ワイルド・スピード最新作は相性最悪の二人組!?
ワイルド・スピード最新作である「ワイルド・スピード/スーパーコンボ(Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)」を早速ですが視聴してきました。ワイルド・スピード最新作というよりは今回はサイドストーリーと言ったほうが良いでしょうか。
前作の作品「ICE BREAK」の後となるストーリーですが、今回は元FBI捜査官であるルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)と元イギリス軍特殊部隊であるデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が手を組むという何とも思い切った考えられなかった組み合わせですね。
今回そんな2人が集められた理由は「行方をくらませたMI6の女性エージェント・ハッティを捜索して保護してほしい」という協力要請が入ります。MI6が極秘で動いていたミッションは「全人類の半分が死ぬ」というバイオウィルスの奪還。しかし奪還した直後、邪魔が入りハッティは急遽、自分の体内にウィルスを注入し持ち帰ろうとするが、ブリンクストン率いる謎の精鋭部隊の工作によりハッティが他の隊員を殺し、ウィルスを奪ったように仕向けます。
ブリンクストン役を演じているのはアベンジャーズシリーズや今年公開される「キャッツ」などにも出演しています。米雑誌「ピープル」が選ぶ「最もセクシーな男性」に選ばれた程、カッコいいです。では、早速ですが今作「スーパーコンボ」の感想を書いていきたいと思います。
前作では仕方なく共闘したが因縁は非常に深いが「面白い」
前作のICE BREAKでは少し距離が縮まったかと思いきや、今作を観ると2人の因縁は相当深そうです。今作の前半は8割ほど2人が口論してお互い暴言を吐き合ってるシーンが続きます。そんな2人の仲裁というべきか、止める役となっているのが今回の重要人物であるハッティ。ハッティの名前は「ハッティ・ショウ」という名前でショウの妹になります。
そんなハッティの事が少し気になっているホブスと妹の命を守る為に頑張るショウ。口論している2人がいざという時には息がピッタリですね。ショウが運転をしている時にはホブスが攻撃をし、どちらかがピンチの時には手を貸す。なかなか良いコンビでしたね。ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサムはアクション映画を数多く出演しているので2人のアクションシーンは今作の目玉と言っても良いでしょう。
ただ「ワイルド・スピード」という名前は付いていますが、車が数多く登場するという訳ではなく「カーアクション」というのは全体を通して前半の少し、後半のメインとなります。私としては後半のメインであるアクションシーンで車が使われているので結構満足だったのですが「ワイルド・スピードらしい」という演出は少なかったように思えます。
ジェイソン・ステイサムが運転していた車は?
映画内でショウが運転していたのはマクラーレン720Sとなっています。馬力は537kWと日本で走らせる場所が無い程の馬力ですね。最大馬力は720kWとなっています。0~100km/hは驚異の2.9秒。約3秒で100km/h超えるというのは化け物ですね。お値段も4000万~5000万円程となっています。
実は今回のマクラーレン720Sはワイルド・スピードシリーズで度々登場していますがジェイソン・ステイサムが運転するのは初めて。テストドライブの際にも乗り終わった後、非常にいい笑顔だったとか。今回映画の為に数台用意したという高級車ですが、今作の前半で良いアクションとして登場するので是非観てほしいです。
今作はショウやホブスの家族構成なども明らかになる!
妹が登場し、母親は刑務所にいるショウですが今までホブスの家族に関する情報は一切なかったのですが、今回なぜホブスが家族の話をしたがらないのかが明らかになります。
ショウと妹がなぜ全く違う生き方になるようになった理由なども描かれており、ワイルド・スピードシリーズを観てきた人でホブスとショウのファンは多いと思いますが、今作を観た後だと2人がより一層、好きになると思います。
ワイルド・スピード史上最もハチャメチャなアクション!!
今作のアクションはショウやホブスのキャラクターを生かしたアクションとなっているので、2人の性格が全面に出ているのが面白いですね。共通して二人共「負けず嫌い」という特徴があるので、その性格が今作の”面白さ”として現れているのは個人的に高評価のポイントでした。
パンフレットではProductionNoteのコンテンツが多く、劇場を観た後だと「あのシーンは○○○で撮影されていたのか」と新しい発見があったりと面白いので、劇場に行った際には是非購入してみて下さい。これにて映画「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」の感想とレビューを終わりたいと思います。