アイデアの出し方で問題は解決出来る
レビュープラス さんからの送っていただいた本で3日連続投稿の最後になります。
インクルージョン思考というタイトルですが帯に書いてある「世界一シンプルなアイデアの作り方!」というのがタイトルに合っていると思います。アイデアを作る事が難問解決につながるというのがこの本の言いたい事ですね。
- chapter1:アイデアとは、複数の問題を解決するもの
- chapter2:インクルージョン思考への障害
- chapter3:ひらめきを生み出す準備と4つの段階
- chapter4:第一段階、高次の目的を決めてから旅立つ
- chapter5:第二段階、目的に従って素材を集める
- chapter6:第三段階、異なる分野の材料をつなげる
- chapter7:第四段階、手放して「ひらめき」とともに帰ってくる
- chapter8:インクルージョン思考を磨く7つの習慣
誰もが悩む事なのですが「問題解決」という言葉を聞くと、とても疲れてしまう。私の場合なのですが仕事する際に起こり得る問題を頭の中に大体は想定しています。例えば期日までにパソコンが壊れるかも知れない、ネットが断線するかも知れない、自分が倒れるかも知れない。仕事が完成しても思いもよらない修正がくるかも知れない。
誰も起こり得る事なのですが「問題解決」するにあたって「かもしれない」という想定で動くというのはとても重要な事だと私は思っていました。
この本を読んで思ったことは「アイデアの作り方」が非常に勉強になった。
レビュー
まず共感出来たのはchapter3に書いてある「問題を忘れたとき、アイデアは浮かぶ」という事。これは問題解決する時に一番重要だと思う。問題解決する際に一番やってはいけない事というのは深く一つ二つの問題に対して考えてしまうこと。一度忘れた時にフッと問題解決するヒントが浮かぶ事が多いように感じます。この本の一番最初に書いてある4つのステップ。
- 目的を決める
- 材料を集める
- 材料をつなぐ
- 発想を手放す
この4つのステップのうち2,3というのは、これからの時代とても重要でネット社会になって何が正しい情報なのか、そしてその情報をいかにまとめて繋ぐ事が出来るか。そういった意味ではこの本はブロガーの人にもオススメ出来る本だと思います。
また「自分の判断で材料に「色」をつけてはいけない」という事。この本では「食卓用ナイフ」を例にしていますが「食卓用ナイフの刃先は丸い」と書かれた情報があったとして多くの人は「そりゃそうだ」と思うかも知れませんが「当たり前」と思う場所にアイデアがあると書いています。元々刃先は尖っていて昔は食卓用ナイフを刺して食べていたのですが刃先を爪楊枝代わりに使う人が多くマナー違反を無くす為に刃先を丸くした。というキッカケがあります。こういった「当たり前だ」という思う事にアイデアがあるというのは、とても良い勉強になりますね。アイデアが無くなりそうな時はモノの原点に戻り「なぜか」を考えると面白いアイデアが思いつきそうですね。
まとめ
アイデアというのは難しく考えてしまいますが「何かを題材にして考える」というのは当たり前で100%新しいアイデアを思い浮かぶというのは無い。アイデアというのは「既存の要素」の新しい組み合わせに過ぎないと書かれています。人が何かを思い浮かんだ時というのは「何かを不便に思った時」「疑問に思った時」そういったアイデアがビジネスに繋がるのですが「それを思いつく瞬間」というのはひらめき上手と言いますかタイミングでしょうね。
アイデアというのは常に新しいものでなければならない。という思い込みは捨て、アレンジし自分の感想を加える事も人によっては「新しいアイデア」になります。これは本にも書かれているのですがとても参考になりました。社会人だけではなく学生さんにもオススメ出来る1冊だと私は感じました。気になった方は是非、読んでみてください。