近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】大人気少女コミックが映画化!「パーフェクトワールド 君といる奇跡」を観てきた感想とレビュー!

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有賀リエ原作で2014年から連載され現在も連載が続いている「パーフェクトワールド」が今年2018年に「EXILE」「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典と杉咲花主演映画で「パーフェクトワールド 君といる奇跡」実写映画化となります。

 

原作などを読んでみましたが、映画の設定と原作が違う部分があるので、それがどのような影響があるか解りませんが気になるストーリーではあるので観てきました。

 

インテリアデザイン会社に就職した川奈つぐみは、仕事先の飲み会で高校時代の先輩で初恋の人である鮎川樹と偶然再会する。建築士として活躍する樹との再会につぐみは心を躍らせるが、樹は事故で車イスでの生活を余儀なくされる障がい者になっていた。その姿を見たつぐみは樹との恋愛を無理だと悟るが、昔と変わらないまっすぐな樹の姿にかつての感情があふれだし、樹に惹かれていく。樹もつぐみの素直でやさしい性格に惹かれていくが、「自分は誰かを幸せにすることができない」との思い込みから、女性と付き合うことをあきらめていた。そんな樹の思いを知ったつぐみは、樹との恋をあきらめようとするが……。(映画.com引用) 

 

岩田剛典は「HiGH&LOW」のコブラ役などで演技を観たことあるので、演技力に関しては心配無いと思いますね。今作は102分という最近の映画の中では短い分類に入るので、どのようにまとめているのか。その点などに注目して観ていきたいと思います。

 

まさに”王道”の恋愛ストーリー

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原作との違うポイントは上記でも書きましたが「先輩と後輩」という立場になっていること。原作では同級生で将来の夢を語るような間柄という設定なのですが劇場版では「バスケットボールをしており人気者で憧れの先輩であり私の初恋」という設定があります。

 

一方の樹は「高校のとき、図書委員であった川奈と話楽しかった。絵を描いていた事も知っており、絵が賞を取った時、実は見に行った」などお互いが意識していたような設定があります。ただそれ以外は原作と同じなので樹には高校時代から付き合っていた彼女がおり事故がきっかけて別れてしまった事。

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そして東京で川奈と樹が再開した事により交際が始まる事。そういった点は原作と同じなので、それは良かったです。まだ原作コミックは続いているので映画後半などはオリジナルエピソードとなっています。映画オリジナルエピソードに関しては”まさに王道”というべき展開でハッピーエンドで終わります。

 

主題歌であるE-girlsの「Perfect World」と共に流れるエンディングロールは非常に良かったです。これは席を立たないで最後まで観てほしいと思いますね。

 

須賀健太演じる「是枝洋貴」が凄くいいヤツ!

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実は原作では川奈と樹が別れた際、洋貴と川奈が付き合うようになるのですが、映画では川奈と樹が別れた際、心の中にいつも樹がいる事を知った洋貴は「俺はずっと川奈の味方だから」と後押しするような言い方をします。

 

川奈が落ち込んでいる時に食事に誘ったり話を聞いたり。川奈が倒れた時も駆けつけたり。川奈が「是枝くんはいつも良いタイミングで話を聞いてくれる」と言うのですが笑って対応する。なんて良いやつなんだろうか。

 

あれだけ食事を誘えば好意を寄せていると分かるのですが川奈の頭の中には「先輩」しかいない為、そっと身を引くのはカッコいいと思います。

 

樹の心の壁が剥がれていくのが感動する

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今作が人気の理由として「障害を持つ相手との恋愛に感じるハードル」という難しい点を描いている事が読者から高く評価されています。樹のヘルパーである葵から「彼と付き合うのは覚悟が必要」というセリフに戸惑う様子。

 

また川奈が自分の両親に「彼、車椅子なの」と言った後、戸惑う様子や父が樹に「娘を別れてほしい」と言ったり。「出来る」という理想と「やらなければならない」という現実では全く違う事がよく解るストーリーとなっています。

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樹も下半身麻痺になり車椅子生活になった事により高校時代から付き合っていた彼女に別れを告げるのですが「彼女には幸せになって欲しい。自分はずっと1人で生きていくと決めた」と川奈に告げるのですが川奈は「勝手に決めないでください!」と怒り、2人の距離が縮まる事となる。

 

それにより硬かった樹の表情が徐々に柔らかくなっていき「川奈と付き合い、幸せだ」と笑顔で伝えるようになるシーンは樹の心の中で長年葛藤していたものを川奈が少しづつ取ろうとしていく様子などが感動しました。

 

若者向けの王道ラブストーリー

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大人向けのラブストーリーというよりは若者向けのラブストーリーという内容でした。原作を読んでみて面白いと思い、映画を視聴したのですが102分という長さでオリジナルエピソードで最後ハッピーエンドになるという何度も書きますが「王道」の展開に「泣けた」という人もいれば「少し物足りなさを感じた」という人も多いのではないでしょうか。私としては樹を演じた岩田剛典の演技力は観ていて満足出来るものでした。

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パンフレットでは各出演陣のコメントは勿論、今作を作成する上で原作ファンの人が納得する為にどうすれば良いのか。などの工夫や撮影秘話などが掲載されているので、是非購入して読んでみてください。

 

これにて映画「パーフェクトワールド 君といる奇跡」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

小説 パーフェクトワールド 君といる奇跡 (講談社文庫)

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パーフェクトワールド(1) (Kissコミックス)

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