ついに衝撃作「ジョーカー」が公開に!
ついに米国で話題となったジョーカーが日本で公開されました。今作のジョーカーはDCコミックで人気があるバットマンの悪役をモデルとした作品となります。ジョーカーはバットマンの記念すべき1作品目から登場する悪役でバットマンファンは勿論の事、DCコミックファンすべての人に人気があるキャラクターです。
今作のジョーカーを演じたのはホアキン・フェニックス。「グラディエイター」や「ウォーク・ザ・ライン」「ザ・マスター」で数々の受賞履歴がある俳優で今作のジョーカーは大抜擢ですね。
ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞し最高評価を受けた作品ですが、あまりにも内容が過激の為にR-15指定でなおかつ米国ではジョーカー公開に向けてLA市警や陸軍などの出動も決定しています。実は「ダークナイト・ライジング」の上映中に乱射事件が発生した事があり、その過去から「今作のジョーカーにも影響される人がいるかも知れない」と言うのだから、今作の内容がいかに過激か解ります。
早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います!
心優しいアーサーが”なぜジョーカーになったのか”
人々に笑いを広げたいという気持ちを持つアーサー。しかしそんな彼には障害があり感情をコントロール出来ないという事。それは緊張したり、悲しい事があると「笑ってしまう」という障害。その障害のせいで彼は精神を病みながらも必死に生き、病気である母と2人で暮らす日々を過ごしています。
そんな彼の夢はコメディアンになる事で、いつかテレビに出て人々に笑って欲しい。そんな夢の為にネタなどを考えるアーサーですが、アーサーの考えとは逆方向に世間が進んでいくこととなります。急に笑い出すアーサーを不気味だと嫌う者。そしてアーサー自身も病気による感情のコントロールや妄想などで苦しむ場面もあります。
しかし同僚に貰った1丁の銃。それが彼の運命を変える事となります。今作がなぜ米国で「影響力を与えるであろう映画」として話題となったのか。それは映画を見てみるとハッキリと解るのですが、アーサーからジョーカーへと変貌する瞬間というのは「誰でも可能性がある」と感じました。
貧困問題や差別、就職難、人間関係、政治不信。映画だけではなく実生活の中でも疑問に思う人が米国だけではなく日本でも多いと思いますが、その時に「暴力で世界に訴えかける」という人物が現れたならば。
殺人という訴え方は間違っていますが、しかし共感する人もいるかも知れない。今作でジョーカーの考えに賛同しゴッサムシティでは金持ち不満が爆発し暴動が起きます。今作で度々登場しますが「トーマス・ウェイン」も出てきます。
バットマンになるブルース・ウェインの父で幼い頃、ブルースの目の前で両親は殺されてしまうのですが今作のジョーカーですべてが明かされる事となります。バットマンシリーズは勿論、DCコミックファンの人は今作ジョーカーは今年公開された映画の中で上位に入る作品になるのではないでしょうか。
ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技と減量
今作のジョーカーを演じたホアキン・フェニックスは実は結構たくましい体格で比較的ふくよかの分類に入っていましたが、ジョーカーを演じるにあたって相当減量をしたそうです。自分なりに減量し、栄養士と一緒に取り組みながらビタミン剤やミネラルを取っていたらしいですが「カロリーは一切取らなかった」そうです。
その結果、映画内で登場するジョーカーの体は皮と骨だけで筋肉もない細い体となっています。今作を視聴して驚いたのはジョーカーが上半身裸で寝転んだシーン。人間の肋骨というのはここまでハッキリと解るものなのかと驚く程、減量しています。
アーサーからジョーカーへと変化していく演技も驚きましたが、体作りには驚いたという感想よりも感動したと言ったほうが正しいかも知れません。演技と体は是非スクリーンで観て欲しいと思います。
R-15指定なので子供の視聴は絶対に駄目!過激すぎる!
今回の「ジョーカー」はあまりにも内容は過激すぎますね。決して悪い意味ではなくアーサーという1人の人間が世間に絶望し、ここまで壊れる事が出来るのだろうか。という壮絶な人生に最後まで目が離せませんでした。その後、バットマンと様々な対決をしゴッサムシティを恐怖に落としていくジョーカー。素晴らしい映画でした。
パンフレットでは「ジョーカーとは一体何者だろうか」という事が映画だけではなくコミック主点からも丁寧に説明が書かれています。勿論、主役を演じたホアキン・フェニックスのコメントも掲載されているので、映画を視聴した人は是非購入してみてください。これにて映画「ジョーカー」の感想とレビューを終わりたいと思います!
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