近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

『映画・ネタバレ有』大泉洋主演映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」を観てきた感想とレビュー!

鹿野靖明さんの本を大泉洋で実写化

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大泉洋×高畑充希×三浦春馬が出演している「こんな夜更けにバナナかよ」。タイトルのインパクトがあると思りました。この作品は実話という事もあり以前から気になっていたのですが、調べてみると今作は「こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち」という本を実写映画化したものとなります。

 

彼の性格はワガママなのですが、皆から愛される人物だったという事。夜中であろうとバナナが食べたいと思えば周りのボランティアの人達に買いに行って貰ったり。そんなシーンが今作でもありますが、彼がなぜ愛される人物なのか。それが今作で描かれています。気になるストーリーは。

 

北海道の医学生・田中はボランティアとして、身体が不自由な鹿野と知り合う。筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを12歳の時に発症した鹿野は、いつも王様のようなワガママぶりで周囲を振り回してばかりいたが、どこか憎めない愛される存在だった。ある日、新人ボランティアの美咲に恋心を抱いた鹿野は、ラブレターの代筆を田中に依頼する。しかし、実は美咲は田中と付き合っていて……。(映画.com引用) 

 

今作の撮影場所はオール北海道という事もあり大泉洋の出身地ですが、今作の撮影は難しく辛いことが多かったそうです。そういった撮影秘話を含めて今作の感想を書いていきたいと思います。

 

筋ジストロフィーはそもそも一体どんな病気なのだろうか?

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今作の主人公である鹿野靖明は筋ジストロフィーという難病で行動が制限されています。そもそも「筋ジストロフィー」という病気は骨格筋障害による運動機能障害が主なのですが筋肉障害が起きる事によって様々な合併症が見られます。

 

まずは運動機能障害により呼吸機能低下眼球運動表情の乏しさなどが引き起こったり、また関節が固くなってしまって骨粗鬆症や栄養障害、心臓の筋肉が弱り心不全や不整脈など命に関わる合併症も多いです。今作の舞台は1994年ですが現代医療では当時鹿野さんが行っていた治療の他にも改善されている事が多く昔程ではないですが行動範囲も広がっています。ただ難病指定には変わりなく苦労されている方が多いのも事実です。

 

生きることを諦めない、全力で生きる

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鹿野靖明という人物は表面上はワガママに見えますが、そんなワガママな彼だからこそ夢を諦めず全力で生きる事を選んだのでしょう。私が今作を観て思ったことは「ワガママ」ではなく「1日を大事にしている」という事だと感じました。

 

上記でも書きましたが1994年という時代は作中でも解ると思いますが一般人が24時間、個人で面倒を見なくてはならないという時代。今の時代のような介護に対する国の制度があり介護ヘルパーという職が一般的になったのは比較的最近なので、今の制度が出来上がったのは鹿野さんのような人物が影響している事は間違いないと思います。

 

普通に生きる事に対しての考え方の違い

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今作のタイトルにもなっている「こんな夜更けにバナナかよ」とありますが、鹿野靖明が「バナナ食べたい、バナナ買ってきて」というシーンがあります。時間は夜中の2時で当時はコンビニなども少ない時代。そんな時代に色々なお店を探し回ってバナナを買って来る美咲ですが、そのシーンだけ見ると「バナナを食べたいというワガママ」なのですが、考え方の違いだと思いました。

 

健全者の方で言えば「時間が遅いから明日買いに行こう」「また今度行こう」と思うのですが「一日、一日が勝負なんだ」というセリフを聞いてバナナを食べたいというのは”今”じゃないと駄目なんだ。それに気付いた時に、今作のタイトルは良いものだと感じました。

 

大泉洋が鹿野靖明を演じる際、10kgもダイエットをした

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メイキングで話されていましたがダイエットをする際、お米を食うと太るので撮影中はお菓子をたくさん食べたという大泉洋。「お菓子はいくら食べても太らないという持論がある」というのですが、今作の役を演じる際に10kgもダイエットしたとコメントしています。

 

どちらかと言えば痩せ型タイプなのですが、それより更に10kg痩せるというのは役者ですね。また役を演じる際に鹿野ボランティアの方や病院の先生からの証言を聞き鹿野靖明という人物を学び演じた大泉洋は素晴らしいと思います。

 

笑い有り涙ありの「愛しき実話」

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鹿野靖明が人工呼吸器を拒み、そして「生きたい」という気持ちの強さや夢を一つ諦めるしか無い悲しみ。しかし周りの人に支えられ悲しくもあるが笑えるストーリーになっており、私自身も笑ったり泣いたりと出来る作品でした。

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パンフレットでは各俳優陣のコメントや舞台は1994年という事もあり当時の懐かしい小道具などの紹介もしています。ラジカセ公衆電話ボーダーシャツなど当時を過ごした方は懐かしいと思ったのではないでしょうか。

 

感想としては新年一発目の映画で予想以上に泣かされた映画で「また今年1年も素敵な映画にたくさん出会える気がする」と思わせる作品でした。筋ジストロフィーという病気を一人でも知る多く知るきっかけになる映画だと思うので、是非劇場で観てみてください。

こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 わ)

こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 わ)