新発表会で大炎上中の「ニコニコ動画（く）」
ニコニコ動画プレミアム会員歴が10年を超えてしまったダンボー(id:masanori1989)です。皆さん、こんにちわ。
今回のニコニコ動画（く）の発表会が2017年11月28日に行われましたが、これが歴史に残るような大炎上になりました。そもそも「ニコニコ動画が新しくなる」という事は以前から話題になっていたのですが「延期」などを理由に今年の11月末まで伸びてしまったのですが、それが炎上とは。中々残念ですね。
そもそも第一に炎上した理由として「新サービス発表会がPC限定試聴」という時代錯誤を感じるやり方が炎上していました。そう、今回の発表会はスマホから観れなかったのです。私はPCから試聴していたのですが、まずそれが疑問だった。
スマホを利用しているユーザーの中にはパソコンを所持していない状態でプレミアム会員の人も多いはず。それを閉め出すような発表会はいただけない。
新サービスが「非常に子供っぽい」
新しい独自機能として「オープニング」「エンディング」というリアルタイム番組合成演出を発表したのですが、これがなんというか。非常にいらない機能だと思った。
言うのであればAR機能を利用したスマホアプリケーションの劣化版という印象を受けた人もいるのではないでしょうか。私は少なからずその印象がありました。
そして「nicocas」というサービスが今更感があった。
「スマホとPC同時開発、ログインしなくても使える、みんなでつくる放送」など様々な新機能として紹介されましたがニコニコ動画の売り文句は「未来の放送」というタイトルだったのが、もうちょっと学んで欲しいと思った。
動画を「圧縮」するというのであれば専用ソフトを開発すべき
1.5GBまでアップロード出来るというニコニコ動画ですが発表会の際に「変換される」と発言に対し動画投稿している人は敏感に反応したと思いますが1.5GBの動画を100MBまで変換されるという「再エンコード」という機能があったのですが、これはどういう事かと書きますと「高画質動画をアップロードしたのに勝手に糞画質になる」というのがユーザー側から疑問として上がっていたのですが、今回の発表で確定となりました。
そこで1つ思ったことはユーザーが高画質・高音質なおかつ軽容量でアップロードしなくてはならない。ではなく、ニコニコ動画でエンコードソフトを開発すべきだと思う。ユーザーに知識を求めるのではなく、開発者側で負担を減らすという考え方ではないという発言が多々あったのが残念で仕方がない。
これが一番ガッカリ「画質改善は半年待て」
今回の発表会の目玉と言っていい「画質改善、重さ改善」という部分は「あ、半年待ってね」と更に延期する事を発表しました。これは私は非常にガッカリだった。
知っている人もいると思いますが、現在のニコニコ動画はスマホだと240p。PCだと480p程の画質しか出ていません。YouTubeなどは1080p。高画質だと4K、8Kという動画形式がある中、ニコニコ動画が今後改善しても720pという事実。
（追記：動画を1080p、生放送を720pに対応出来るよう努力したい。と川上氏がコメントしました。これは朗報ですね）
これで有料会員の人から月額540円取っているというのは、中々だと思いますね。以前までニコニコ動画でアップロード、実況していた人がYouTubeへと変更したのも納得ではないでしょうか。
川上氏は「niconicoで獲得出来ていないのは若年層のスマホマーケット。新バージョンでは機能充実し、ユーザーに受け入れられるようになる」とコメントしていましたが、私は新機能よりも画質・映像がスムーズに見れないなどの改善を第一優先として欲しかったですが「画質・回線の重さは根が深い問題がある為、もう少し時間がかかる。本当に申し訳ない」と言っています。
私が思う”今度のニコニコ動画”
以前にも書いたことがあるのですがニコニコ動画を見ていた世代。私の世代と言っていいのか解りませんが「昔利用していた人が大人になり、違う世代の為に作らなければならない」というのが重要だと思います。
ニコニコ動画（く）の発表会を見終わって思ったことは「独自の新機能」という点に力が入りすぎていると思う。画質・遅さなどの問題は勿論なのですが冒頭で書いた「PC限定でスマホは駄目」という生放送のやり方は「スマホ世代を確保しなければならない」という川上氏のコメントと行動が一致していないと私は感じました。
今度のニコニコ動画が「せめてユーザーに愛される運営」という原点に戻ったほうが良いと思う。それを今回の発表会で思いました。
