あの銀魂が実写化!
数多くのアニメや漫画が実写化されている中、ついに銀魂までもが実写化となりました。監督は「勇者ヨシヒコシリーズ」「HK 変態仮面」「映画:斉木楠雄のψ難」などの福田雄一監督により実写化となりました。さて、銀魂のストーリーを知っている人も多いと思いますがあらすじは。
宇宙人に支配された江戸で万事屋を営む侍・坂田銀時と仲間たちの活躍を描く。江戸時代末期、宇宙から襲来した「天人(あまんと)」が日本を開国。天人の台頭と廃刀令により、侍は衰退の一途を辿っていた。そんな中、未だに侍魂を堅持する風変わりな男・坂田銀時は、廃れた剣術道場の息子・新八や、戦闘種族である夜兎族(やとぞく)の少女・神楽と出会う。彼らが営む万事屋の周囲では、次から次へと事件が巻き起こり……。(映画.com引用)
では、早速レビューと感想を書いていきたいと思います。
映画を観てみるとキャストに違和感を感じない完成度
小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥、新井浩文、吉沢亮、早見あかり、ムロツヨシ、長澤まさみ、岡田将生、安田顕、中村勘九郎、堂本剛....etc。豪華キャストの銀魂なのですが予告編の約2分程度の映像だと違和感があったのですが映画が始まり、ストーリーが進むに連れて違和感がなくなってくる。
例えば坂田銀時を演じる小栗旬の場合は突っ込みの強弱。そしてシリアスなシーンでは真剣な顔になり、その後はまた崩れた顔になる。銀魂に登場する坂田銀時を見事に演じていると思った。勿論、志村新八を演じる菅田将暉や神楽を演じる橋本環奈も素晴らしい演技です。
6:4の割合が良いバランスだと思った
この「6:4」というのは「ギャグ6:シリアス4」という割合なのですが、私は良いバランスだと思った。これが5:5でも4:6でも違ったでしょう。やはり銀魂といえばシリアスなシーンもありますが「コメディ漫画」というジャンルなので「面白さ」は必要だと思う。しかし普通のコメディ映画よりは観客の笑う声が全般を通して多かった。
それは「コメディ6:シリアス4」だからです。緊迫した空気の後にツイ笑ってしまうネタやギャグというのは観ていて良い気分にさせられます。同じジャンプ作品のネタは勿論の事、某有名作品のパロディなど「え!?これは大丈夫なの!?」と思える作品が登場するのは、さすが銀魂らしいと思いました。これは観た人はビックリする事間違い無しです。
CGを使った銀魂の世界観も見どころ!
銀魂の世界では天人が乗る宇宙船が登場しますが、宇宙船はCGで作成されていましたね。ラストの新撰組と高杉晋助率いる攘夷集団の舟が接近し砲撃などを撃つシーンがありますが、上手に作成されていると思います。
海上や空中などキャストが立ち回りする以外の場所はすべてCGで作成されていますが、違和感なくCGからセットへと変わる撮影技術は好印象でした。定春は当初、きぐるみだったらしいですが無難なCGで決着したそうです。しかしCGになった定春も安定の可愛さですね。
戦闘シーンは勿論迫力満載!
今回の銀魂は単行本10~12巻でストーリーが進んでいます。特にメインである11~12巻の「紅桜編」なのですが初期の作品の中でも人気の高いストーリーですね。
勿論ギャグもオススメなのですがシリアスなシーンもオススメ。特に坂田銀時と岡田似蔵の戦闘シーンは迫力満載です。紅桜が岡田似蔵を操る為に腕などからカラクリが出て来るシーンがあるのですが、それは勿論CGながらも観ていて見事なものだと感心します。中盤~終盤になるにつれて戦闘が激しくなっていき観ている観客を興奮させてくれますね。
想像以上の出来栄えに驚いた作品だった
想像していたよりも完成度が高く、原作ファンだけではなく銀魂をあまり観たことがない人でも楽しめる作品に仕上がっていると思います。アニメや漫画の実写化は厳しい目で観られてしまう傾向があり、実際に私も原作ファンの場合は厳しい目で観ますが、今回の銀魂に関しては成功なのではないでしょうか。
今年の夏は映画館で笑いたいと思っている人は「銀魂」がオススメですよ!