近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

『映画』ハリソン・フォードと犬がまだ見ぬ土地を大冒険!?「野生の叫び声」を観てきた感想を書く!

時代は19世紀のゴールドラッシュ!!

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今回舞台となっているのは今作では詳しく説明されていませんが小説を元に読むと19世紀のようです。映画では「ある人物が金色に光る石を発見したー」と物語がスタートするのですが、これが米国の”ゴールドラッシュ”と呼ばれる時代の始まりとなります。

 

ゴールドラッシュと名前は聞いたことがあるだけで、どれだけ大きな事だったのか。簡潔に書くのであれば人口200人程度の小さい町だったサンフランシスコが、たった8年で36.000人に増加しサンフランシスコ州として認められる程になりました。

 

そんなゴールドラッシュの時代、今回の主人公である犬の「バック」は判事の飼い犬という事でやりたい放題の暮らしをしていました。町では判事の犬だからという理由で怒る事も出来ずにいましたが、判事の誕生日にバックはパーティーの食事を台無しにしてしまう悪さをしてしまい、その日の夜は外で寝る事となります。

 

そして時代はゴールドラッシュ。丈夫な犬などは売買され、バックは泥棒に売り飛ばされシアトルまで行き着いてしまいます。南の町で育ったバックはシアトルの雪に戸惑いながらも初めての地に興奮し、自分の「探検」をスタートさせていくのです。

 

バックは知らない地で多くの事を学び、吸収し成長していく

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最初は犬ソリとして売られたバック。犬ソリの経験が無いバックは最初はチームメイトのお荷物となっていたのですが、バックが凄いのは飲み込みの速さ。周りの犬を観察し、状況を瞬時に判断する。周りの犬たちもバックを敬うようになるがリーダーだった先導犬だけはバックを許さず対立するが、バックが勝ちリーダーの座を奪います。

 

リーダーとなったバックは犬ソリの人間が「今まで期日までに届けた事がない。一度で良いから届けてみたい」という願いを叶える為大きな体をフルに使い、郵便を届けていきます。しかしバックの犬ソリチームは電報の登場により解散。その後買われた人物がハルという黄金を狙う成金。何も知識が無い中、犬たちを使い黄金を探しに行くのをジョンに止められます。ジョン(ハリソン・フォード)と出会い「もうじき春だから危ない辞めなさい」と言われるがハルが無視をし犬たちを連れて行ってしまいます。

 

バックの事が気になったジョンはハルと犬たちの後を追い、溶けかかっていた川を渡るなと警告しますが、疲れ果てたバックを残し他の犬を連れて川を渡ってしまい、バック1匹を連れて自分の小屋へと戻るジョン。2日後、目を覚ましたバックは他の犬たちがいない事に気づき悲しくなるが、ジョンも何か背負っている事に気づいたバックはジョンを励まし、2人は冒険へとでかけて行く事となります。

 

動物はフルCG!しかし違和感は特に無いリアルなバックが好印象

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監督は「ライオンキング」「アラジン」「美女と野獣」を制作したクリス・サンダース。私は「ヒックとドラゴン」という作品が好きで、同監督なのですが「人間と動物」という表現の仕方が本当に上手いと感じました。バックと触れ合うのは人間だけではなく、同じ犬であったり狼であったり。家犬として育ってきたバックは見るもの経験するものが新鮮で常に興奮しているのが観て解ります。

 

この「野生の叫び声」のテーマは「生存と野生への復帰」なのですがジョンと旅をし、ジョンもバックを亡くなった自分の子供と重ねるように犬と人間を越えた愛情を感じさせる接し方をします。バックも野生の狼と遊んだ後、ジョンの元に帰るのですがバックはジョンの側にいたい。しかし狼の群れの中でも暮らしていたいという2つの気持ちに悩むこととなります。CGだからこそ出来る喜怒哀楽がハッキリと解るバックの表情は個人的に見ていて感情移入しやすいと思いました。

 

【2023年更新】

現在ディズニー+では定額プランを契約すると野生の叫び声を視聴する事が可能です。

気になる方はディズニー+でご視聴ください。

www.disneyplus.com

 

個人的には非常に面白い!ただ公開終了は早いと思うのでお急ぎを!

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バックだけではなく登場する動物、人間が成長し学び続ける事が出来ると感じれる作品でした。私は子供と一緒に見ても面白いと思いますね。ついついバックの仕草などで笑ってしまうシーンがあったり楽しめる映画だと思います。

 

今作はパンフレットを製造していない作品のようで、その点は非常に珍しいですね。映画を視聴してパンフレットを購入しなかったのは数年ぶりです。パンフレットがほしい方はこの点にご注意して視聴してください。これにて映画の感想を終わりたいと思います(完)

 

野性の呼び声 (光文社古典新訳文庫)

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