ノーラン監督がこだわった撮影方法

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日本ではノーラン監督がこだわった70mmフィルムが上映出来る映画館がありませんが、IMAX版の人気が非常に高い作品となっています。

 

興行収入の何と22.7%(7365万円)はIMAX版です。関西地方では109シネマズ大阪エキスポシティでは次世代IMAXレーザーによりノーラン監督が意図したサイズで上映が行われています。

 

IMAXの映像は通常のサイズとは違い、通常のサイズ35mmフォーマットに対し70mmフォーマットとスクリーンの大きさが大きな違いがあります。それに加え2台のプロジェクターを利用しているので通常のスクリーンよりも明るく、より繊細に上映されています

 

残念ながら滋賀県では導入している映画館は無いのですが、ネットでは「ダンケルクは断然IMAXで観たほうがいい」というコメントもあるため、気になる方は是非そちらでご覧ください。

 

今回のダンケルクは「音」でも楽しめる作品

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ダンケルクの映画において落ち着いて観れるシーンというのは少ないです。飛び交う銃弾空爆爆発。そして戦闘機においては密室したコクピットの中、パイロットの呼吸エンジン音など今回のダンケルクでは「音」にも注目して貰いたいです。

 

兵士たちが逃げているシーンやなどに流れるBGMも映像と組み合わさり、更に緊迫した空気へと変えてくれる。そういった意味で「音」はかなり優秀だと思いました。

 

戦争映画において「目に見えない敵からの狙撃」という恐怖感があるものが多いが、今回のダンケルクは「目に見える恐怖」が映像化し音で再現されているのではないかと思います。その点に注目して貰いたいですね。

 

国内ではダンケルクが興行収入1位を獲得、まだまだ期待出来る作品

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映画興行収入ランキングではダンケルクが興行収入1位を獲得し2位は先日観た「三度目の殺人」が2位と獲得しています。

 

戦争映画では珍しい若い男女のカップルの入場も多く観られたという事です。実話を元に制作された映画なのでより多くの人に観てもらいたい映画の1つと言えますね。

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今回のパンフレットではノーラン監督のインタビューやキャラクター紹介、キャスト紹介、「真実のダンケルク」など映画を観た後に楽しめるコンテンツが数多く掲載されています。

 

中でも「真実のダンケルク」はダンケルの戦いをまとめた文章が掲載れているので、映画を観た後読むと、より一層映画を理解出来るようになっています。これにて映画「ダンケル」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。