スタジオポノック第一弾長編アニメーション「メアリと魔女の花」
トピック「メアリと魔女の花」について
米林宏昌監督がジブリを退社し、初めての長編アニメーション映画となる「メアリと魔女の花」。予告編を観た時に「魔女再び」という文字から「魔女の宅急便」を連想していましたが私のイメージは全く異なりました。さて、気になるストーリーは。
イギリス人作家メアリー・スチュアートの児童文学「The Little Broomstick」を原作に、魔女の花を見つけたことから魔法世界に迷い込んだ少女メアリの冒険を描く。田舎町の赤い館村に引っ越してきた11歳の少女メアリは、7年に1度しか咲かない不思議な花「夜間飛行」を森の中で発見する。それは、かつて魔女の国から盗み出された禁断の花だった。一夜限りの不思議な力を手に入れたメアリは、魔法世界の最高学府・エンドア大学への入学を許されるが、メアリがついたある嘘が大きな事件を引き起こしてしまう。(映画.com引用)
さて、早速感想・レビューを書いていきたいと思います。
ネタバレ有り!メアリと魔女の花の感想とレビュー!
さて今回の感想・レビュー記事から作品のあらすじを詳しく書く事を辞めてみようと思います。私の個人的な感想のみとなりますが、ご了承ください。
スタジオジブリを離れ、米林宏昌監督の長編アニメーション映画となる「メアリと魔女の花」ですが「魔女の宅急便」とは少し異なります。あえて「少し」と書いたのは魔女の宅急便というよりも「ハウルの動く城」や「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」といった過去ジブリ作品にかなり似た世界観だと思います。
例えば魔法世界「エンドア大学校長」であるアダム・マンブルチュークが使う魔法というのはハウルの動く城に登場する魔法によく似ている。そしてこの「エンドア大学」の世界観は千と千尋の神隠しの神隠しに似ています。
動物や自然というのは「もののけ姫」の世界観と似ているのですが、しかし私としては世界観が似ているというだけでこの映画の評価を下げるのは非常に勿体無いように感じます。主人公の「メアリ」に注目して貰いたいです。
映画の冒頭では「誰かの為に何かをしたい」という気持ちながらも失敗し落ち込んでしまうシーンが度々登場します。しかしメアリは前向きで自分の為じゃなく誰かのために行動しているのは観ている人の心を暖かくしてくれます。またメアリと魔女の花を観ていると思う事が「悪いやつはいない」という事です。
きっと映画を観た人でもアダム・マンブルチュークやドクター・デイが悪い役と思っている人も多いかも知れませんが、私はこの二人が夜間飛行を使って「誰でも魔法が使える世界を作りたい」というのは、これも優しさではないかと思いました。
やり方はどうあれ「誰でも苦労せず魔法が使える世界になったのであれば」という理想の世界はきっと彼等の中では平和と思っていたことだと思います。
メアリと魔女の花というのは優しさと愛情で溢れた作品です。メアリが変身魔法の実験にされた動物を元に戻すシーンがあります。
その中にティブの相棒であるギブという猫も実験動物にされ姿を変えられて閉じ込められていたのですがメアリに夜間飛行の場所を教え、そしてエンドア大学に案内したのも「愛情」からだと思います。
ティブとギブの性別は劇中で語られることはありませんでしたが、もしかすると恋人だったり友人であったり。解りませんが囚われた相棒を救ったシーンはとても感動しました。
メアリが夜間飛行を使い一時期的に魔女になるシーンが劇中で度々登場しますが、最後にピーターが夜間飛行の力で変身魔法により失敗し化物になってしまうシーンがあります。
メアリが最後の夜間飛行の花を使い解除魔法を使おうとしますがドクター・デイの「あいつは何でも魔法が使える」という言葉にメアリは「じゃピーターも解除魔法を使えるんじゃ」と思いつきピーターと一緒に解除魔法を使いピーターを救うのですが私はこのラストは好きだと思いました。
ここでメアリが最後の夜間飛行の花を使いピーターを救っていたのであれば話しは変わってしまいますが、メアリの強さは「勇気と愛情」という事が最後で納得出来ました。それはどんな魔法よりも強く、優しいものではないでしょうか。
興行収入50億狙える大ヒット!グッツも販売中!
今回もパンフレットを購入しました。各キャストさんのコメントは勿論オススメですが、私が特にオススメしたのは米林宏昌監督のメッセージ。米林宏昌監督のこの作品にかける想いがメッセージ一言、一言から伝わってきました。
そいてグッツは「クリアファイルセット」を購入しました。お値段は540円。
そして「ブックマーカー」。私は本をよく読むので記念に購入してみたのですが、思っていたよりも丈夫に作られているので重宝しそうです。お値段756円。
記念に買ってみたのですが「メアリと魔女の花 指人形」です。左からマダム・マンブルチューク、ギブ(猫)、メアリ、フラナガン、箒さん。これはガラスケースに入れて保存しておきたいと思いますお値段は以外と高価な1944円。
メアリと魔女の花のグッツは沢山ありましたが、他にもボールペンやTシャツ、スマホケースなど気になる商品が沢山販売していたので映画を観終わった後、是非立ち寄ってみてくださいね!これにて「メアリと魔女の花」の感想・レビューを終わりたいと思います。