1995年大ヒットした「ジュマンジ」の続編
原作は実は絵本でジャングルをテーマにしたボードゲームについての物語で、プレイヤーである姉妹がゲームしていると本物の動物や魔法といったゲームの世界でしかありえない出来事が現実に現れるようになります。
そして1995年公開された「ジュマンジ」では原作を元に制作されていますが、アランという少年が主人公で父と子の絆が深くなっていくストーリーとなっています。1995年で当時はまだ珍しかった3DCGをふんだんに使っている事から話題となりました。
そして2018年公開された今作は前作から20年後を舞台としストーリーが進んでいく事となります。さて、気になるストーリーですが。
高校の地下室で居残りをさせられていた4人の生徒たちは、「ジュマンジ」というソフトが入った古いテレビゲーム機を発見する。早速そのゲームで遊ぼうとする4人だったが、キャラクターを選択した途端にゲームの中に吸い込まれ、各キャラクターのアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。マッチョな冒険家やぽっちゃりオヤジなど本来の姿とかけ離れた姿に変身した彼らは、ゲームをクリアして現実世界に戻るため、それぞれ与えられたスキルを使って難攻不落のステージに挑む。(映画.com引用)
前作が大ヒットした作品なだけに今作はどのような作品に仕上がっているのでしょうか。早速感想とレビューを書いていきたいと思います。
中身は高校生の主人公たち
ひょんな事から「ジュマンジ」のゲームを起動してしまい、ゲームの世界に入ってしまった高校生たち。彼らは決して仲良くはなく、それどころか相性は悪いと言っても良いかも知れない。スペンサーはアレルギー体質の気弱であり、フリッジは勉強が苦手なアメフトのスーパースター、マーサはシャイで真面目、ベサニーは美人で自惚れ屋さん。
そんな彼らがジュマンジの世界では個性的なキャラクターとなりゲームを攻略する事になるのですが一番最初に興味が出るのはスペンサーが選んだブレイブストーン博士。
ワイルド・スピードシリーズでお馴染みのドウェイン・ジョンソンが個性的過ぎて面白い。きっと彼が演じた作品の中で「高校生を演じる」というのは無かった事だと思います。作品内で「泣いちゃ駄目だ、泣いちゃ駄目だ」というセリフがあるのですが、それがドウェイン・ジョンソンから聞けるというのは今後無いかも知れません。
ベサニーが選んだオベロン教授。演じたのはジャック・ブラックなのですがスクール・オブ・ロックやハイ・フィデリティなどがありますが、最後まで女言葉で話していたのも個人的に面白いポイントの1つでした。
やはり3DCGは前作同様にGOOD!
「人食いサイ」から逃げるというシーン。このシーンではヘリに乗ったもの、敵からの攻撃でヘリ上部パーツが取れてしまい低空飛行で飛ぶ事になってしまった。そこでブレイブストーン博士がヘリ上部のパーツをはめ込み無事脱出するというシーンですが、やはり3DCGに関しては良い出来栄えだと思います。
追いかけているサイも3DCGだと解るのですが、周りの崖、ヘリなど。総合的に良い出来栄えなので緊迫したシーンが出来上がっていますね。その他にもカバやジャガー、蛇などCGの出来栄えは合格点と言えます。
友情有り、愛情有りのストーリー
決して交わる事がない性格の高校生たちがゲームをクリアする事に友情を深め、または愛情になったり。そういった絆の変化というのは前作のジュマンジから継承されている点の1つだと感じました。
前作は親子の絆ですが、今作は友情の絆。「3回死ねばゲームオーバー」という試練が待ちながらも仲間を思いやる気持ち、絶対に元の世界に戻るという勇気。ジュマンジというゲーム内でプレイヤー同士が成長する過程は在り来たりながらも観ていて面白かった。
アクションシーンも勿論必見
ブレイブストーン博士を演じるドウェイン・ジョンソンは勿論の事、ラウンドハウスを演じるカレン・ギランのアクションも要必見と言えます。
カレン・ギランは「ドクター・フー」やマーベル映画「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」などアクションシーンが多い役柄が多いのですが、今作もそのアクションは健在。音楽のリズムに乗りながら戦う「リズムアクション」。そういったユニークスキルも彼女だからこそカッコよく見えてしまう。その他にも様々なアクションシーンで活躍しているので、是非劇場で観てもらいたいです。
世界興行収入9億ドルという大ヒット作品!
日本ではリメンバー・ミーが興行収入1位になり2位はボスベイビー。ジュマンジは初登場3位という結果となりました。
世界興行収入では9億円という大ヒットを記録しているジュマンジですがカスダン監督は「子供が大人の体に入ってしまったというコンセプトが最高のコメディ要素だったのではないだろうか」とコメントしています。
パンフレットは通常のパンフレットと違い少し面白い試みがされていました。まるで地図を開いているかのようにパンフレットを見ることが出来「ENJOY! ジュマンジ攻略本!?」と書かれた冊子は4人のライターさんによる対談が書かれています。
今作のパンフレットは非常に盛りだくさんのコンテンツなので劇場で是非買ってみてください。これにて映画「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。
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