近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】未成年だけどコドモじゃないを観てきた感想とレビュー-想像していたよりも良い出来上がりだった-

大人気コミックを実写化!

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「Sho-Comi(小学館)にて2013年から2016年5月まで連載していた水波風南さん原作の「未成年だけどコドモじゃない」が鶴木尚を中島健人さん×折山香琳を平祐奈さんで実写化となりました。

 

原作は勿論、水波風南さんの「蜜×蜜ドロップス」「今日、恋はじめます」なども読んだ事があるので今作が実写化されると知った時は嬉しかったのですが、予告編を観た時に「あ、これは大丈夫なのだろうか」と少し不安要素がありました。さて、今作の内容ですが。

成績優秀でスポーツ万能な鶴木尚にひとめぼれした折山香琳。世間知らずのお嬢様である香琳が16歳の誕生日に両親からプレゼントされたのは、なんと片思いの尚との「結婚」だった。大好きな尚との新婚生活に香琳は心ときめかせるが、尚は学校では見せなることのない冷たい表情で「顔で結婚決めるような女、大っ嫌いなんだ」と香琳に言い放つ。そんな尚を振り向かせようと、家事や勉強に挑戦する香琳。そんな香琳に尚も少しずつ心を開いていく。しかし、絶対秘密である2人の結婚が香琳に思いをよせる幼なじみの海老名五十鈴にばれてしまい……。(映画.com)引用 

 その他にも海老名五十鈴を知念侑李さん。折山夫婦を高嶋政宏さん×シルビア・グラブさん。鏑木を村上新悟さんなど豪華キャストなのも必見。では、早速感想とレビューを書いていきたいと思います。

 

想像していた結婚とは異なる結婚

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香琳が想像していた王子様との結婚はダンスを踊ったり、素敵なプロポーズをされたり、指輪交換をしたり、キスをしたり。そういった結婚に憧れていた香琳でしたが、尚先輩との結婚は香琳の想像とは大きく離れています

 

尚先輩は借金を肩代わりし学費を払ってくれるという折山夫婦の言葉に甘え、香琳と夫婦になる約束をしたのですが、香琳はそういった事情を知らないまま結婚したのです。

 

しかし、それで離婚する事なく「私の家はお金が沢山あるので、欲しいと言われると仕方ない」というちょっと変わったポジティブさで夫婦生活がスタートしていきます。

 

そんな変わった生活の中で、どのように尚先輩が変化していくのかは約1時間45分のストーリーを観てからのお楽しみです。

 

複雑な気持ちから納得の出来栄え

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漫画でも「ワガママな子だな」という印象があったのですが、実写化する事によってこんなにも大変な子なのかと冒頭で思いました。

 

複雑な気持ちと言いますか。「こんな子が実際にいたらイラっとするだろうな」という気持ちになるのですが、さすぱプロと言った所でしょうか。

 

平祐奈さんのストーリーが進むにつれて変化していく香琳を上手く表現出来ていると思います。冒頭では世間知らずのお嬢様だったのですが、尚先輩と付き合っていく事により常識を学んでいく香琳の姿に感動する場面もあります。

 

美術セットが細かくて豪華

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原作コミックではモノトーンで描かれていた世界観ですが、実写化によって再現された香琳の実家や部屋はまさに「お嬢様」と納得できる作り。

 

実家のリビングや外装はリゾート地にあるレストランを貸し切って撮影されたもんで、設置してある家具やケーキ、フルーツなどまるでヨーロッパ貴族のような作りとなっています。

 

香琳の部屋はスタジオに香琳の部屋を再現し、お嬢様が好きそうなロコロ調で再現されていました。椅子、カーテン、ソファ、ベット。細かい場所までも「お金持ち」と解る工夫がされているのは美術さんのこだわりを感じることが出来ました。

 

海老名五十鈴役の知念侑李さんが良い味を出してる

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尚先輩のライバルでもあるリンリンを知念侑李さんが演じているのですが、本当にいい味を出しているなと感じました。

 

海老名五十鈴というキャラクターはこの作品において無くてはならない存在だと思うのですが、予告編を観た時に私のイメージでは無かったので心配していました。

 

しかしそんな心配が嘘のようにストーリーが進むにつれて違和感が無くなるどころか、知念侑李さんで良かったと思えるようになっていたのでキャスティング、演技共に心配する必要性は無かったですね。

 

尚先輩に「その言葉が聞きたかった」というシーンは映画を観終わった後でも個人的に名シーンの1つだと思います。

 

予想していたよりもずっと良い作品!

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キャスティング面を心配していたのですが、全く心配がいらない作品でした。ハッキリ書けば期待を全くしていなかった作品だけに良い意味で裏切られましたね。

 

笑い有り、涙有りと年末最後に観る映画として良い一本ではないでしょうか。

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今作もパンフレットを購入しました。各出演陣のコメントは勿論ですが、映画に使われているワンシーンの写真が沢山掲載されていたのでファンの方は買った方が良いと思います。

 

また今作の主題歌であるHeySayJUMPの「White Love」の歌詞も掲載されているので、音楽を聞きながらパンフレットを読む事をオススメします。

 

今年の映画は今作がラストとなります。次回はどの映画を観に行くか決めていませんが2018年も書いていきたいと思うので、是非ご覧ください。最後まで読んで頂きありがとうございました。

未成年だけどコドモじゃない コミック 全5巻完結セット (少コミフラワーコミックス)

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