「さよならミニスカート」というタイトルに惹かれて
このまんがに無関心な女子がいても無関係な女子はいない。第一巻の帯に書かれているフレーズとタイトルの「さよならミニスカート」が印象に残ったので購入してみました。「りぼん」で連載されているのでジャンルとしては少女漫画なのですが、男性にも読んで欲しい1冊だと思います。
この漫画が異例な事が1つあり連載開始に合わせ集英社が動画や試し読みが出来る特設サイトを公開しました。
連載開始と同時というのは異例だと思うのですが集英社の新編集長である相田聡一が「異例。この連載は何があろうと続けていきます。あなたに届けるために」という宣言をし話題となりました。この漫画を見てほしいというポイントを書いていくので気になった方は続きも読んで下さい。
「りぼん」から年齢・性別問わず読める漫画が登場したのがすごい
「りぼん」と聞くと少女漫画というイメージがありますが、その枠を超えて読める今作はまさに革命だと思いますね。主人公の仁那(にな)は高校1年生で女子生徒でありながらスカートではなくスラックスを履いています。
仁那は人気アイドルグループのセンターとして活躍していたのですが握手会のイベントで男性ファンに手首をナイフで切られたことにより男性恐怖症になってしまう。男を避ける生活を送っていたのですがクラスメイトである光と出会い心を開いていきます。
私が「女性に限らず男性も読んでほしい」と書いた理由として女性特有の悩み・怖さが描かれており、それは決して他人事ではなく男性にも知ってほしいと思ったからです。。気軽に買った本ですが内容に衝撃を受けて1巻、2巻と一気読みしてしまいました。
実際にアイドルが切られた、襲われたというニュースを聞きますが漫画で表現する事により仁那の心境などが非常に分かりやすい。「無関係な女子はいない」というフレーズがここまでピッタリと当てはまる内容の作品だとは正直ビックリしました。
気軽に読める漫画だからこそ読んでほしい作品
「漫画だから実際とは違う」という意見もありそうですが、私は漫画だからこそ読んでほしいという気持ちになりました。「りぼん」で連載されているので、そこまで生々しい描写は無いのですが、それでも今作を読んだ後は「どのように彼女たちは成長していくのだろうか」という気持ちと「犯人は誰なのか」と続きが気になります。
少女漫画を買ったことがない男性からすると抵抗あるかも知れませんがネット通販などで購入して読んでみてください。きっと自分の中で何かが変わる事だと思います。