原作コミックは大ヒット!アニメ化もした「かぐや様」
今年の1月にはテレビアニメ化された「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」。今年の7月時点では原作コミックス750万部突破と大人気作品が平野紫耀×橋本環奈で実写映画化となりました。
アニメ化された時もファンの人からは最初叩かれたりしましたが結果的に私としては成功した作品だと思いますが「実写映画化」なると話は変わってくる。四宮かぐやを橋本環奈、白金御行を平野紫耀、藤原千花を浅川梨奈、石上優を佐野勇斗。
まだアニメも3月に放送終了したばかりの作品を9月に実写映画化に持ってきたのは、中々勇気がある選択だと思います。今作がどのような作品となっているか。早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います。
白金会長vs四宮副会長の恋戦が開幕!
お互いプライドが高い為、告白できない二人が時間が経過するにつれて「いかに相手に告白をさせるか」という恋愛頭脳戦が始まるのですが、前半は原作通りに進み後半はオリジナルストーリーとなっています。
前半で言えば原作通りのストーリーは正直よく出来ていると感じました。素直に面白い。原作のツンデレ同士で考えすぎて空回りになってしまうポイントなども上手に描かれていますし、ギャグ要素もかなり強いという印象を受けました。
正直、始まって10分くらいは「やはり失敗だったか」と思っていたのですが、段々と面白くなってきましたね。そのまま続けば良かったのですが後半のオリジナルストーリーはちょっとアレは無いかな。キャラクター設定と言いますか、キャラ崩壊していてファンからすると少しガッカリした。
ラストに「やはりまだまだ終われない」という雰囲気に持っていって原作知らない人は良かったかも知れないが、原作を知っている状態で見ると後半は残念である。
橋本環奈×平野紫耀が好きな人は「超良い作品」だったと思う
平野紫耀は今作の主題歌である「koi-wazurai」を歌っているKing&Princeのメンバーの一人でファンから見ると今作はかなり良かったのではないでしょうか。レビューサイトを見てみても「平野紫耀が出ているから観てみた」という人が多く、実際に私が観に行った劇場でも女性が7割ほどでしたね。男性がかなり少なかったです。
今作は「橋本環奈の魅力を最大限伝える為の映画」という印象を受けた。2010年に公開された木村拓哉主演映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は「木村拓哉のPV映画だ」と私は思っているのですが、今作では橋本環奈ゴリ押しとも感じれるほど、様々な一面が見れます。
観た人の中には私がヤマトに感じた「橋本環奈のPV映画だ」と思った人も少なくないはず。ただ橋本環奈の事を好きな人が見ると今作はかなり面白い映画だと感じたかも知れません。
原作者である「赤坂アカ」は今作のコメントで「映画だからと言って橋本さんや浅川さんに何をさせても良いと思ってませんか?(笑)と止める側でした(笑)。悪い大人がいっぱいいるなと思ってました(笑)」と話しています。
120分という映画にするよりは30分ドラマの方が魅力的だった?
結論を書けば面白い映画には違いなかったです。ただ原作は1話完結のものが多く30分アニメでは成功していましたが120分の実写映画化となると少し難しかったように感じますね。前半は原作通り、後半はオリジナルストーリーを入れるのであれば多少無理してでも120分原作からストーリー構成をした方が良かったように感じました。
ただ花火回を入れたのはかなり印象良かったですね。想像していたよりも良く出来ていましたし、藤原書紀の「チ○チ○回」も採用しれていた事にも驚きました。藤原書紀を演じた浅川梨奈はイメージと違っていましたが、声には驚きましたね。これは是非劇場で聞いてほしいと思います。
パンフレットでは「生徒会メンバーの座談会」として各キャストさんの今作について「共演して思ったこと?」「ラストシーンについて」など本編のネタバレが含む内容が掲載されているので、パンフレットは映画を観た後読むことにしましょう。
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(15) (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/07/19
- メディア: コミック
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