聞く能力あってこそのコミュニケーション能力
私のブログ内でも「コミュニケーション能力」について何度も書いてきました。
こちらは古い記事ですが「ネット内でのコミュニケーション能力」。
文章力アップの中に少しだけコミュニケーションに関する話もしています。ただ「コミュニケーション能力」と検索した際に「聞く能力」、つなわち「傾聴力」を書いていない人が多いのはなぜだろう?と思い今回の記事を書いています。私は「傾聴力あってこそのコミュニケーション能力」と思っているのですがコミュニケーション能力ばかり高めても、ただの自慢話にしかならないと私は思っています。コミュニケーション能力の中に傾聴力も入っていると思っている人がいるでしょうが、それは間違いで別物だと思ってい良いです。今回は傾聴力について書いていきたいと思います。
聞く能力はとな何だろうか?
傾聴力はすなわち「聞き上手」です。聞き上手と聞いてどんな人を思い浮かべますか?私が思う聞き上手な人とは。
- 面白そうに話を聞く
- 相手の気持ちを考えながら聞く
- 上っ面だけの返事をしない
- オウム返しではなくしっかり意見を言ってくれる
こういう人が聞き上手だと思うのですが、そもそも人は誰かに自分の話を聞いて欲しいもの。自分の話を聞いて欲しくない人間はいないと断言出来る。コミュニケーション能力だけを磨くのではなく、コミュニケーションが上手な人は自然と聞き上手になっているというのが正しいです。例えですがiPhoneを使用している人に「俺、iPhone嫌いだわ」なんて言う人はあまりいないですよね。ただネット上ではいますが。
相づちをする際にアドバイスはいらない
誰かの昔話を聞いていたとします。話内容はなんでも良いですが解りやすく「恋愛」が良いでしょうか。人それぞれ経験した恋愛の数や好みは違うのは当たり前です。経験した事がある人も多いかも知れませんが「次は◯◯してはどうかな?」というアドバイス。あれは傾聴力という意味では間違いです。「恋愛」「仕事」「私生活」。これらは個人によって考え方も経験も違うので「◯◯した方が良い」という発言は誤解を招きやすい。この場合は「相づち」だけで良いのです。「それだけで足りない」という人はただ一言付け加えるだけ「私の意見だから気にしないで」と言うだけでかなり印象が変わります。日本人は相づちを好む会話方法なので、困った時は相づちがオススメです。
相手の目を見て聞く事が大事
目を見て話なさいと私達は子供頃から教わっています。学校で教わった訳でもなく自然と教わってきたのではないでしょうか。ただ目を見て話すだけなのですがコミュニケーション能力を上達したいのであれば必須スキルと言えます。ただ傾聴力に目を見る必要があるのか?と思う人がいるかも知れませんが自分が話をしている時に目が違う方向を向いているとどう思いますか?きっと「あ、この人は私の話には興味ない」と思う事だと思います。目を見て聞く事は「あなたの話を聞いているよ」という合図なのです。会話の内容も大事ですが何よりもまず「聞く姿勢」をしっかりする必要があります。
安易に同調しない
安易に同調しないというのは「その気持ちわかります」「私も同じ気持ちです」という発言。「共感します」や「同意見です」とはまた違う言葉の意味ですよね。お互いを昔から知っている古い付き合いの人間ならまだ良いですが数年程度の付き合いの人に「最近離婚しまって」と話した時に「解る解る。俺も離婚したからさ」と言われると「そもそも離婚した理由は違うのに」と思いませんか?そういった安易に相手の気持ちに同調するというのは避けた方が無難でしょう。
相手も話テンポを崩さないようにする
難しいように聞こえますが実は少し考えれば難しいことではないです。自分の周りの友人や部下、上司を思い出してみて下さい。早口で話す人もいれば、ゆっくり話す人もいます。私の周りは早口で話す人が多いのですが、勿論ゆっくり話す人もいます。しかしそれが「遅いなこの人」と思うのではなく、それがその人のテンポなのです。人にはそれぞれ会話のテンポというのがあるので子供~お年寄りまで、最後まで会話は聞く事。テンポを崩すという事は「あなたの話は聞かなくても解る」と言っているようなものなにで失礼ですからね。
傾聴力は必要不可欠なスキルである
ビジネスシーンでは勿論、私生活でも傾聴力というのは必要不可欠なスキルだと言えます。ただコミュニケーション同様に傾聴力は誰でも伸ばす事が出来るスキルだと言えます。必要な道具や免許も必要がない。今から気軽に始める事が出来るスキルなので皆さん、今日から「聞く力’(傾聴力)」に気をつけてみては如何でしょうか?