7月のこの時期になると京都では祇園祭が始まり他県の人が観光に来るので京都のどこに行っても人が多いです。ただ私は滋賀県という事もあり祇園祭は勿論見たことがあります。ただ私はこの祇園祭がやっている最中、毎年京都に行くのですがその理由として今回のブログのタイトルである「市川雷蔵映画祭」があるからです。
市川雷蔵という名を聞いたことが無い人が多いと思いますが亡くなったのが1969年7月17日。きっとお母さん、お父さん世代かもしくはお爺さんお婆さん世代じゃないと知っている人は少ないかも知れません。
市川雷蔵をトップスターにしたのは「炎上」という映画なのですが三島由紀夫原作の「金閣寺」をもとに映画化した作品です。劇場公開が1958年、モノクロ映画なのですが今見ても十分楽しめる映画と言えます。
また「眠狂四郎シリーズ」も市川雷蔵が有名です。あの有名な円月殺法ですよね。
そんな市川雷蔵映画祭が今年もやってきたので京都に行って来ました。
毎年ポスターが渋くてカッコイイ。毎年思うのですがこのポスター作っている人はかなり映画が好きな人ですよね。かなりセンスがあります。
今回のラインナップの中で私が見たのは上の段の左から二番目。
「若き日の信長」を見ました。この作品は1959年のモノクロ作品で主演は市川雷蔵で後有名な人だと青山京子さん。旦那さん歌手の小林旭さんです。
タイトル通り若き信長を市川雷蔵が演じているのですが、これまた面白い。モノクロ映画というのは現在のカラーに比べるとシンプルなので演技が目立ちます。97分の映画でしたが、最後までじっくり見ることが出来ました。
しかしネタバレになりますが最後は桶狭間の戦いに向かう織田信長で終わるのですが、馬を走らせている道中で「終」の文字が出るので今の映画に慣れていると「あれ!?」と思ってしまいます。昔のモノクロ映画というのは「これからが本番だ!」という場面で「終」の文字が出るのは珍しくありません。
しかし市川雷蔵がかっこ良かった!後は「新鞍馬天狗」も見たかったので、時間が合わずに断念する事に(汗)また見れる時期がきたら見てみたいですね。
今回は「市川雷蔵 映画祭2016」の感想でした。また明日のブログも京都編になるので是非読んでみてくださいね!