近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

滋賀県民が地域批評シリーズ「これでいいのか滋賀県 地味~な滋賀の意外な発展!?」を読んでみて”的確”過ぎて笑った

滋賀県に住んでいても滋賀県の事を知らない人が実は多い

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最近は映画記事ばかりなのですが、実は読書も続けていてレビューする本が無かったのですが「読書の秋」という事で「これでいいのか滋賀県 地味~な滋賀の意外な発展」という本を買って読んでみたけど、これが非常に面白い。

 

「何が面白いのか」と聞かれたとすれば「的確過ぎる所」という一言に尽きてしまいますが、そもそも自分の住んでいる地域の事を調べる人というのは少ないでしょう。

 

私は何だかんだ言って滋賀県が住みにくい地域だとはあまり感じていない、むしろ「どんな県なのだろうか」と資料館なども訪れたことがある程、結構好きです。

 

今回買った本が「どのように的確だったのか」。特に面白かったポイントを何個か書いてみたいと思います。

 

織田信長がなぜ滋賀県に安土城を建設したのか

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「近江を制するは天下を制する」なんて言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、滋賀県に安土城を築いた人が織田信長。織田信長はなぜ滋賀県に安土城を築いたのかという話なのですが「滋賀県には琵琶湖があるから」という理由があります。

 

織田信長が欲しかったのは琵琶湖の水ではなく「独自のネットワーク」です。実は織田信長だけではなく当時の武将は近江を欲しいと思っていた程なのです。

 

今では道路なども補正され自分の好きなルートを選んで目的地に行く事が出来ますが、当時は北陸などの物資は近江北部の塩津から大津まで琵琶湖の船を使って運ばれていました。

 

このルートを作ったのが当時の「堅田衆」です。堅田衆に挨拶をしなかったりお金を払わなかったり機嫌を損ねさせたり。そんな事があれば運んでいる武力を使い物資を差し押さえられるという理不尽かも知れませんが、当時はルートを通る為に仕方ない事でした。

 

そのルートを手中に収めたのが織田信長です。このルートは物資だけではなく軍事的にも使えるので、琵琶湖に近い東岸に安土城を築いたのはそんな理由があります。

 

琵琶湖の対岸にある地域は未知の世界

滋賀県に住んでいる人いる人でも滋賀県一周する事はあるのですが「じっくり観ながら一周する」というのは中々無いです。

 

私も何度か一周行きましたが、2回目で道の駅などを巡りその場にいた店員さんなどと話ながら周ったのですが、まさに「未知の世界」というのは当たっているとおもう。

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実は滋賀県には2つ「琵琶湖大橋」と「近江大橋」がありますが下が近江大橋。上が琵琶湖大橋。2つの橋は意外と近く、すべて湖南地域だけにあるのです。

 

東近江市や彦根市、多賀町付近は「湖東地域」で甲賀市、大津市、野洲市は「湖南地域」。そして長浜市、米原市は「湖北地域」で高島市は「湖西地域」と呼ばれています。

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そしてこれが各鉄道の線路マップ。これを見ると解ると思いますが湖西地域と大津には「湖西線」があるので比較的移動しやすいのですが草津から湖西に行くとなれば大津駅から乗り換えで湖西に行かなくてはいけない。また大津市から多賀町に行くとすれば彦根か近江八幡から乗り換えしなければならない。

 

車で行くのが一番早いですが何度も書く通り琵琶湖がある為、グルっと周って行く事になるので「余程の事が無い限り行くことはない」という結論になってしまう。

 

私が一番経験した中でビックリしたのは湖北や湖西の人。琵琶湖の北側に住んでいる人のお爺さん、お婆さんの訛りが結構キツイという事。同じ滋賀県に住んでいても聞き取れない単語が沢山ある。そういった意味ではまさに「未知の世界」というのが的確だと思った。

 

なぜ滋賀県が長寿大国になったのだろうか

男性の平均寿命が全国1位になり女性が4位と長寿大国になってきている滋賀県。その理由はお米、お魚、野菜、発酵食などのバランスが良いという事が理由らしい。バランスが良く皆が食べているか解りませんが、お米は非常に美味しいとおもう。

 

私の家でも食べ、他県の人にも私がオススメし実際に送って食べた人が「美味しい」と言ったのが「みずかがみ」という近江米ブランド。

 

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今年でデビュー5周年となるお米で決して安いお米とは言えないのですが、その美味しさは私自信も満足しています。滋賀県の環境に適している品種で、しかも温暖化対策品種として開発されています。高温に強く「猛暑になる」という年でも品質が保たれる。

 

みずかがみの特徴はとにかく「甘みが強い」という事。お米本来の甘さを感じることが出来るので本当にオススメですね。「お米をよく食べる」という理由が長寿の秘訣のように感じます。

近江米「みずかがみ」 | 近江米振興協会

 

自分の県のも読んでみよう!凄く面白い一冊!!

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やはり自分の住んでいる県の事を知るって凄く面白い。

 

何が面白いって「批評シリーズ」で何か間違ってたら「いやいや、これは無い」と突っ込めるけどすべて的確だという事。テレビで「今、滋賀県で○○が流行ってます」という聞いたことがない商品を言われるよりも「大津市の人間性は○○、草津は○○」という話の方がずっと面白い。

 

気になった人は是非買って読んでみてくださいな!

地域批評シリーズ28 これでいいのか滋賀県

地域批評シリーズ28 これでいいのか滋賀県