2017年興行収入ランキング
2018年もすでにGWに突入するのですが、個人的にこの記事を書くのが遅くなってしまいましたが「2017年映画の話」を書いていきたいと思います。実は以前にもこんな記事を書いています。
この時はランキング形式で観た映画の感想を書いたのですが今回は「興行収入」。すなわち映画界はどうだったのか。という話をざっくりと書いていきたいと思います。
2017年映画興行収入ランキング
1:美女と野獣 124億円
2:ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 73億4000万円
3:怪盗グルーのミニオン大脱走 73億1000万円
4:名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) 68億9000万円
5:パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 67億1000万円
6:モアナと伝説の海 51億6000万円
7:SING/シング 51億1000万円
8:ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー 46億3000万円
9:映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 44億3000万円
10:ラ・ラ・ランド 44億3000万円
11:バイオハザード:ザ・ファイナル 42億7000万円
12:ワイルドスピード ICE BREAK 40億5000万円
13:銀魂 38億4000万円
14:劇場版ポケットモンスター キミにいめた! 35億5000万円
15:君の膵臓をたべたい 35億2000万円
16:メアリと魔女の花 32億9000万円
17:映画妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン! 32億6000万円
18:スパイダーマン/ホームカミング 28億円
19:劇場版ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール- 25億2000万円
20:忍びの国 25億1000万円
1位~20位までまとめてみました。1位の美女と野獣は100億円突破という興行収入は話題となりましたね。さて観てみると話題になった「ラ・ラ・ランド」は10位と以外と低い順位と感じますね。映画上位を観てみるとやはり日本での興行収入は特徴があります。
やはりアニメは非常に強い
日本の興行収入ランキングを観ていると1位~3位までは米国でも人気があった作品と言えますが4位の名探偵コナンは日本発ながらも毎度興行収入を更新し邦画作品の中では1位を記録しています。現在公開中の「名探偵コナン ゼロの執行人」はすでに16億円を突破していて、GWでどこまで興行収入を伸ばせるか。注目したいです。
私としては興行収入ランキング19位に「劇場版ソードアート・オンライン オーディナル・スケール」が入っている事が驚きです。私も実際に観てきました。
劇場版ソードアート・オンラインは本当によく出来ていると感じます。映像や音楽、どれを取っても他の映画に負けていない要素が数多くありましたが、深夜アニメが19位に入るという事は世の中が変わってきている証拠ですね。「劇場版Fate/Staynight」も14億5000万円という興行収入も凄いと感じます。
ただアニメを映画化すれば売れるというものではなく「ひるね姫~知らないワタシの物語~」は5億8000万円とあまり伸びませんでした。
「ひるる姫」はオリジナルアニメーション映画なのですが、少し子供過ぎるような。「東のエデン」「攻殻機動隊」などを手がけた神山健治監督という事で少し期待し過ぎたのかも知れません。
今年もすでにアニメ作品が数多く上映されていますが2018年のアニメ興行収入はどうなるか注目したいと思います。
実は注目してほしい「松竹株式会社」
2017年の年間興行収入は156億5002万円。前年度(2016年)は興行収入187億円という歴代2位を記録しました。その年は「映画 聲の形」や「HIGHT&LOW THE MOVIE」などが売れ良い成績を残しました。2017年は約14%のダウンとなっていますが、実は松竹株式会社の映画成績というのはここ最近100億円を超えるようになっています。2010年頃は100億円を超える事がなく力を入れ始めたのが2014年。それ以後は100億円を超える年ばかりとなっています。2017年の興行収入を見てみると。
2017年 松竹株式会社 興行収入ランキング
1:HIGHT&LOW THE MOVIE2 13億3900万円
2:HIGHT&LOW THE MOVIE3 13億1000万円
3:東京喰種 10億9700万円
4:劇場版 黒子のバスケ LAST GAME 10億5700万円
5:PとJK 10億900万円
6:家族はつらいよ2 9億3100万円
上位5作品が10億円位上の興行収入となっているのは非常に大きいですね。原作コミックを実写化した作品が多いのですが例えば「一週間フレンズ。」や「覆面系ノイズ」「兄に愛されすぎて困ってます」など興行収入を伸ばせた理由の1つと言えますね。
アカデミー賞を受賞した「ムーンライト」は本当に凄い作品
2017年公開された映画の多くはBlue-rayやDVDなどで発売・レンタルされているのですがアカデミー賞を受賞した「ムーンライト」をTUTAYAで借りて観たのですが映画を観ているというよりも「小説をじっくり読んでいるような感覚」になりました。
2016年全米メディアがムーンライトをベストムービーとしてあげている程絶賛されていましたが、みてみると納得です。私が”小説を読んでいるような感覚”と書いたのは皆で感想を言い合うような映画ではなく1人でじっくりと見て「あ~良かった」と感じるのがベストな作品だと思います。
レンタルで借りたものなのでムーンライトの感想とレビューを書いていないのですが私としては「何度見ても新しい発見があり、美しく様々な愛がある事を知れる作品」と感じます。日本では「この世界の片隅に」が絶賛されたように「ムーンライト」も数年、数十年後と残こすべき作品と言えます。
アニメーション無しでは日本の興行収入は伸びない
今年の冒頭くらいに「映画ランキングからアニメを外す」という何ともガッカリな記事が話題になった時に私も一言書きました。
2017年興行収入ランキングを見てもらうと解る事なのですが上位20作品のうち9作品がアニメーション作品であり「銀魂」「忍びの国」は原作コミックがある事を考えると到底「アニメを除外」したランキングが正しいとは思えない事が解ります。
今年に入り「リメンバー・ミー」や「ボスベイビー」「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」と話題になっている作品が数多く存在しているので今年もアニメーション映画が興行収入ランキングに入る事は間違いないと思います。
ざっくりとなりましたが「2017年映画の話」はどうだったでしょうか。すでに今年で24本映画を観ている私ですが夏頃に上半期ランキングを書いていきたいと思います。その時は是非見てみてくださいね!
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