先日、某大学生が「俺、中退して起業する!バン」みたいな、某漫画みたいにかっこ良く言っていたのは記憶に新しいですね。
周りの反応は批判ばかりですが私は批判と言いますか。「他人の人生は他人のもの」という事で成功したら「おめでとう」。失敗しても「いい勉強になったね」という感じでしょうか。同じ失敗するのであれば20代の方が良いですからね。大学卒業したオッサンがただ独り言のように今から書いていくけど「へ~」という気持ちで見て欲しい。
大学は余程の理由が無い限り卒業した方が良い
大学に行って思ったことは就職活動の時、もしくは就職してからも「学歴」にこだわる人が多いという事。例えば同じセリフを言ったとしても私のような底辺の大学卒業した人よりも東大出身の人の方が説得力が断然高い。大学を中退してしまっては底辺の大学でも高卒扱いになってしまうので、非常に勿体無い。
そもそも「なぜその大学に入りたいと思ったのか?」と振り返って欲しい。専門学校なら解りやすいのですが、一般の大学でも「その学校にしか無いもの」があるから高校生の時に勉強を頑張ったはずなんですけどね。在学中にずっとやりたいと思ってた仕事に就けるチャンスがきて、これを逃せばチャンスは無い!という余程の仕事じゃなければ大学を辞めてまで就く職業というのは少ないように思える。ましては「起業」に関して言えば大学で学んで起業した方が絶対に良いですからね。
1回あたり2500~5000円
大学入学金、授業料など計算すると1回の授業の値段が2500~5000円程だと思います。入学金の安いと言われている国立大学ですら30万円~50万円程ですからね。その1回あたりの授業料なのですが、これを授業料として一括、または分割で払っている訳なのですが1回授業受けるごとに2500円払うシステムだったとします。きっと大学生なら「毎回、毎回2500円払うのは高い」と感じる事だと思います。初年度で約100万近く払うのですが、それを自分で払っている人というのは少ないですよね。でも2500円だと自分で払える金額なので「高い」と思ってしまう。なんだか不思議ですよね。
大人になれば「安い」と感じる訳です。大学の授業が1時間半あったとすると大人になって1時間半のセミナーを受けようとすると2~3万。高いと10万以上しますからね。大学に入って2500円で専門知識を勉強出来るというのは貴重なのです。
大学時代は沢山勉強して沢山遊んだ方が良い
「大学時代に遊んでおけ」とよく言う大人がいると思いますが、これ正解だと思いますね。バイトなどの社会経験も大事なのですが「大学5:バイト2:遊び3」の割合にした方が良いと感じるようになってきました。「バイトばかりで遊ぶ時間がない」というのは社会人になれば嫌というほど経験出来ますからね。大学時代は勉学も大事ですが、遊べる時は絶対に遊んだ方が良いと思います。
大学時代の遊びというのは中学、高校の時と比べると行動範囲も広がるのが楽しい理由の一つなのですよ。高校時代にも友人同士でバーベキューなどした人もいると思いますが大学に入ると免許もとれますしバーベキュー場でも行ける範囲が広がります。それは良い経験だと思います。私は大学時代はあまり遊ぶという事をしなかったので、今思えば少し後悔していますね。ただ大学時代にも現在の仕事を少し携わっていたので、その点に関して言えば満足しています。
年相応の方が絶対に得だと感じる
大学生と聞くともうワイワイ遊んで試験勉強をして。そういったイメージの方が可愛いと思うのですが世間一般で言う「意識高い系」は可愛くない。これは自分がオッサンになってきたからなのか、もしくは了見が狭くなってきたからなのか。どちらか解らないのですがあれは可愛くないというよりも「痛い」というのが正しいのかも知れない。
今の時代なんでもネットで調べる事が出来るようになって痛い子が増えたなと最近感じます。変に知識が多いんですよね。変に知識が多くて中身が子供だから空気が読めない。それならば「俺、この業界の事全然解らなくて教えて欲しいです!」と言われた方が教えてあげようという気持ちになるのですが「◯◯企業と◯◯企業だと、どちらが安定していますか?」なんて解る訳ない。年相応のほうが可愛いし、教えて貰えますし。何より言い方は悪いかも知れませんが許してもらえる事が多い。というメリットがあります。こう書いていて改めて私は了見が狭いのかも知れない(笑)
大学生活は楽しい!と言えるのは自分次第
社会に出てストレスを受けたり、ショックを受けたりするのは自分次第・・・なんて事はないですよ。野球を例にあげると予想を上回るピッチャー返しがきて足に強打する。なんて事が結構ありますからね。しかし大学は楽しく過ごすも、過ごさないも自分次第なんですよ。勉学を頑張って成績を上げて喜ぶ。もしくは友人とワイワイ遊んで楽しむ。サークルに入って何かに取り組む。自分から探して楽しめるというのは学生さんの良い所じゃないでしょうか。オッサンの独り言が長々と続いてしまいましたが今でも「大学行って良かった」と思えます。