近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】トランスフォーマー 最後の騎士王を観てきた感想・レビューを書いていきたいと思います

マイケル・ベイ監督最新作「トランスフォーマー 最後の騎士王」

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ついにトランスフォーマー最新作「最後の騎士王」が公開されましたね。トランスフォーマーシリーズも5作目となります。前作の「ロストエイジ」から3年ぶりとなる最新作ですが今作は「それは本当にヒーローなのか?」「最終章の幕開け」と日本でのキャッチコピーが私としては非常に気になる所です。今回のストーリーは。

地球上に存在するあらゆるマシンに変形する金属生命体トランスフォーマーが、太古の時代から地球の歴史に干渉してきたという、新たな真実が明らかにされる。トランスフォーマーの起源であり「創造主」と呼ばれる異星人が、惑星サイバトロンの再生と地球侵略を計画。それを阻止すべく旅立ったオプティマス・プライムだったが、創造主に捕えられて洗脳されてしまい、人類を滅ぼすべく地球に舞い戻ってくる。一方、オプティマスが不在中の地球では、バンブルビーがオートボットの新たなリーダーとなり、復活したメガトロンとディセプティコンに対抗していた。バンブルビーらオートボットと行動をともにするケイド・イェーガーは、孤児の少女イザベラを助け、謎の英国紳士バートンの導きによってイギリスに向かうが、バートンのもとでオックスフォード大学の教授を務める女性ヴィヴィアンと引きあわされる。バートンは、ケイドとヴィヴィアンに、これまで隠されていた真実を明かすが……。(映画.com引用) 

 オプティマスが創造主に洗脳されバンブルビーを攻撃するシーンが予告で公開され「これはどうなるのだろうか」とずっと気になっていました。では、早速感想・レビューを書いていきたいと思います。

 

映像革命は今作も健在

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トランスフォーマーの第1作品目を観た時の衝撃は本当に凄かった。それまでの3D映画が一気に色褪せるほどよく出来たVFX技術に誰もが驚いた事だと思います。

 

今回もその映像は健在と言っても良いです。約2万パーツ以上で作られたトランスフォーマー達の動きの滑らかさ。序盤でバンブルビーがバラバラになった後、再度一体化するシーンなどは素晴らしいと思った。作品を追うごとにVFX技術や撮影技術は進化しています。

 

シリーズは最終章へ、謎が解かれていく

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今作は「なぜトランスフォーマー達が地球にやってくるのか」という謎を元にストーリーが進んでいきます。例えば今作の舞台はイギリスで「アーサー王」と「円卓の騎士」が登場する。「アーサー王伝説」と呼ばれるストーリーですがその時代にもトランスフォーマーは地球に存在し、地球の歴史に干渉してきたという。

 

アーサー王伝説に登場する「マーリン」は原作では強力な魔法使いと知られていますが、今作のトランスフォーマーでは自他共認めるペテン師で飲んだくれの酔っぱらいという以外な設定がありますが「一度でいいから人の役に立ちたい」という思いで昔のトランスフォーマーから「杖」を託される。その杖が今作では重要な役割となっていくのですが、今までのトランスフォーマーとは違い「過去」もテーマに入っている事。

 

今までのシリーズの「謎」が今作で理解出来るかも知れない。例えばエドムンド卿がケイドとヴィヴィアンに「ウィトウィック騎士団」の家系の話をするシーンがありますがトランスフォーマーの秘密を知る家系の中にシリーズ1~3の主人公であったサムの家系が描かれています。そういった細かな演出なのですが「これはもしかするとバンブルビーがサムを選んだのは偶然じゃないのかも知れない」という考え方も出来る。今作では過去のシリーズの「謎」に大きく近づいている作品と言えます。

 

アクションは5作品の中でもっと良い出来

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VFXの完成度が良いという事は序盤で書きましたが、やはりアクションも良かった。この点は賛否両論かも知れませんが「陸海空」とすべての場所でアクションを盛り込んだのは個人的に良かったと思う。陸は、空は戦闘機、海は潜水艦と、どれでも手を抜くことなく細部までこだわりを感じました。

 

前半は激しい戦闘という訳ではなく、ストーリーが進むにつれて激しい戦闘になっていく。「これでこそトランスフォーマー」というVFXを使用した激しい戦闘は観ていて飽きない。ラストまで楽しませてくれる作品に仕上がっていると思います。

 

「149分」という時間を決して長いとは感じなかった

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前半は後半に続く前フリが続くと思って良いかも知れない。その前フリが長く「ストーリーがあまりおもしろくなかった」と他の方のレビューをよく観ますが、私としては決して長いという気持ちは無かった。

 

今作はシリーズ最終章の第1部と考えて良いです。予定では3部作を考えているようですが、3部作すべて観た後に「149分は長かった」と思うか「あの話はここに繋がるのか」と思うか。それは今後の展開次第だと私は思います。

 

ストーリーに関しても特に悪いという感じでは無かったですね。「アーサー王伝説」と合わせる事によって誰でも解りやすいストーリーになっているのではないでしょうか。複雑さを求めるのであれば今作のストーリーは物足りないかも知れませんが変に複雑にしてしまうと、今後の展開次第は「謎は謎のまま」という結果になってしまうので、それは避けたのかも知れませんね。

 

日本での興行収入は第3位とまずまずの初週

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日本での興行収入は第3位とまずまずの順位だとは思いますが米国での興行収入がシリーズ過去最低の4530万ドルとイマイチな結果に終わっています。ただトランスフォーマーファンの1人としては面白い映画に仕上がっているのではないでしょうか。

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パンフレットはオートボット、ダイナボット、ディセプティコンの紹介が掲載されています。映画のパンフレットでは珍しい監督のコメントやキャストのコメントも無いという非常に珍しいタイプと言えますね。パンフレットに関しては正直物足りなさを感じます。

 

次回作はいつ公開か解りませんが最後のシーンで「彼」と呼んだ女性がキーワードになりそうですね。これにて映画「トランスフォーマー 最後の騎士王」の感想・レビューを終わりたいと思います。