近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

何でも自粛や禁止する世の中に気持ち悪さを感じ始めた-Yes or Noでしか行動出来ないのか-

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除夜の鐘を自粛するってどういう事?

様々な「自粛」や「禁止」な行為が増えてくる中ついに除夜の鐘を自粛するという寺まで出てきた。このニュースを見た時は正直ビックリというよりもガッカリの気持ちが大きい。


除夜の鐘は様々な諸説があるけど一番有名なのは煩悩の数。人間の煩悩は六根にそれぞれ36類あってそれを前世、今世、来世と三世に配当して108となる。

また1年間を表していたり、四苦八苦を表していたりと諸説がありますが日本の古い歴史であり私は残すべき文化だと思う。すべての寺では無いにしても「自粛」する寺が出始めたのは気持ち悪さがある。

1人が「自粛」と言い出すと連鎖する

1人の人が「自粛しろ!」というと”自粛の連鎖”が始まる。この連鎖は皆さんも経験した事があると思うが学生時代にどんなに間違っていても1人の子が「あの子が悪い」と良い始めたら「あの子が悪いんだろうな」とクラスが思い込んでしまう。きっと悪くは無いと思っていてもそれを発言すれば自分が仲間外れになってしまう。その連鎖に似ているような気がする。自粛したお寺付近ではきっとそういった連鎖で出来た人たちが「自粛してくれ、中止にしてくれ」と言ったかも知れない。ただ記事にもあるとおり、お寺というのは1人の声にも聞かないといけないという教えがあるのでそういったクレームがきた時の対応が難しいのかも知れない。

 

CMなんかが良い見本

少し古いがACの「ごきげんうかがい編」というCMがある。


≪放送禁止CM≫ACジャパン『ごきげんうかがい』オレオレ詐欺

 

まず上記の動画を見て欲しい。そしてこのCMでどういったクレームが出たのか考えて欲しい。ちなみに私は考えたが一切解らなかった。

その理由が「電話の相手が本物の息子なのか、詐欺なのか解らない」「詐欺を美化しすぎている」というクレームで放送禁止となった。

ちなみに上記のCMは2009年だが、それより以前から「何でもクレームすれば自粛出来る」という風習が出来ているのが解る。「何か違和感あるCMだな」と思っていても「これはおかしい!クレームしなくては」と思わない。もっと広い心で見れば良いのにと思う。

 

何でも自粛・中止すれば問題解決という訳ではない

上記の除夜の鐘もそうだけど「餅つき」も自粛しようとする動きもある。


その理由が「念には念を入れるのは当然」「食品衛生上仕方ない」とあるけど、そんな事言ってたらスーパーのお惣菜食えないよ。スーパーの職員の人は衛生面完璧にしていても一般の人すべての人がマスクしている訳でもなくスーパー内でくしゃみをしている人もいる。餅つきだって事前に手を洗ったり、道具を丁寧に消毒したり。そういった「自粛しなくて良い方向」もあるという反発の声もありますが、全くその通りだと思う。何でもYes or Noで判断する世の中だと今いる子供が住みにくくなるという事が解らないのだろうか。

 

除夜の鐘、餅つきは子供の頃のイベントだった

子度の頃というのは除夜の鐘を付いたりするのが非常に楽しかった。普段出来ない事で年に1度のお祭りのように騒いだりして。餅つきも自分のついたお餅をきな粉で食べたり、砂糖醤油で食べたり。そういった思い出というのは大人になっても覚えているものだよね。今でも覚えているという事はそれほど楽しいイベントであり、今後も「あの頃は楽しかったし貴重だった」と思いたい。そして自分の子供と同じように除夜の鐘を付いたり、お餅を一緒に作ったりしたいと思うけどね。

自粛しない方向性を周りの大人や地域で考えていく事が大事だと感じた記事だった。