世間で話題になってる「カメラを止めるな!」
なぜ今更「カメラを止めるな!」を観てきたのか。それは単純で近場の映画館が先週から公開された。というだけの話なんですけどね。そしていつも通りにブログにて映画紹介記事を書こうと思ったのですが、それはもう色々な方がやっているので、今回はザックリとした事だけ書いていこうと思う。
日本では昨年公開された映画なのですが徐々に人気が出てきて前半、後半とでは全く構成が違うのが面白い。ざっくりとしたストーリーを書くと。
ゾンビ映画を撮影している撮影隊が「ある実験に使われた」という曰く付きの廃墟で撮影していると実際にゾンビが現れて、撮影隊が次々襲われていく.....(前半)
ゾンビ映画をノンストップで撮影して欲しいというオファーがあり、その撮影をどのように撮影するのか。四苦八苦する(後半)
低予算ながらもこれだけ大ヒットした今作ですが、何が面白かったのか。それについて触れたいと思います。
ラスト30分が本当に面白い
予告編で観た時に「REC」や「パラノーマル・アクティビティ」「エビデンス/第6地区」といったPOV方式で撮影された単純な映画だと思っていたら想像とは全く異なり「前半はゾンビ映画、後半はそれを撮影するスタッフの様子」という発想は面白い。
カメラを止めるな!は”問題”とか色々あって、また話題になりましたが(詳しくは「カメラは止めるな!著作権」でGoogleに聞いて貰ったら良いのですが私としては映画を観る上で著作権問題などは”観る側”とすれば深く考えることではないので、純粋に「面白い」「面白くない」として観る事をオススメする。
映画関連の技術に関わってる人、勉強してる人にオススメ
後半で面白いと思ったのは「実はこんな風に撮影してたよ」という裏話ではないですが、こんなストーリーがあって撮影されてました。とドラマで見せているのは面白い。映画関連の技術や何かを作り出す仕事をしている人は違う目線で観る事が出来ると思う。
低予算でどれだけ面白く作るか。という点に対し本当に上手に作られている。企画が2013年に作られ役者を決め、企画を少しずつ今作の段階に直していった事を考えると細かく作られているんだなと思った。
あぁ~これは売れるわ。と思った。
いや、素直にこの映画が売れた理由が解った。映画館で見ていて笑えるシーンが多々あるし、前半と後半の構成も良い。「この映画は二度はじまる」というポスターにある言葉通り37分の前半が終わった後、エンディングロールが流れたと思えば、その後OPが再度流れる。「この映画は新しいよ」という声を多く聞いたが、確かに新しいとは思いました。
パンフレットも「完全ネタバレ仕様」と書いてある通り、映画を観る前に読んでしまうと前半・後半のストーリーが細かく書いているのでパンフレットを観る際には映画を見終わった後、読む事をオススメします。
今回は普段よりも短いレビューとなってしまったけど言えるのは「とりあえず1回は観てほしい」という映画ではないでしょうか。話題になっている映画は信用できないという人でも「あ、これは普通に面白いわ」と思うのではないだろうか。映画館に行ってまで・・・という人はこれだけ話題になっていると年末頃にはレンタルされると思うので、その時は是非見てみてください。
これにて映画「カメラを止めるな!」と感想とレビューを終わりたいと思います。