経営学の基礎が学べる!
大学4年間で◯◯が10時間で学べるというのは実はもう1冊あるのですが、そちらの方も読んで実に勉強になったので今回の「経営学」も購入しました。
1日30分を20日。全20項目をおさえるだけで「経営学」の基礎が学べるというもの。経営学というのは専門的な知識で大学に行かないと学べないと思っている人もいるかも知れませんが、こういった本で基礎を学べるのは私としても嬉しいです。
- 01:経営管理論の始まり
- 02:意思決定
- 03:組織デザイン
- 04:マクロ組織論
- 05:モチベーション
- 06:リーダー
- 07:経営戦略
- 08:全社戦略
- 09:競争戦略
- 10:事業戦略
- 11:アウトソーシング
- 12:マーケティング
- 13:カスタマー
- 14:国際経営
- 15:生産管理
- 16:品質経営
- 17:製品開発
- 18:イノベーション
- 19:組織のイノベーション
- 20:イノベーションの普及
20項目。全221ページとなっています。前回の「大学4年間の経済学が10時間でさっと学べる」の本と同じく1項目30分じっくり見る事によって1冊終わる頃にはある程度の基礎は身についているという何とも優しい本となっています。
感想・レビュー
まず最初に書きますが10時間で基礎が身についていると書きましたが身についているのは本当に表面上の事でよく会社で聞く単語。例えば上記の内容の「イノベーション」という言葉の意味を今更聞けない・・・・。という人には良い本だと思います。
経営学を知っていて更に知識を増やすために買う本では無いですね。ただ私のように言葉は知っているが内容を詳しくは知らないという人には非常にいい本だと思います。
そして読んでみて10時間で終わるというというのは難しいような気がしますね。こういった本は早く読んで部分的に理解すれば良いという本とは違うので私はじっくり読みます。それを考えると1日30分読んだとしても「理解」とうよりは「把握」に近いかも知れませんね。
例えば「イノベーションの普及」の項目の中に「コミュニケーションの鍵となるスター的存在」という項目があります。その文章を一部ご紹介します。
ゲートキーパーは門番の事です。あれんは「技術の流れ管理法」(1977年)の中で、コミュニケーション・パターンが研究開発パフォーマンスに与える影響を調べました。すると、どの研究開発組織にも、コミュニケーションの鍵となるスター的な人間がいることが分かったのです。
このコミュニケーション・スターこそがゲートキーパーという訳です。
「理解」というよりは「把握」という言葉を使ったのは「まぁ難しい言葉は使ってるが言いたいことは解る」という感覚的な意味ですね。
これを「理解」しようとすると「技術の流れ管理法」とはなんだろうか?など気にはなりますが、そこまで調べると到底10時間ではこの本を読み終わることが出来ないので「理解」しようとはせず「把握」で終わらせる事を全体に読むことが大事ですね。
ただ私としては基礎的な言葉を学べたという意味では購入して良かったです。本当に基礎を学びたいという人は買ってみる事をオススメします!