実は石山寺の本殿に入るのは初めて!
石山寺の前まで来た事はあるのですが、実は石山寺に入るのは初めてというダンボーです。滋賀県にずっと住んでいながら今まで行かなかったのが不思議ですが、石山寺は滋賀県だけではなく全国的にも有名なお寺です。その理由の1つとして「石山寺と紫式部」には深い関係があります。紫式部と言えば「源氏物語」で有名ですが、その源氏物語の構想を練った場所は石山寺だと言い伝えられています。「石山寺縁起絵巻」によると紫式部は新しい物語の折念のために石山寺に七日間参籠。折しも琵琶湖に映える十五夜の月を眺めていた紫式部の脳裏にひとつの物語が浮かび、手近にあった紙に「今宵は十五夜なりけりと思い出でて、殿上の御遊恋ひしく・・」と書き続けました。
のちにその部分は光源氏が十五夜の月の都を回想する場面として生かされる事になりました。「石山寺と紫式部」には深い物語があるのです。
石山寺入口である「東大門」。1190念に源頼朝の寄進によって建てられたとされ、その後は慶長年間に大修理が行われています。こちらは国の重要文化財に指定され、実際に見ると圧巻です。
石山寺から伸びる参道は毎年春になると一面に桜が咲き、秋になると紅葉がとても美しいそうです。まだ2月なので桜は無いですが4月にもう一度行ってみたいですね。
表参道だけでも癒やされます。冬は殺風景という人がいますが、そんな事はなく冬には冬の綺麗さがあると私は思います。上記の写真でもとても綺麗ですよね。
ここから先は本殿!入場料があります。
表参道を抜けると、そこから先は入場料600円必要となります。そして私の目的である「紫式部像三筆同時特別公開」を観る為には更に300円の拝観料が必要となるので注意が必要となります。その紫式部三筆同時特別公開を写真でご紹介したいのですが、中は写真撮影が一切禁止の為、石山寺HPから画像でご紹介します。
(石山寺HP引用)
石山寺に奉納された数多くの画像から観音菩薩の化身として拝まれていた日本最古の紫式部聖像と紫式部図(桃山時代)紫式部図(江戸時代)を三筆同時公開されると聞くと歴史が好きな人なら感動する事でしょう。実際に私は目が離せなくなる程、見惚れてしまいました。やはり歴史は素晴らしいです。300円以上の価値を体験する事が出来ました。
梅の盆栽が数多くならんでいます。まだ満開とは言いませんが3分咲程でしょうか。それでも並べてある盆栽を見るととても綺麗です。
石山寺本殿となります。滋賀県最古の木造建築物で平安時代中期の建築、外陣(礼堂)は慶長7年淀殿の寄進により増築されたと言われています。安産、福徳、縁結びの観音さまとして進行を集める本尊如意輪観音菩薩。日本で唯一の勅封の秘仏で御開扉は33年に一度です。こちらの本殿は国宝に指定されており、歴史でみても貴重なものなので実際にみれて良かったと思います。
こちらは多宝塔。源頼朝の寄進で建久5年(1194)年に建立された日本最古の多宝塔です。下重が大きく、上重は搭身が細く華奢で軒の出が深い優 美な姿で日本三大多宝塔の1つとされています。実際に建築物という見方から見ると細かく、とても美しいです。一周しながらじっくり観たのですが、細かく見れば見るほど「建築技術の高さ」に驚きます。
本来ならばもっとゆっくり観たかったのですが、本日はここで帰る事になりました。次回来る際にはじっくり観て堪能したいですね。
まとめ!
滋賀県でも人気の高い観光名所なので滋賀県で歴史を感じたいという人は「石山寺」をオススメしたいと思います。毎年「春」と「秋」になると「石山寺と紫式部」展が開催されています。今年の予定は。
- 春:3月18日~6月30日
- 秋:9月1日~11月30日
毎年違うものが展示されるので今年は何が展示されるか今から楽しみですね!今回は「紫式部像三筆同時特別公開」をみれたので大満足しました。次回のブログは石山寺周辺で食べたランチをご紹介したいと思います。

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