近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

『映画』全編ワンカット撮影に鳥肌が立った「1917 命をかけた伝令」が最後まで目が離せない映画だった

まるで自分自身が一兵士であるような臨場感

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英国の演出家であり映画監督でもあるサム・メンデス。初監督作品である「アメリカン・ビューティー」は第72回アカデミー賞作品賞を受賞しました。その後「007スカイウォール」「007 スペクター」など大ヒット作を次々と出しましたが、今作の「1917 命をかけた伝令」では第77回ゴールデングローブ賞「ドラマ賞」「監督賞」を獲得し、第92回アカデミー賞では「撮影賞」「視覚効果賞」「録音賞」と3冠を獲得しています。

 

今作の凄い所は「全編ワンカット撮影」だという事。通常であれば編集点を作成し、映像を繋ぎ合わせる事によりストーリーを作成しますが、今作は見事なワンカット撮影が出来ているので、その点に注目したいと思います。

 

舞台は第一次世界大戦が舞台となっており、若き英国兵が遠方ある連隊に情報を伝える為に危険な前線に向かい限られた時間で向かうのが今作のストーリーとなっています。早速ですが、感想とレビューを書いていきたいと思いますよ!

 

”ワンカット撮影”ですが「キレイな編集点」でワンカット撮影のように見える

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若き2人の兵士が将軍に呼び出され「至急、この情報を伝えろ」と命令する場面から物語がスタートする。ワンカット撮影と書いていますがずっとワンカット撮影で流れている訳ではないです。この点は難しいのですが言い方を変えると「ワンカット撮影のように見える編集の仕方」が正しいのかも知れません。

 

しかしそれが非常に上手なんですよ。例えば気を失ってしまい目が覚めると夜になっていたり。何も建物も無かったはずの草原ですが、2人が会話しながら歩いた先に急に建物が現れたりするのですが、その建物も急に現れたが、それも特に違和感もない。

 

しかも今作にはVFX技術が使われています。ワンカット撮影の映画を作成するのも難しい中、更に違和感の無い繋ぎの中VFX技術を入れなければならないというのは並大抵の事じゃないですね。私もVFXというよりもCG分野の技術を多少経験した事がありますが、だからこそ解るのは小さなミスがワンカット撮影という自然な流れを大切にしている作品の致命傷になってしまう。実際に見てみると違和感どころか、まるで自分が一兵士になったような緊張感と臨場感が楽しめました。これに関しては素直に感動です。

 

是非ともIMAX対応の映画館で観て欲しい作品

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今作はIMAXで視聴する事を意識して作成されているので、是非近くの劇場でIMAXが対応しているのであれば観て欲しいです。今作のVFXを担当した技術者が凄いと思ったことはIMAXという超大画面で観る事を全体で作成している事はVFX技術担当は高解像度で観ても解らないほど、細かな作業をしなければならなくなる。

 

実際に私もIMAXで視聴しましたが、今作が「視覚効果賞」「録音賞」を獲得している理由がよく解った。臨場感ある音に対し、キレイなVFXが違和感なく仕事しているので観ている観客は実際に戦場で撮影されているような映像を観ているような気分になります。少し前に公開された「ダンケルク」でも臨場感が凄いと感じました。

 

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ダンケルクもIMAXを意識して撮影された作品ですが、臨場感で言えば今作の「1917 命をかけた伝令」の方が圧倒的に素晴らしかったと言えます。

 

ラストシーンには鳥肌!こういう流れになるのかと関心した

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今作のラストシーンには本当に鳥肌が立ちましたね。「なるほど!こういうラストになる訳かぁ・・」としんみりします。そのラストは是非劇場で観て確認してみてください。今作のストーリーはサム・メンデス監督の祖父から聞いた話が元となっています。祖父はイギリス軍で伝令を務めていたそうで、今作の撮影はフィクションという訳でないようですね。

 

米国では全米11館での限定公開でしたが2020年1月に全米公開され週末興行収入1位となるまでになりました。米国では公開されて7週目になりますがまだ3位と非常に高評価となっています。日本ではまだ発表されていませんが、私としては多くの人に観て欲しい映画ですね。これにて今作のレビューを終わりたいと思います(完)

1917

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  • アーティスト:Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Sony Classical
  • 発売日: 2019/12/20
  • メディア: CD