近畿地方から送るゆる~いブログ

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近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

未だに「社長の1日カバン持ち」というインターン制度があるが、当時の私は違和感を感じ辞退した話。

就活時によく見る「カバン持ちインターン」という制度

先日、古い書類などを整理している際に「カバン持ちインターン」という制度に関する書類が出てきて懐かしい気持ちになってしまった。私がカバン持ちインターン制度を知ったのは就活時で当時就職説明会に行った際に「第二次面接を受けたい方はカバン持ちインターンを受けてもらう」という企業があった。そもそもカバン持ちインターンというのは何なのだろうか?という事を調べてみると現在活躍している社長などの「1日カバン持ち」を経験して様々な事を学ぼうという制度のようです。

 

「就活に行き詰まっている」「退屈な学生生活に刺激が欲しい」「将来起業したい」という動機などでも良いのですが社長と1日一緒にする事により普段社長がどのように仕事をしているのか。それを感じて欲しいという事みたいです。勿論、一緒にいて社長とお話出来る時間もある訳ですから貴重な話を聞ける訳で学生からすれば「あの社長と一緒の時間を過ごせる!」という夢のような制度な訳です。

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話を戻して第一次面接時に「では、あなたのカバン持ちの日は・・・」という話が出るのですが私が貰った書類には私の心をポッキリと折れる内容が書いてあった。その内容をフェイスクを入れながら書いていきたいと思います。

 

ここまでして面接を落ちたら洒落にならん

第一次面接通過者は約10人。30人受けて10人という事もあり1/3は通った事になる。そしてその場で言われた事は、この10人は余程の事が無い限り落とさないという事。はっきり言えば「仮内定者」という事でしょう。そんな仮内定者には「1日社長のカバン持ち」をやってもらいたいという。それぞれ10名が貰った書類に目を通すと数人からは「えっ」という声が聞こえてきた。私も同じことを思ったのだ。その書類の内容というのが就活生からすれば驚きの内容だったと思う。私が貰った書類には。

  • 朝7時に福岡駅で出迎え(変更の場合は会社から事前に連絡する)
  • 朝早い為、事前に宿泊が望ましい
  • 社長と食事も出来るが、出来ない場合もあるので食費も用意しておく事。
  • 福岡までの経費は自腹
  • カバン持ち終了後、後日最終面接を行う。

こんな内容だった。私は思った。

 

あ、これ危ない空気がする会社だ

 

そもそも私は滋賀県に住んでいる。しかも就活生という事もあり、お金はなるべくかけたくない。「内定の変わりに福岡までの金も出せないのか」と言われるとそこまでだが、直感が「これはマズイぞ」という空気が出ている。私はその場で心を決めた。

 

うん、ここは辞退しよう。

 

そんな判断を行って現在に至るが今でもこの判断は間違って無かったと思う。未だにカバン持ち制度のメリットを感じないが就活生からすれば「憧れの社長と1日一緒に行動出来る」という好奇心と社長側は「これで何か感じるものがあれば良い」という考え。言いたいことは解るが私はこの制度に違和感を感じた。

 

後日談

後日「辞退します」というメールを送り気持ちに余裕が出来た私ですが以前に企業説明会の際に社長から「私のメルマガを登録しろ」と言われた事があった。私も大学を卒業し今の仕事を初めてから久々にメールをチェックして見ていると「リクナビ」から凄い数のメールが届いている事にビックリした事と例の社長からメルマガが毎週送られてきている事に気づいた。

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メルマガの内容は「就活生へ」「俺の経営学」という何とも社長らしいメルマガ内容だったがそこの内容に誤字を発見してしまった。社長が就活生に対して発信しているメルマガに誤字というのは、これは早く教えてあげなくてはいけない。

私の勘違いかも知れませんが◯◯行目の◯◯。ここの文章に誤字がありました。失礼ですがメールにて書かせて頂きました。

本来はもっと丁寧な文章を送りましたが、気づいたのはその誤字のメルマガを自動で配信している事に気づいた。これはなんと恥ずかしい事なのだろうか。再度メールを送るとなんと私のメールアドレスがブロックされている事に気づいた。私はその時確信に変わったよ。「良かった!辞退して!」。

 

数年後、そこの会社は何日かの営業停止処分という記事を読んだ。懐かしくとも、何とも言えない気持ちになりながらもブログを書いています。ブログを書きながら懐かしくなり就活時のメールを見てもまだその社長からのメルマガは送り続けている事にちょっと恐怖を覚えた瞬間だった。