まさかのBLEACHが実写化!
BLEACHと言えば私世代、すなわち平成生まれの人であれば一度は読んだことがあるであろう大人気コミックであり、アニメ化やゲームなど様々なジャンルで人気のある作品ですが今回は何と実写化されました。
主人公である黒崎一護を演じるのは福士蒼汰。朽木ルキアを杉咲花と「配役が適役か?」と聞かれれば正直微妙という雰囲気もありますが、実際に観てみないと解らないですね。気になるストーリーは。
幽霊が見えてしまう高校生・黒崎一護は、ある日突然、人の魂を喰らう巨大な悪霊「虚(ホロウ)」に遭遇する。命を狙われる一護と家族の前に死神を名乗る謎の少女・朽木ルキアが現われ虚に立ち向かうが、重傷を負ってしまう。窮地に追い込まれたルキアは最後の手段として、本来は人間に与えてはならない死神の力の一部を一護に渡す。それ以来、一護は高校生活を送りながら死神代行として戦いの日々に身を投じていく。(映画.com引用)
昨年公開された「東京喰種トーキョーグール」の実写化も驚きましたが、実際に観てみると完成度も高く納得の出来る作品となっていたのですが、今回のBLEACHはどのような仕上がりになっているのでしょうか。早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います。
酷評の嵐だったが、実際に観てきた感想!
酷評の嵐となってしまった今作の実写化「BLEACH」。実際に観てきた感想としては昨年公開された東京喰種や亜人には及びませんが、まぁまぁの出来栄えという感じでしょうか。原作を持っている一ファンとしては「BLEACHを実写化すればこんな映画になるであろう」という予想範囲だったので納得です。
BLEACHは舞台化などされているので、衣装や小物などは細かい部分まで再現されているので、そちらも納得の出来でした。
ルキアと一護が稽古をしている時、茶渡と井上さんが土手で見ている中、話しかけていた浦原さんの存在は違和感ありましたね。制服姿を来た高校生や一般人の中に、この衣装で立って歩いていくのですから、中々笑えました。
虚の完成度の高さは予想通り良かった!
東京喰種の際に日本のCG技術もここまで到達したかと思って見ていましたが、やはり虚もCGで作られていて歯一本一本から爪まで。ホラーではないですが、見ている人に「恐怖感」を与える色彩などは見ていて素晴らしいと思いました。
滅却師の武器である弓もCGで作成するとこのような感じになるのかと思いましたね。特撮作品で「牙狼-GARO- 闇を照らす者」で弓を使う魔戒騎士がいましたが、それを連想させる造りとなっていました。
恋次の蛇尾丸もCGで作成されていましたが、これも良い出来でした。自由自在に伸縮し車を持ち上げたり、切ったりするシーンは原作と変わらずファンも納得だったと思います。
原作ファンの1人として辛口コメントするのであれば・・・。
キャスティングなどは見てしまえば以外と慣れるのですが、斬魄刀がシンプル過ぎると言いますか、重さを感じさせないのは少し残念に思えました。ハッキリ言ってしまえば模擬刀の雰囲気が演技で隠せてないというべきでしょうか。
後は一護が死神姿になって戦ったのが前半と後半の限られたシーンだけという事。物語を進める上で仕方ないシーンだけ死神として戦った結果、アクションシーンが非常に少ない結果となっている。これはBLEACHを実写化したのに非常に勿体無いと思いました。「死神代行編」はまだ一護が力に慣れてないので仕方ないのですが、もう少し魅せ方があったようにも思えます。
ラストに「死神代行編」という文字が!「尸魂界編」もあるかも!?
今作のタイトルが「BLEACH」だけで変だなとは思っていたのですが、やはりラストで「尸魂界編」を作成しそうな終わり方でしたね。
ただ最初にも書いた通り酷評が多いので続編が作成されるかは、正直「35~40%」という所ではないでしょうか。今作の死神代行編は限られた108分という時間で作成されているので原作を観ていない人には良いかも知れませんが、色々な話が飛ばされているので尸魂界編はどのように作るのか。もし作成されるのであれば是非観てみたいですね。
興味があるならば是非観てほしい、だがBLEACHファンの人はオススメしない
今作を観たい人はレビューや前評判などは一切無視して、とりあえず観てみる事をオススメします。しかし原作をすべて読み、アニメも観た程BLEACHの大ファンだという人はオススメしない。私は後者ですが「BLEACHの完全実写化」といよりは「BLEACHを実写化」と思い観たので、それほど嫌悪感は無かったです。
パンフレットでは黒崎一護を演じた福士蒼汰やルキアを演じた杉咲花のコメントは勿論、原作BLEACHの魅力は本作を観る上で注目して欲しいポイントまで掲載されているので映画館に行った際には是非買って読んでみてください。
これにて映画「BLEACH」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んでいただき有難うございました。
映画 BLEACH 写真集 DEATHBERRY DAYS DOCUMENT
- 作者: 久保帯人,菊池修
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
BLEACH モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 久保帯人
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/09/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る