近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

【映画・ネタバレ有】実写映画「曇天に笑う」を観てきた感想とレビューを書いていきます-最後のどんでん返しが必見-

大人気コミックが実写化

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今作「曇天に笑う」は月間コミックアヴァルスにて2011年3月から2013年6月まで連載されていました。2014年にはアニメ化や舞台化になり、私もアニメで今作を知る事となりました。その際に原作コミックを読んだのですが、原作も絵が綺麗でよく出来た作品だと当時は思いました。

 

そんな曇天に笑うが福士蒼汰主演で実写映画化となります。監督には「踊る大捜査線シリーズ」「亜人」などを手がけた本広克行。天火を福士蒼汰、空丸を中山優馬、宙太郎を若山燿人が演じます。さて、気になるストーリーですが。

 

明治維新後の滋賀県・大津。300年に一度よみがえり、人間に災いをもたらすという大蛇(オロチ)が復活する年。曇神社を継ぐ曇家(くもうけ)の長男・曇天火、次男・空丸、三男・宙太郎の曇天三兄弟は、大蛇を封じるため立ち上がる。一方、明治政府右大臣・岩倉具視の直属部隊「犲(ヤマイヌ)」も、違った方法で大蛇の力を封印しようと動き出し、最強の忍者集団・風魔一族も大蛇の力による政府転覆を企んで暗躍。曇天三兄弟と犲、風魔一族が三つ巴の戦いを繰り広げる(映画.com引用)

 

本広克行監督の「亜人」は非常に面白かっただけに今作の実写化も期待して観てきました。では、早速ですが感想とレビューを書いていきたいと思います。

 

舞台は幕末の終わり、滋賀県大津が舞台

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幕末が終わり時代は「明治」へと移り変わろうとしている時代。文明開化が進み人々は時代が変化しながらも懸命に生きている中で、明治政府に不満を持つものも少なくなく明治政府に不満を持つものが犯罪を犯し、犯罪率は過去最大になっていました。

 

そこで新政府は琵琶湖の真ん中に獄門処という重犯罪者専用の施設を作り隔離しようとしています。そんな獄門処へと罪人を運ぶ役目を「曇三兄弟」の仕事の1つ。

 

「人が笑って生きていけたら良い」と口々のように言っている曇天火。そんな日常が続くはずが300年に1度。大津で曇り空が続くと「オロチ復活の兆し)という言い伝えがある。それが曇三兄弟。そしてオロチ復活を阻止しようと発見と破壊を目的として組織。「犲(ヤマイヌ)」。破壊神オロチを復活させようともくろむ忍者集団「風魔一族」など曇三兄弟には様々な試練が訪れる。というのが今回の話です。

 

滋賀県大津市が舞台となっており撮影場所に「比叡山」「近江八幡」などが登場しています。曇三兄弟が住んでいる大津の街は明治村で撮影されたようです。舞台が大津だからか比叡山高校(滋賀県大津市坂本)で福士蒼汰、桐山漣、古川雄輝がサプライズとして登場した事が話題となりました。

 

 

すべて男性キャストにしたせいで炎上?監督の考えとは?

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私も今作を観る前から「これは炎上するかも知れない」と思っていた事が案の定、ファンの人から不満の声が上がっているようです。犲に登場する佐々木妃子という2丁拳銃を使うキャラクターが存在しますが、今作では男性キャラクターへと変更されています。

 

監督の考えはシンプルなもので「主要キャラクターは男性キャストで固めたかった」とコメントしています。風魔一族も男性ばかりなので、その点は不満の声が上がっても仕方なかったという印象を受けました。

 

以前にも「ちはやふる-結び-」のレビューを書いた際に「オリジナルキャラクターを登場させた作品は失敗するものが多く」と私は書きましたが今作の曇天に笑うはどちらかと言えば失敗だったように感じます。

 

アクションシーンは素晴らしかった

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アクションシーンは見応え抜群だったと思います。特に曇空丸(中山優馬)が戦う際、空丸目線の映像になった時は少し目が疲れてしまいました。ただそれだけアクションシーンがよく出来ていたと言えます。

 

曇三兄弟が刀ではなく木刀や扇子、パチンコ玉で戦っていたのは時代が明治になり「廃刀令」によって刀が持てなくなったからなのですが扇子だから違和感を感じるという事もなく扇子だからこそ出来る細かな立ち回り、そして攻撃の仕方。そういったアクションシーンには相当力を入れたのではないでしょうか。

 

今作から「曇天に笑う」を初めて観るという人には良いかも

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原作ファンという人にはあまりオススメ出来ないかも知れないというのが私の素直な感想です。各出演陣のファンの方や原作の曇天に笑うを見たことが無いという人には良いかも知れません。

 

ただアクションシーンに関して言えば福士蒼汰が以前に出演していた「無限の住人」がありますが、実は曇天に笑うが先に撮影を開始していたので、今作がアクションシーン初チャレンジ作品となります。ファンの方はこの点もチェックしながら観ると更に面白いかも知れません。

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パンフレットでは各出演陣のコメントは勿論、監督や衣装のこだわりなどが掲載されています。やはり「プロファクションノート」は今作を観た後で楽しめる「撮影の裏話」なども書かれているので、劇場を観た後購入して読んでみてください。

 

これにて映画「曇天に笑う」の感想とレビューを終わりたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

曇天に笑う コミック 全6巻完結セット (アヴァルスコミックス)

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「曇天に笑う」オリジナル・サウンドトラック

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