偽ニュース通報ボタンを導入するのは先日の大統領選
先日行われたアメリカ大統領選挙。その際に虚構ニュースによってアメリカ大統領選挙の民主党候補だったヒラリー・クリントンに関する根拠のない否定的なニュースが拡散しドナルド・トランプ氏が勝利を収める一助になった可能性があるらしい。
確かにSNSのメリットである「情報拡散」が逆にデメリットだとは思う。それは冤罪の人が全国ニュースで実名報道されるに匹敵するほどの力があると私は思う。
そこでFacebookがユーザーに「これは虚構ニュースだ」と通報してもらうツールを導入すると2016/12/16日に発表した。
あるニュースにユーザーが虚構ボタンを押すとメディア専門教育研究機関ポインター・インスティチュートが揚げる国際的な事実検証機関が「このニュースは虚構だ」と判断すると真偽に疑問があることを示すフラグが付けられ、さらにその理由を説明する記事へのリンクも提示する」という。
(BB NEWS 引用)
アメリカ大統領選挙に必ずしも影響が出たという根拠は無いが、少なからず「可能性があった」というならばこの偽ニュース通報ボタンというのは必要なのかも知れない。
日本では押す人は少ないと思う
では日本のFacebookユーザーがもし実装されたとして偽ニュースボタンを押す可能性があるか?というと極めて少ないように思える。
答えはとても簡単でソース(元ネタ)を調べる人が少ないから。普段スマホなどでニュースサイトを見ていて「あの芸能人が逮捕」という記事があったとして「えー逮捕!拡散しなくては」という人が多いと思う。解りやすい例えでいえば先日の成宮寛貴の事件。あそこまで情報が混じり合って2chまとめサイトから各新聞社のサイトまで。同じ内容が拡散されていては何が本当なのか?という事は当人だけが知る。という気持ちがある。
ソースを調べて「これは虚構ニュースだ」と調べる人が少ない中、Facebookの偽ニュース通報ボタンを実装したとしても真偽の判断はとても難しい。難しいと思うなら人は本能的に「押さない」を選択していまうので、結果「少ない」といい切っていいと思う。
そもそもFacebookのタイムラインに流れてくるニュースは・・・。
Facebookに流れてくるニュースを見てると昨年のニュースを「ドヤっ」と拡散し流している人もいるのでタイムラインのニュースは基本信用しない事にしている。例えるなら「私、日経新聞しか読みません」というくらい信用してない。
Facebookでニュース情報が流れてきても別のニュースサイトを見て確認してしまう癖がここ数年で付いてしまった。Facebookを利用している人が悪いという訳じゃないんだよ。初めてSNSを利用したのがFacebookです!という人が拡散する情報なので、それが何かな~と思うだけかな。
これは間違いだ!と思ってすぐ押しますか?私は様子を見る
信憑性が無いニュースだったとしても「これは間違いだ!」とすぐ判断出来る情報というのは無いと思う。間違いといい切れる根拠や正しい情報などを集めるとFacebook側が言ってるけど、それが拡散されている情報ならばユーザーの頭に間違った情報がインプットしてから「これは間違いだよ」と流して「あ~間違いだったのか」と納得するユーザーは何人いるのだろうか。少なくとも間違った情報のまま過ごしてしまう人もいる。今回のFacebookが導入しようとしている「偽ニュースボタン」は成功すればFacebookだけではなくTwitterや各ブログサイトにも実装される方がいいよね。
SNSの拡散力はブログをやってる側として、その力を知っているので間違った情報が拡散されないように気をつけたいと今回の記事を見て思った。
後「虚構新聞」が「これは偽ニュースだ」とボタンを押される事態になったら私は爆笑すると思う(笑)