近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】亜人を観てきた感想とレビュー-黒い幽霊の再現度が高い!原作ファンでも間違いなく楽しめる作品-

あの「亜人」が実写映画化

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2015~16年には劇場3部作とTVシリーズ1期、2期とアニメ化された「亜人」が佐藤健×綾野剛で完全実写化されました。監督は「踊る大捜査線」「曇天に笑う(2018年公開予定)」本広克行。佐藤健×本広克行の初タッグとなる作品が今回の「亜人」です。

 

さて、気になるストーリーは。

2017年、東京。研修医の永井圭は、交通事故で死亡した直後に生き返ったのをきっかけに、絶対に死なない新人類「亜人」であることが発覚する。亜人研究施設に監禁されて非人道的な実験のモルモットにされた圭は、同じく亜人の男・佐藤によって救われるが、佐藤は国家転覆を狙い大量虐殺を繰り返すテロリストだった。同じ亜人として佐藤の思想に共感できない圭は、亜人と人類の壮絶な戦いに身を投じていく。(映画.com引用) 

 

亜人は作品を通して激しいアクションなどもあるので、どういった作品になっているか。また「黒い幽霊」の完成度なども気になったので観てきました。では、早速感想とレビューを書いていきたいと思います。

 

そもそも亜人とは何か?

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原作では高校生の永井が亜人と覚醒するも逃げるシーンなどが描写され周りの友人などの反応などもあったのですが、映画では人体実験されている場面から始まります。亜人になった経緯などはザックリと省略されている部分も多かったのでイマイチ解らなかった人も多いのではないでしょうか。

 

亜人というのは「人類の進化」として話されていますがこの亜人の世界では多くの人間は「亜人は人間ではない」という定義があります。映画内で永井くんが手足を拘束されながら切られるシーンがありますが、亜人は痛覚があるもの死にません。

 

しかし亜人が恐れるものが1つだけあります。映画内で亜人の同士を集めた佐藤は反対意見を出した亜人を撃つシーンがあります。その時に「頭を切ってドラム缶に入れましょう」という提案が出されましたが亜人は切断された頭部を回収する事が出来ない設定があります。

 

再生した場合新たな頭部を作るのですが、新たな頭部は細胞や記憶までも再生出来るが回収しきれなかった頭部が自分であるという認識がある。本来の自分は死に再生しないという事になるので主人公の永井は原作でも「頭部切断」だけは恐れていました。(佐藤は頭部を切断される事に恐怖を抱かない)

 

VFXの存在感がこの映画を更に面白くさせている

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当たり前かも知れませんが亜人に登場する黒い幽霊はVFXで作成されていますが、この存在感はこの映画を更に面白くさせている事は間違いないと思います。

 

各々の黒い幽霊には特徴があり激しいアクションでゆっくり観る事が難しいですが、それでも細かく作成されている事は解ります。例えるのであれば今年公開された「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」ではスタンド能力をVFXで作成されていましたが、スタンド能力もVFXだからこそ観客は「VFXとキャストの組み合わせが面白い」と感じた事だと思います。

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 永井の黒い幽霊の声はアニメで永井の声を担当していた「宮野真守」が担当しています。こういったキャスティングもアニメ・原作ファンには嬉しい演出と言えますね。

 

ストーリーは「亜人」と解るが原作に忠実ではない

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ストーリーに関して言えば原作である亜人とは異なります。「黒い幽霊」「永井」「佐藤」という亜人に登場するキャラクターやキーワードを使った大部分はオリジナルストーリーという解釈で良いと思います。

 

それが良いか悪いかは個人の判断になりますが1時間49分という長さで「まとめた」という意味では頑張った方と言えます。原作の「亜人」が観たくて映画館に行った人はそういった意味ではガッカリした人も多いのではないでしょうか。

 

佐藤を演じた綾野剛の演技力にはアッパレ!

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今回の映画は佐藤の圧倒的な強さが無ければ始まりません。SAT戦ではSAT部隊を1人で殲滅する描写がその圧倒的強さを再度認識させるものだったと感じます。

 

原作では「初老の男」なので「綾野剛とは違うのではないだろうか」と思っていましたが作品を観てみると原作ファンも納得の演技力だったと思います。永井を仲間にしようと研究所を襲い研究職員を皆殺しにするシーンがありますが、その表情は「死や痛みを恐れない」と観ている人に思わせる演技でした。

 

やはり亜人という作品の中で佐藤の存在は切っても外せないものとなっています。その強さに絶望し、思考力や行動力に恐怖する。そういった存在なのですが今回の映画でもそれは表現出来ていたと思いました。

 

またフォージ重工業から神経ガスを盗もうとするシーンでは「切り札」として預けてあった手から再生し裸で登場するシーンがあります。そのシーンは綾野剛の鍛え抜かれた裸に目が行きます。カウンターから「やぁ、来ちゃった」と発言した後、銃撃戦が始まるのですが、その体を作るためにトレーニングと食事制限をし体を作ったそうです。

 

肉体や演技力を含め今回の綾野剛の演技力は「アッパレ!」と言うよりも「ただただ驚かされた」という表現の方が近いような気がしますね。

 

今週の週末動員1位獲得!予想通りのスタートという所

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9月30日、10月1日の週末映画動員数では「亜人」が初登場1位を獲得しました。作品の知名度や話題性など考えると「予想通りのスタート」という所でしょうか。

 

2位は「僕のワンダフルライフ」が初登場で獲得。この映画のレビューは今週木曜日に投稿しますので気になる方は是非ご覧ください。

 

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動員数は「予想通り」と書きましたが内容は「予想以上」にいい映画に仕上がっていると感じました。アクションが多い映画なので最後まで飽きることなく観ることが出来る作品だと思います。

 

パンフレットでは各出演者のコメントや監督インタビュー。今回の「亜人」を観る際に観て欲しい「オススメポイント」などが書いてあるので、是非チェックしてみてください。これにて映画「亜人」の感想・レビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。