トランスフォーマーシリーズの原点とも言える内容
トランスフォーマーも5作品。スピンオフは3作品と大人気シリーズとなってきましたが、今回はバンブルビーを主役にしてシリーズの原点とも言える内容が描かれています。第一作目では主人公サムと出会い「バンブルビー」という名前をサムに教えますが、なぜ「バンブルビー」という名前になったのか。
バンブルビーは誰よりも早く地球に到着していたのか。その謎が今作で明かされます。トランスフォーマーの中でも人気の高いバンブルビー。舞台の斥候でもある彼が今作の主人公であるチャーリーと出会ったことにより、何が変わるのか。それについても今回ご紹介したいと思います。
さて、今作から従来の映画紹介とは違った文章にしてみようと思いますが、どちらが好みか書いて頂けると幸いです。従来は2000文字を超える事を目標にしていましたが、今回は”簡潔”を目標にしたいと思うのでご了承下さい。
”愛されるキャラ”のバンブルビー
過去のトランスフォーマーシリーズを観るとバンブルビーは若い兵士で有りながらオプティマスから信頼を得ているキャラクターだと解りますが、今作の主人公チャーリーと出会い「地球人は友人」とバンブルビーが思うきっかけが描かれています。
この”バンブルビー”という名前も鉢のような音を立てている事からチャーリーが「バンブルビーにようだね(黄色い蜂)」と名付けました。今作の面白いポイントは最初のトランスフォーマー上映から12年経った今「なぜオートボット達は地球にやってきたのか」「バンブルビーはなぜ最初に地球にいたのか」などが今作で描かれているという点。これは非常に面白い。
バンブルビーが声を失った戦いや、ラジオで喋れるようになったきっかけなど。今作を観た後過去のトランスフォーマーシリーズを観ると更に面白く感じる事が出来る内容ばかりでした。
バンブルビーと出会い何かを取り戻していくチャーリー
今作の主人公であるチャーリーは父を亡くしたショックから立ち直れない時にバンブルビーと出会い「友達」として過ごしていきます。またここで面白いと思った事はバンブルビーが地球人と接して成長する姿。もう一つはチャーリーがバンブルビーと出会う事により亡き父の悲しみを乗り越え、今ある自分の姿に気づく成長のストーリー。
この2つの成長が面白いと思います。バンブルビーは簡単に言えば子供だと思います。戦闘から過去の記憶を無くしてしまったバンブルビーですが記憶を取り戻してた後、後々の作品を見ても「若い戦士らしい子供っぽさ」というのは感じることが出来ます。
そんな彼が初めて地球の文化に触れて、チャーリーの優しさに触れる事で後々の戦いの中「地球人を守りたい」という気持ちに繋がるのかと思うと今作のストーリーがより一層面白く感じる事が出来ました。
勿論戦闘シーンは健在。今回も目が離せない戦闘シーンばかり!
トランスフォーマーシリーズと言えば最新VFX技術を使ったオートボットとディセプティコンの戦闘シーンが圧巻ですが、今回は初めてトランスフォーマーという地球外生命体を知った人類がバンブルビーに攻撃するシーンがあります。
今作の舞台は1987年ですが登場する武器や戦闘機など、時代背景を壊さない設定となっているのは当然ですが「セクター7」が登場した時、細かい作り込みは感動しました。今作で登場するディセプティコンのシャッター、ドロップキックが「文明未発達の地」と言っていましたが彼らの技術力にすればセクター7でも玩具のような科学力だったに違いありません。そんな人類がどのように戦うのか。その点にも注目してください。
過去作品が面白いと感じた人はバンブルビーは必須!
過去のトランスフォーマーシリーズを見ていた人でバンブルビーを観ないという人はいないとは思いますが、もしいるのであれば絶対に観たほうが良い。仮に今後続編が公開されるのであれば今作の「バンブルビー」で使用した設定を使う可能性が高いので、オススメします。
ストーリーとしてはバンブルビーの細かい表情などが作り込まれていたり、内容も2007年公開されたトランスフォーマーに繋がる事が多く面白い映画でした。観に行こうかと正直悩みましたが観てみると結果良かったと思います。