前作から10年経ってパワーアップして帰ってきた
〈2019年3月追記済〉
前作のMAMMA MIA!(マンマ・ミーア!)の10年ぶりとなる作品。前作のマンマ・ミーア!は勿論映画館に観に行き、その後はBDも購入して何度も視聴している作品なので2018年夏公開されると知った時は本当に歓喜しました。
今度の舞台は現在のソフィと若き頃の母ドナのストーリーが交互に混じり、ドナから受け継いだホテルを綺麗にし、パーティーを開こうとしているソフィと、ドナがどのような経緯であのホテルを見つけ、ソフィを生んだのか。前作語られなかったストーリーが今回描かれています。さて、気になるストーリーは。
ギリシャのカロカイリ島で念願のホテルを完成させたソフィは、オープニングパーティの準備に追われていたが、母ドナの親友ロージーとターニャもやってきて、久々の再会を喜ぶ。しかし、ニューヨークにホテルビジネスを学びにいっている夫のスカイから、一緒にニューヨークで暮らさないかと誘われ、心揺れるソフィ。そんな彼女に、ロージーやターニャ、そして3人のパパのひとりであるサムらは、若き日の物語を話し始める。(映画.com引用)
前作のメンバーが勿論の事、新しいメンバーがどのように活躍するのか。そういった点にも注目して観ていきたいと思います。
若き日のドナの喜怒哀楽の人生に目が離せない
今作のストーリーの1つに若き日のドナが描かれていますが、ドナが大学を卒業し母親が来てくれない事に対し怒っていたドナですが、自分へのご褒美と旅に出ることを決意します。それがカロカイリ島にたどり着く事になるのですが、その道中でサム、ビル、ハリーと出会う事になります。
若き日のドナを演じたリリー・ジェームズは「シンデレラ」で主役であるレア役で出演し話題となりました。若きサムを演じたのはジェレミー・アーヴァイン。スティーブン・スピルバーグ監督の「戦火の馬」でデビューしその演技力が評価され様々な映画に出演しています。
若き日のビルを演じたジョシュ・ディランはブラット・ピット主演映画「マリアンヌ」でデビューし舞台では17年「Sheppey」でオフ・ウエストエンド・アワード助演男優賞を受賞しています。若き日のハリーを演じたヒュースキナーは「レ・ミゼラブル」「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」などにも出演しています。
若き日のロージーをアレクサ・デイヴィーズが演じ、ターニャをジェシカ・キーナン・ウィンが演じています。それぞれが大ベテランの若き日を演じる事にとても緊張した反面、そても嬉しかったとコメントしていますがマンマ・ミーアの世界観を壊さず、むしろ前作よりも面白いと思えるのは違和感の無い演技力と歌唱力があったからだと私は思います。
若手俳優のプロフィールを見てみると共通点として皆さん舞台をやられている事。そのためが歌唱力は本当にありましたね。
前作以上にABBAの魅力満載となっている今作ですが歌とストーリーがマッチしているのが前作同様に素晴らしいと思いました。
話は戻りソフィが母の意思を継いでホテル経営に!
今作が前作よりも”更に”面白くなったと思うポイントがこちらにあります。前作はミュージカル映画らしい観て・聞いて楽しい映画に仕上がっていたのですが、今作は喜怒哀楽がすべて詰まった作品となっているので最後まで笑って、泣いてを繰り返すストーリー構成が良かったです。
2018年の現代のソフィのストーリーはこれ以上書いてしまうと、観ていない人の楽しみが減っているので書けませんが1つ言える事はソフィが10年の時を経て成長し、母であるドナに近づける瞬間があるとだけ書いておきます。
シェールの出演は本当に驚いた!
ドナの母親として。ソフィの祖母としてシェールの出演が決定したと聞いた時は本当に驚きました。女優であり、監督であり、ミュージシャンでもあり。そんな彼女がフェルナンドを歌った時は鳥肌が立ちましたね。本当にカッコいい。
私はバーレスクが好きで何度も観ているのですが、歌声は一切変わりません。今年で72歳となる彼女ですがその美貌は美しく、歌声も色褪せる事がないのは流石というべきでしょうか。昨年2017年にはビルボード・ミュージック・アワードのアイコン賞を受賞した際には素晴らしいステージを披露し話題にもなりました。
〈追記:Amazonでレンタル視聴した感想〉
当時の感想と今の感想を含めて書くと、やはりこの映画の良いポイントは最後のシェールの歌声ではないでしょうか。映画館で一番最初に聞いた時は鳥肌が立ち、自宅で改めて見ても素晴らしい歌声で感動しました。
当たり前ですがミュージカル映画なので自宅のホームシアターシステムで視聴しても、映画館の音響にはやはり叶いません、近づく事は出来るのですが、やはりあの臨場感で観るのが一番良いですね。それはマンマ・ミーアも例外ではなく劇場で視聴して良かった作品だと思います。
一人で観るよりも家族と、恋人と、友人と一緒に見て懐かしのABBAの曲と一緒に楽しむ事をオススメします。
マンマ・ミーアは7位スタート!
国内の映画ランキングで週末興行成績ではマンマ・ミーアが7位となり、検察側の罪人が銀魂2を破り1位を獲得しました。日本では2009年に公開されたマンマ・ミーアですが最終興収は26億円を記録しています。7位スタートですが、前作の興収は超えてるのではないかと私は予想しています。それだけ素晴らしい映画に仕上がっているので、皆さんにも是非観てほしいですね。
パンフレットでは若き日のドナのストーリーを制作する際に衣装や小物など、こだわった点がいくつか紹介されています。映画を観終わった後「そんなこだわりがあったのか」と思う点がいくつもあったので、是非劇場で購入して読んでみてください。
これにて映画「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」の感想とレビューを終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました!
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