近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)を観た感想とレビュー-人類と猿の最終戦争が今明らかに-

前作から2年後の話!

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前作の「猿の惑星:新世紀(ライジング)」から2年後を舞台している今作の「聖戦記(グレート・ウォー)」。今作は人類と猿(エイプ)の最終決戦が描かれる事もあって以前から楽しみにしていました。さて、気になるストーリーですが。

猿たちを率いるシーザーは森の奥深くの砦に身を潜めていたが、ある晩、人間たちの奇襲を受けて妻と長男の命を奪われてしまう。敵の冷酷非道なリーダー、大佐への復讐を誓ったシーザーは仲間たちを新しい隠れ場所へ向かわせ、自らは3匹の仲間を連れて大佐を倒す旅に出る。道中で出会った口のきけない人間の少女ノバや動物園出身のチンパンジー、バッド・エイプも加わり、一行はついに大佐のいる人間たちの基地にたどり着くが……。(映画.com引用) 

 過去のストーリーも解説しながら今回の「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」のレビューもしていきたいと思います。

 

すべての始まりは「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」

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すべての始まりは第一作目となる「創世記」になります。今までの猿の惑星を一旦忘れて貰って「新シリーズ」という考え方が良いと思います。今作はシーザーが生まれる場面から霊長類保護施設のボスになるまでのお話。

 

今作は猿の惑星シリーズで初のCGを使っている為、今までのシリーズとは違いとても世界観がリアルです。これはシリーズを追うごとに迫力が増していくのですが、当初観た時は衝撃でした。

 

シリーズを通して重要になる「ウィルス」もこの作品で初めて登場します。世界中がパニックになったウィルスが少々おバカな理由で広まる事となるので、そこはツッコミどころ満載です。

 

猿の惑星:新世紀(ライジング)

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創世記で登場したウィルスによって人類の90%が死滅し前作から10年後のお話。今作になると戦いが激しくなり「人間vs猿」というシーンが数多く登場します。

 

聖戦記でも度々登場する事となる名前の「コバ」という猿も新世紀では重要な猿となるので聖戦記を観るにあたって必要不可欠な作品と言えます。コバには人間への不信感があり、偶々人間が武器を集めている現場を目撃したが為に戦争が起こってしまう。

 

不信感と言えば簡単かも知れないが、そこには憎しみだけではなく様々な感情がある。それは実世界の”戦争”も同じで結局は自分を守る為支配独占。そういった理由で人間vs猿の戦争が始まったものだと解った作品だった。

 

猿の惑星:聖戦記(グレート:ウォー)感想

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映画の冒頭ですでに人間は猿(エイプ)を殺せというヘルメットを着用し猿たちの基地を破壊しようと突撃しようとしているシーンから始まる。人間側の兵士を数人捕えるがシーザーは共存を目的に解放するが、それがキッカケで自分の妻と息子を殺される事となる。それに怒りを感じ復讐の為に人間側に向かう事なる。

 

今回の聖戦記は全体を通してシーザーの復讐心。そして人間側がなぜ猿と戦うのか戦わねばならないのかが描かれています

 

映画を観終わった後感じたことは再度この映画を観る時に人間側と猿側の戦う目的を知った上で観ると見方が変わるかも知れないと思いました。

 

猿側のリーダーは復讐心もありますが一族を守るため。猿を滅亡させない為に戦います。仲間が次々に殺され、捕らえられ強制労働される姿に更なる怒りを見せますがシーザーは新しい地へ向かう為に一族の為に戦い抜きました。

 

一方人間側は前作で90%が死滅し数少ない人類が猿を殺そうとするのですが、人間側のリーダーは「猿の知識が高くなっていき、病気によって人間の知性が弱くなり立場が逆転してしまう。そうならない為にも猿は滅びなければならない」と人類を守る発言をしています。

 

各々の戦う目的を知った上で映画を振り返ってみると、シリーズを通して戦ってきた意味というのはお互いに「存続」という事だったのでしょう。そうやって考えると悲しい戦いと言えますね。

 

全体を通して憎しみ・悲しみ・喜びと変化させるシーザー

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妻と息子を殺され悲しみ、そして人間を憎み。人間に捕まり仲間が酷い仕打ちにあっている姿やシーザーが拷問を受ける事によって、更にシーザーの憎しみは深くなっていきます。

 

しかしシーザーは仲間たちが自分を慕ってくれている、まだリーダーだと思ってくれていると感じた時からシーザーの表情が憎しみから覚悟を決めた表情へと変化していきます。人間側のリーダーである大佐が負傷しシーザーは近くにあった銃で殺そうとしますが、大佐を殺さずに大佐が自殺するまで見届けるシーンがあります。

 

やはり最初は憎しみでいつでも銃の引き金を引きそうなシーザーですが、いざ大佐を目の前にすると、どこか悲しい表情へと変わっていくのが解ります。この映画は言葉というのは少なく、表情で表しているのが多いのですが、それだけでも喜怒哀楽をしっかり伝わる作品になっているのは素晴らしいと思ったポイントでした。

 

ノヴァ役のAmiah Millerちゃんがカワイイ!

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今年で13歳となるAmiah Millerちゃん。大きな映画は今作が初めてで10歳の時に女優デビューしました。

 

今作では話せない少女の役を演じていますが、その存在感は抜群にあります。特に個人的に好きなのは猿の仲間である「ルカ」がノヴァに花を渡すシーン。

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このシーンはルカがノヴァに心を許した瞬間なのですが、このシーンは心温まるシーンでした。次第にシーザーもノヴァに心を許していくのですが、本当に美少女で今後に期待の出来る女優さんだと思います。

 

週末動員数は惜しくも2位!しかしまだまだ続編が期待出来る作品!

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週末動員数は惜しくも2位。1位は「劇場版Fate/Stay night Heaven's Feel I. presage flower」でした。こちらはまた後日レビューを書きますのでご期待ください。

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パンフレットの注目すべきポイントはモーションキャプチャーを使用しシーザーを演じたアンディー・サーキスの「シーザーを演じる上で気をつけた点」やVFX効果により更にハイクオリティーになったのですが、その技術面の話など映画を観終わった後に楽しめる話しが沢山掲載されています。是非、ご購入してみてください。

(2017年10月19日 Fate stay night Heaven's Feel I presage flowerの感想を投稿しました)

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これにて映画「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」の感想・レビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。