大人気コミックを実写化
月間デザートで「ろびこ」により連載されていた大人気コミック「となりの怪物くん」が菅田将暉×土屋太鳳主演で実写化となりました。原作は読んだこと無いですがアニメでは観ていたので、今作がどのような作品に仕上がっているのか気になったので劇場で観てきました。気になるストーリーですが。
イケメンで天才だが予測不能な行動で周囲から怖がられる超問題児の春と、冷静かつ淡白なガリ勉の雫。お互い友達が1人もいない2人は高校入学直後に隣の席になり、不登校の春の自宅に雫がプリントを届けに行ったことで知り合う。それ以来、春は雫にすっかり懐いてしまい、はじめは無関心だった雫も、春の純粋さに触れるうちに少しずつ惹かれていく。やがて2人の周囲には夏目、大島、ササヤンら個性豊かな友達が増え、春のライバルであるヤマケンの登場によって三角関係まで勃発する。(映画.com引用)
菅田将暉と土屋太鳳という最近の邦画作品ではトレンドと言える2人の主演映画なので演技なども注目したいですね。喜怒哀楽が激しい春と、蛋白で勉強ばかりしている雫。イメージとしては主演お二人とは、どちらかと言えば「逆」とも思える印象があるキャラクターですね。では、早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います。
菅田将暉の演技は完璧だった!
当初、春役を菅田将暉と聞いた際には「えっ」という気持ちになった。何せこの作品は「高校生の恋愛」なので25歳となっている菅田将暉はどうなのだろうか。と思っていたのですが、作品を観ると多少の違和感を感じる事はあったものの春としてのキャラクターにはピッタリと思える演技だったので良い意味で期待を裏切られたと言えます。
イケメンで賢く、身体能力抜群と様々な才能に恵まれた春だが、どこか淋しげな表情。そして春の繊細な悩みなどが演じられていたので観終わってみると「納得」という一言ですね。今回の春を演じた際に以下のコメントを残しています
春を演じる際に姿勢や発声は特に意識しました。春の姿勢や発声というのはちゃんと理屈があって動物と一緒で、警戒しているから上目使いで腰を引いて威嚇するようになるし、警戒を解いた相手にはフニャとなる。そういった意味では春のベースは完全に動物でした。
警戒しながらも仲間には笑顔になるという切り替えは難しかったと思いますね。雫を友達と認め、好きになってからの行動なども注目して欲しいと思います。
土屋太鳳は演技の幅が広がったように感じた
勉強ばかりしている雫が春やあさ子、宗平、賢二と出会い変わっていく事となりますが最初は冷静で「友達なんかいらない」という女の子なのですがクラスメイトから友達になり、次第に表情に変化が見られる雫を演じた土屋太鳳は演技幅が更に広がったように感じます。
目の動きや驚いた顔、嬉しい顔、悲しい顔。喜怒哀楽に疎かった少女が段々と普通の女の子になっていく演技は上手だなと思います。雫を演じた土屋太鳳は以下のようなコメントを残しています。
原作を読めば読むほど言葉が刺さって雫ちゃんに共感する部分が多かったです。人と繋がりたいけど繋がれないという部分が似ていて私自身、小さい頃から感情をうまく言葉に出来なくて中々理解してもらえないことがありました。だからこそ、雫ちゃんや春が頑張って人とつながろうとしていく姿に感動しました
雫と春がどのように変化していくのか。劇場で是非見てほしいと思います。
西野カナの歌が作品とマッチしていた
様々なシーンで西野カナの曲が流れるのですが、シーンとマッチしていてより一層今作を面白いと思える1つだと思います。「Best Friend」「Call Me Up」「LOVE&JOY」「このままで」「Wishing」。そして今作の主題歌である「アイラブユー」。
今作の主題歌の作詞も西野カナが作成されているのですが以下のようなコメントを残しています。
主題歌である「アイラブユー」は、女の子の本音がたくさんつまった”メッセージソング”となっています。お互いに不器用ながらも、次第に心を通わせていく春と雫をイメージして作りました。
今作の主題歌であるアイラブユーを聞いた時に春や雫だけに当てはまらず高校生の繊細な恋愛に当てはまるので歌詞を見ると共感出来る人も多いと思います。映画を観た後、この曲を聴くとより一層意味が解るので是非観て聞いて欲しいですね。
中高生の甘い恋愛を感じたい方にオススメ
原作を観たことがない人でも今作を観た後、原作を見ても良い作品だと思えます。原作が好きな人でもイメージが壊れる事がないストーリーとなっているので、私はオススメ出来ますね。ただ今週は先日更新しました「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」が公開されているので、そちらの方が圧倒的に強い人気があります。
そして同じく「ママレード・ボーイ」も公開されているので強敵が多いですね。
パンフレットでは映画に度々登場するニワトリ「名古屋」の裏話などが書かれており、面白かったです。各出演陣の以外な一面など「撮影現場レポート」で掲載されているので是非劇場で買って読んでみてください。
これにて映画「となりの怪物くん」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。
となりの怪物くん ろびこイラストレーション SPECIAL EDITION
- 作者: ろびこ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/20
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る