近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

『映画・ネタバレ有』「二ノ国」を観てきた感想とレビュー!ネットで酷評されているが、ネットの意見を無視して良かった作品。

山崎賢人×新田真剣佑が声優をやっている「二ノ国」

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二ノ国を実は以前から気になっていまして。また月曜日にはロケットマンを視聴する予定なので、二ノ国を視聴するか悩んでいたのですが、結局観に行くことにしました。

 

今回の声優さんは宮野真守坂本真綾など本職の人も多いのですが、主人公を演じているのは山崎賢人新田真剣佑永野芽郁と俳優陣・女優陣を採用していますが、まぁその話は後々にしておいて。その他にもYouTuberの恭一郎などもゲスト出演しているので興味持った人もいると思います。

 

この作品に関しては書くことなどが色々あるので、早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います。

 

やはり主人公である3人は違和感はあった

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山崎賢人、新田真剣佑は特に違和感の無い・・という訳ではなく新田真剣佑は「おおー!」と意外な才能が見えたが、山崎賢人は「あー、やっぱり俳優というか声優としては無いな」と思えるシーンが非常に多い。

 

ただユトナ/アーシャ役の永野芽郁に関しては最初「棒読みだな」という感想を受けた。ストーリーが進むにつれて違和感がなくなったというよりは、慣れてきたという表現の方が正しいかも知れないが、最後にモヤモヤが無くなっていた。

 

今回声優初挑戦となるYouTuberの恭ちゃんはエスタバニア王国の傭兵。少し気になっていましたが、特に違和感は無かったですね。その他の声はプロの声優さんが担当しているので「カッコいい!」と思えるシーンが多々あるのですが、メインである主人公を俳優・女優が担当して違和感が残る作品というのは少し残念とも思えます。

 

公開初日に「酷評」として登場した障害者差別について

8月23日公開 映画『二ノ国』レビュー 「アニメと言えど配慮するべきところに手を抜き、障害者差別を感じた今年一番残念な作品」

 

このレビューが賛否両論となっているのですが、映画を見る前までは「そんな作品なのか」と思っていたのですが映画を観終わってみると全く違うと思ったので少し書かせて頂きたいと思います。

 

今作「二ノ国」ではユウという少年が車椅子に乗っているのですが、その点について「今作は障害者差別をして今年でもっとも残念な作品だ」とコメントしています。その一番の理由ですが。

 

これを観終わった後に僕は、「日本人の障害者意識はここまで低いものか」と色々考えさせられ、これがゲーム原作の映画として最も酷いものではないかと心のなかで形容しがたい気持ち悪さを覚えた。...etc

アーシャ姫はハルとも面識があるのだが、二ノ国ではハルには殆ど目もくれず、自分の事を慕ってくれるユウに意識が向いたからだが、これではまるで「障害者は恋の対象にならないよ」と言われているようなものに見えてしょうがない。
本来ならば「世界が違うから」「ハルはすでに彼女がいるから」という理由付けもできるが、ここまでに障害者に対する意識の無いシーンをみせられると、もう徹底的に障害者差別を推し進めているようにしか見えなくなってくる(もちろんそうでは無いと“信じたい”)。

 

正直書けばこの映画を観た人でここまで考えた人はいるのだろうか。きっとこの方は「ユウは車椅子に乗っている」という印象が第一に受けて、その後の展開で「ユウは元は車椅子だったのに」「車椅子に乗ってるからだ」というコメントしていますが、個人的には少し言い掛かりに近いような気がした

 

私の意見とすれば今作の表現が駄目だとすれば昨年公開されドラマ化にもなった「パーフェクトワールド」も当てはまるのではないだろうかと思いましたね。

 

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ネットの意見をスルーして今作を観に行きましたが私としてはスルーして正解の作品だったと思います。

 

世界観・音楽はピカイチ!その点については文句なし

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今作を手掛けた日野晃博総指揮者・原案・脚本は「レイトン教授」や「機動戦士ガンダムAGE」「妖怪ウォッチ」などを手掛けた人物。そして監督は百瀬義行で「ギブリーズ」や古くは「火垂るの墓」の作画監督補など有名作品に携わっています。

 

今作の音楽を担当するのは久石譲。本当になんでこんなに毎度素晴らしい音楽が作れるのかと感動させられるのですが、二ノ国でも久石譲らしい音楽で劇場のスピーカーで聞いて「良かった!」と思える挿入曲でした。絵も親しみやすいタッチで子供でも面白く視聴出来る内容・絵タッチだと思います。

 

駄目だった点は多々あるが一番は「芸能人採用問題」だと思う

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色々な評価なども考えられますが一番酷いと感じたのは、やはり冒頭でも少し触れた芸能人を採用したという点でしょうか。最近アニメーション映画で芸能人を採用する事が多くなってきていますが、今回の二ノ国については相当酷かったです。

 

口の形とセリフが合っていないシーンがあったり棒読みだったり。一度気になってしまうと止まらなくなってしまうので、もう少し頑張って欲しかった。後、違和感と言えば主人公の一人である「ハル」が主人公とは思えない飲み込みの悪さですかね。

 

ユウが「ここが異世界だ」という話で満喫しようとハルも同意する(解る)

ユトナが刺されて救ったお姫様を助けたらユトナも救われた(感動)

ハル「あれは夢だったからな!実際にユトナが元気だからもう関係ない」(え?)

アーシャ姫に危険が迫っておりユトナに悪性腫瘍が見つかる

ハル「俺たちが姫を救ったからユトナが病気になった!俺は姫を殺す!」(爆)

 

え?ハルってちょっと発想がサコパス過ぎて怖いんだが・・・。

 

そんな事を私は思ってしまったのですがゲームをプレイしていない分、こういうキャラクターもいるのかと無理やり納得したのですが、これは超展開でしたね。

 

夏休みも残り少し!二ノ国を観て満喫しよう!

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ネットの評価などよりも「とりあえず観てほしい」と私は思いました。ストーリー全体を通してすべて附箋回収や”解説”などもしてくれるのでモヤモヤが残る事が一切無かったですね。勿論、ゲームで「二ノ国シリーズ」をプレイした事がある人でも十分楽しめる作品になっていると思います。ただ評判が悪いのも事実なので、私が書いた「駄目だった点」でも気になる方のみオススメします。

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パンフレットも無事購入する事が出来ました。お値段の割には少し小さめのパンフレットですが実際読んでみるとコンテンツ量が多いので、値段相応のパンフレットだと思います。各出演陣のコメントや絵コンテの解説なども乗っているので、映画を視聴した後、是非買ってみてくださいね!

二ノ国 白き聖灰の女王 REMASTERED - PS4

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映画「二ノ国」 公式アートブック

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