SONYから新型アイボが発売!!
SONYが初めて「アイボ」を発表したのは1999年。今から18年前の事ですが当時としては今よりもマイナス思考の方が多かった記憶があります。メディアでも「SONYがおもちゃ部門に参加して大丈夫なのか」という報道があったりとと騒がれていました。
しかも当時の価格で25万円という価格は「売れるのだろうか」と言われていたのですが6月1日にインターネット限定販売にした所20分で売切れになった事は誰もが驚いたのではないでしょうか。
今回の新しい「aibo(アイボ)」も19万8000円という価格ながらも予約開始から30分で初回生産分が終了してしまいほど人気を見せています。確かに愛らしい表情で今までのアイボシリーズと比べると見た目や仕草は「犬」にかなり近づいていると思います。
全身の22箇所に自由に動けるモーターが付いており、目は有機EL。センサー類はカメラが前後1箇所ずつ搭載されています。またToFセンサー、PSDセンサー×2、感圧・静電容量方式タッチセンサーを背中、頭、顎に搭載。6軸検出システム、人感センサー、照度センサー、肉球×4。画像・音声認識はディープラーニング技術を採用。
連続稼働時間は過去のシリーズよりも30分増加し約2時間。通信はWi-Fi、LTEを搭載しSIMを内蔵した状態で出荷されます。今回のaiboは「aiboベーシックプラン」への加入が必要となる為、3年契約一括払いで90000円。月々払いでは2500円が必要となります。
常にネットに接続する理由としてaibo本体のデーターを常にクラウドにバックアップする為です。もし事故や故障などでデーターが破損してしまっても、クラウド上には常に最新のデーターがバックアップされるので修理をし、また従来のaiboが戻ってくるという仕組みです。
その愛らしい仕草は本当に凄い
尻尾の動き、耳の動き、足の動き。すべてにおいで今までのアイボシリーズとは比べ物にならないほどリアリティがあると感じます。
こういったリアリティな動きは大人だけではなく、子供にも受ける事でしょう。ボールを取りに行く仕草。別売りの「アイボーン」という骨型のおもちゃを加えている仕草は本当にカワイイと思いました。しかしリアルにすればする程、問題が発生してきます。
それが「不気味の谷」と呼ばれる現象です。
今回のaiboは完全に不気味の谷に陥っている
ロボット工学もしくは3D制作において「不気味の谷」というのは必ず発生する問題だと言えます。この不気味の谷と呼ばれる現象ですが人間はロボットがリアルになるにつれ好感度が上がっていきますが、ある程度リアリティになると嫌悪感を抱く瞬間があります。それが不気味の谷です。
一番私達の身近にある存在で不気味の谷の説明で解りやすいのが「初音ミク」。開発段階でわざとロボット風に聞こえる音声にし不気味の谷を回避したと言われています。不気味の谷を超え更にリアリティある存在になれば人はまた嫌悪感から好感へと変わるのですが、今回のaiboは私個人的に少し怖いと思ってしまった。
予約開始30分から初回生産分が無くなるほど人気があるのは事実ですが、不気味の谷を感じた人は少なくないはずです。
今後様々なサービスと提携しどのように展開するのか
今後の展開として「教育・知育」「見守り」「パーソナルアシスタント」など様々な用途に合わせて展開していくと発表会の際に説明されていましたが、この点に関しては凄く関心があります。
「教育・知育」にaiboがどのように使われるのか。今後のアップデートなどが楽しみですね。お値段は19万8000円と高価なものですが、次の予約受付の際にも完売が予想されます。欲しいと思った人は是非予約しましょう!!!!