SFアクションの大作「パシフィック」の続編
2013年に公開され全世界で3億4417万ドルという興行収入で大ヒットしましたが、2018年に待望の続編が決定し公開される事となりました。パシフィック・リムは兵士2人が巨大ロボットいのり込み「Kaiju(怪獣)」と呼ばれるモンスターと戦うSFアクション映画です。
前作の評価は6.7/10となっており「デイリー・テレグラフ」は5つ星という最高の評価を与え「素晴らしくモダンなクリーチャーの創り出す幻想的なイメージは非常に魅力的であり、楽しめる」と書きました。ロボット系が好きな人にとってはパシフィック・リムは良い作品だと思います。では、今作のストーリーは。
巨大兵器イェーガーを駆使する人類とKAIJUたちとの激闘から10年。今は亡き英雄ペントコストの息子でイェーガー・パイロットとしての活躍を期待されていたジェイクは、環太平洋防衛軍(PPDC)を去って違法なイェーガーのパーツ売買を行っていた。だが、戦地からイェーガーのパーツを盗んでいたアマーラと共に逮捕され、PPDCのパイロット養成施設へ送られる。そこで彼は義姉のマコ(菊地凛子)に命じられ、イェーガー・パイロットの候補生の教官を務めることになる。(シネマトゥデイ引用)
前作から10年後がどのような世界になっているのか。前作を観た私としては非常に楽しみです。早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います。
前作から10年後。英雄ペントコストの息子が登場
kAIJUとの戦いから10年後を描いた今作は前作で自らを犠牲にし世界を救った英雄ペントコストの息子ジェイク(ジョン・ボイエガ)がメインとなる話となります。
KAIJUの裂け目を封じる事に成功した人類は復興へと進んでいるが、それを望まない人々もいる。ジェイクは復興が進んでいない高級な家に住み、違法な売買取引で生活をしている姿が写ります。そんな彼も父に憧れPPDCに入隊しパイロットとして訓練するのですが、父と些細な口論で辞めてしまうのです。
そんなジェイクと自らの手でイェーガーを作成したアマーラ(ケイリー・スピーニー)と知り合う事となる。自作のイェーガーは違法で勿論、捕まってしまい2人はPPDCに送られる事から物語は大きく展開する事になります。
どのシーンにもVFXが使われているのは素直に驚いた
パシフィック・リムに登場するイェーガーや町並みというのはVFXにより作成されていますが、ほぼすべてのシーンにVFXが使われています。勿論、VFXの質を落とす訳にはいかないので数社が共同作成し2000人のスタッフが携わっているというのは素晴らしいと思いました。
こういったVFXで動いているロボットなどを作成するのは非常に難しいです。私もCG作成を経験した事がある身なのですがロボットらしい動きだと迫力がなく、人間らしい動きをするとロボットに違和感が出てくる。KAIJUでも同じことが言えますが、口を開けるシーン。そして動くシーン。そういった技術面に関しては素晴らしい出来だと感じることが出来るはずです。
ストーリーは前作と比べると子供向け
前作のストーリーと比べると今作のアップライジングでは少し年齢層を下げてきたように思えます。今作を観ていると日本の特撮やアニメが大きく関係しているように感じましたね。ラストの舞台が東京。すなわち日本なのですがイェーガーとKAIJUが戦う姿は「ゴジラ」や「ガンダム」を思わせるような雰囲気がありました。
悪者が登場し、KAIJUを使って襲ってくる。それを主人公たちが操るイェーガーが戦うというシンプルなストーリー構成ですが、もう少し前作と同様、もしくは続編という事もあり複雑に作成しても良かったのではないかと私は思いました。
もしかすると続編があるかも知れない?
最後にジェイクがKAIJUに操られたニュートン・ガイズラー博士(チャーリー・デイ)に「次はこっちからお前たちの世界に行ってやる」とセリフを言うのですが監督であるスティーブン・S・デナイトは「繋がる可能性は残したいと思っている。それが3部作目になるかスピンオフになるか解らない」とコメントしています。
私個人的には続編はもう少し大人向けのストーリーで良いように感じます。ロボットとKAIJUという子供が喜びそうな描写ですが今後も続編を作っていく可能性があるのであればもう少し複雑化し謎を残した方が面白いと思います。
前作「パシフィック・リム」はHuluで配信中
Amazonでもレンタルする事が出来ますが定額制のHuluでも見ることが出来ます。パシフィック・リム以外にも話題のドラマや映画など様々なコンテンツを見る事が出来ます。初回はお試しとして無料登録出来るので、是非登録してみてくださいね。
対KAIJU戦のシーンはやはり優秀、続編に期待
今作のパシフィック・リム アップライジングはVFXなどは非常によく出来ているが上記でも書いた通りストーリー構成が少し子供向けだったのが少し残念だった。ただ前作の10年後という事もあり前作を観た人であれば楽しめる作品となっています。
今作のパンフレットですが各イェーガーの説明はプロダクションノートなど映画を観た後、楽しめるコンテンツが数多く掲載されています。是非、劇場で買って読んでみてくださいね。
これにて映画「パシフィック・リム アップライジング」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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