大人気コミック「キングダム」が実写化
キングダムコミック第50巻が2018年に達成し、その記念として今回の映画化が決まりました。キングダムというコミックを知らない人のために書くと紀元前3世紀の古代中国戦国時代末期を舞台とし、後の始皇帝となる王政と秦の武人である今作の主人公・信の活躍が中心となる作品です。
信を山崎賢人、王政を吉沢亮が演じています。今作の驚くポイントとしてキャストの豪華さ。長澤まさみ、橋本環奈、一ノ瀬ワタル、TERU、要潤、大沢たかお、宇梶剛士、満島真之介、本郷奏多など登場するキャラクターが多い分、出演するキャスト陣も非常に豪華となっています。
山崎賢人は一週間フレンズや氷菓、四月は君の嘘、そして来年にはヲタクに恋は難しいとアニメ実写化に度々出演していますが、どうなるのでしょうか。早速ですが感想とレビューを書いていきます。
ネットでも話題の「山崎ゴリ押し説」は特に考えなくても良かった
主人公の信を演じている山崎賢人。今回の実写化はコミックでいえば五巻までの「王弟反乱編」となっています。信が「天下の大将軍」の夢へと歩き始める大きな一歩となるストーリーですがネットで「山崎ゴリ押し説」というのを見かけました。
監督が「山崎賢人をこれでやる」というプロジェクトだった。という発言で炎上していました。レビューを見ても「山崎賢人のショットが多かった」なんて書かれてましたが、だって主人公だもの。山崎賢人ありきで作られた作品と言って炎上したと書かれていましたが主人公の信を見て「これは山崎賢人だ」とプロデューサーが判断したのであれば結果的に良かったのではないでしょうか。
作品を見れば今作の山崎賢人の演技は非常に良かったと思います。一週間フレンズやOrangeの際は違和感を感じたのですが原作好きの私が見ても違和感は無かったので、気になっている人がもしいれば、その点は問題無いでしょう。
キングダムの壮大さは十分再現できてると思う
コミック累計発行部数3600万部はかなり凄いですよ。Dr.スランプアラレちゃんより多いですから。それだけ売れている作品をキャストが良くても、他に違和感が感じればその時点で観客が冷めてしまいますが、キングダムの売りである「中華という壮大なスケール」は再現されていると言って良いと思います。
今回は「王弟反乱編」で王宮と信の住んでいた森などスケールは小さいように思えますが内乱での戦闘シーンは十分壮大さを感じることができました。
長澤まさみ、橋本環奈のイメージを大きく変えた
楊端和を演じた長澤まさみ。河了貂を演じた橋本環奈。この2つのキャラクターを観た人は驚いたことだと思います。個人的には映画銀魂を観た時以来の衝撃を二人に感じました。ドラマや映画に多く出演している二人ですが、今回のような役を演じているのは私は知らないので、新鮮さがありましたね。
橋本環奈のショートヘア姿というのも印象が残ったので、お二方のファンは相当珍しいものが見れたのではないでしょうか。
今作のキングダムは個人的に当たり!アニメ実写化がヒットを続けている
今作を観た感想を素直に書けば個人的には大満足でした。キングダムはコミック・アニメと両方観ましたが実写映画化は当たりだったのではないでしょうか。レビューも平均として5段階のうち4.1と好評なので期待できます。
驚いたことはキングダム初週で2周目に入る名探偵コナンを抜いて週間興行収入ランキング1位になったこと。これには非常にビックリです。名探偵コナンと重なってどうなるかとは思いましたが、まさかコナンを抜くとは思いませんでしたね。
パンフレットも非常に豪華です。私は「パンフレットでこの映画に力を入れているか解る」と書きますが、邦画作品の中でもトップクラスに豪華です。是非劇場で観た際に購入して読んでみてください。これにて映画「キングダム」の感想とレビューを終わりたいと思います!