大ヒットし過ぎてまさかの続編!
前作「銀魂」がまさか続編として今年公開されるとは昨年観た人は誰が思ったでしょうか。まさかの大ヒットで昨年の邦画ランキング1位を獲得し、その後「続編決定」という発表があった時はビックリしました。
今作は「真選組動乱篇」と「将軍接待編」を融合したストーリーとなっています。この2つは前作の「紅桜篇」と同様に原作でも人気の高い作品となっているので、ファンの人は「この2つを実写化したのか!?」と驚いたかも知れません。さて、気になるストーリーですが。
金欠で家賃も払えない万事屋の3人は、ついにアルバイトをすることを決意。しかし、バイトに行く先々で天下の将軍様と遭遇する羽目に。同じ頃、内紛に揺れる「真選組」はかつてない危機に見舞われていた。それはやがて将軍をも巻き込む陰謀へとつながり、江戸中で大騒動が勃発。万事屋と銀時も最大の危機に立ち向かうことになる。(映画.com引用)
前作が大ヒットした銀魂ですが今作「銀魂2」はどのような仕上がりになっているのか。早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います。
前作同様にギャグシーンが満載!?まさかのネタもありで面白い
前作は放送ギリギリと言いますか。グレーに近いアウト満載のギャグでしたが、今回もその路線は崩さず、ギリギリアウトなネタが満載でした。全部は書きませんが90年台を代表する漫画や大人気ドラマのパロディ、そして前作も登場したあの監督の作品までもが登場し、観ていて笑ってしまうシーンばかりでした。
また将軍接待篇などは本当に面白いですね。原作でも面白かったのですが、実写化となるとこんな表現になるのかと。
将軍を演じた勝地涼さんは「将軍というのはしゃべりで笑いが取れないので、とにかく鍛えようと3ヶ月週6でジムに通い食事制限もしました。脱いだ時に「将軍なのになぜおんな良い体しているんだろう」という笑いを狙ってみました」とコメントしています。
キャバクラで脱いだ時に確かに思いましたが、この時のためにそんなトレーニングをしていたというは”さすが”ですね。
真選組動乱篇、今作はアクションが多め
今作は伊藤鴨太郎(三浦春馬)と河上万斉(窪田正孝)などがキーポイントとなっています。原作では土方の刀が「柳生篇」で傷つけられてしまい、新しい刀を貰った土方がオタクの「トッシー」としての人格が現れてしまう。というストーリーですが、今作では柳生篇が無い為、伊藤鴨太郎がヘタレになるというチップを土方に埋め込み、真選組を追い出そうとします。
今作がファンの間でも人気が高い理由は銀魂のストーリーの中でもギャグは勿論あるが、ストーリー構成が良くラストは一度観ると忘れない。と思える程完成度が高い事が理由だと私は思います。
アニメでは101話から105話までのストーリーですが観たこと無い人はHuluなどで視聴する事が出来るので、映画を観た後にでも是非観てほしいと思います。
福田雄一監督が語る今作の出来栄えは?
実は福田雄一監督は前作の撮影中に万事屋メンバーと「パート2があったら将軍接待篇をやりたいね」と会話していて続編が決まった時に「それは絶対にやらなくてはいけない」と思っていたそうで、今作の1つに決めたそうです。ただ前作で「カッコよかった」「感動した」という声を貰った時にギャグだけではなく「ギャグ+熱い話」が混ざってるから「銀魂なんだ」と思い「真選組動乱篇」を加える事にしたそうです。
またキャバクラのシーンは実は監督のこだわりがあり、あのシーンだけはコミックをアレンジしないで原作に忠実に再現したとコメントしています。キャバクラのシーンが一番精神的に余裕がなく緊張したようですが、役者さんたちが本当に楽しそうに遊んでくれて、それが幸せだったようです。
列車のセットはUSJのアトラクションのようなセットを作り、役者さんも豪華で撮影した今作は確実に前作を越えれる出来になったと語っています。
私個人的にも前作は間違いなく越えていると思ったので、その気持ちは観た人に届いている事だと思いましたね。
今年の邦画ランキング1位は狙えるのだろうか!?
週間興行収入ランキングでV3を達成していた「劇場版 コード・ブルー」を破り見事1位に輝いた銀魂2。劇場版コード・ブルーは100億突破は難しそうですが、それに近い興行収入になると予想されているので、2018年邦画ランキング1位と狙うには「名探偵コナン ゼロの執行人」の83億円を超えるか、もしくは現在公開中のコード・ブルーか。
どちらにしても90億を超える事が出来れば大丈夫そうですが、今回は厳しいかも知れません。名探偵コナンは毎年右肩上がりで凄いの一言なのですが、コード・ブルーが大ヒットしているので、それを抜かす事が出来るかは怪しそうですね。
ただ前作以上に完成度の高い作品になっているので、是非劇場で観てほしいです。
今作もパンフレットを購入してきました。やはり銀魂。パンフレットの力の入れ方が凄いですね。パンフレットのページ数も多いのですが、中も豪華で「さすが銀魂!」だと思います。監督のコメントから各出演陣による今作出演に対する思いなど銀魂2を観た後で楽しめるコンテンツがたくさん掲載されているので、是非劇場で買ってみてくださいね。
これにて映画「銀魂 掟は破るためにこそある」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございます。