観る人を魔法の世界へ連れて行ってくれる
ハリー・ポッターシリーズ最新作「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を遅くなりましたが観てきました。今作はハリー・ポッターの世界から70年ほど前の世界を舞台になっています。舞台は1926年米国・ニューヨーク。魔法界と人間界の関係が悪化しさらに闇の魔法使いグリン電バルトの脅威にさらされいる世界です。主人公のニュートのカバンには保護した沢山の魔法動物が詰められていましたがその一匹が逃亡。そこから物語がスタートします。
さて今回のファンタスティック・ビーストは全3部作です。次は2018年と公開年も決定しています。という事は予定では3部作目は2020年とオリンピックの年と重なりますね。2020年は楽しいことが沢山ありそうです。
ファンタスティック・ビーストの世界とハリー・ポッターの世界
ハリー・ポッターの世界は1991年。ハリーが学ぶ「ホグワーツ魔法魔術学校」では「幻の動物とその生息地」という教科書が登場します。この教科書を書いたのが今回の主人公ニュートなのです。あらすじを読むと「そういう事なのか!」と思いますね。
今回の作品はハリー・ポッターシリーズの続編というよりはハリー・ポッターの住む世界より以前の話なのでそこは注意が必要です。
J・Kローリング初の脚本作品
以前まではハリー・ポッターという原作がありましたが今回のファンタスティック・ビーストは原作が無いのでJ・Kローリング初の脚本作品となります。脚本家として初仕事となる今回の作品ですが観た人だけが解るハリー・ポッターとは違う世界観が魅力的です。ハリー達が使う教科書が出来るきっかけとなった世界観だけに全3部作がどのように完結するのか非常に楽しみです。
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅:感想・レビュー
ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅の感想なのですが従来のハリー・ポッターシリーズとは違い少し大人向けの作品のように感じられました。
「幻の動物とその生息地」の中には貴重な魔法動物も沢山存在し「絶滅危惧種」のような存在も沢山います。これは実際に絶滅危惧種を保護する大切さを考えさせられるものだと私は感じました。ストーリーが今後どのように発展するか解りませんが、主人公ニュートが今後出版する本がハリー達の教科書になるのは当然だと言えます。
作品内で「ニュートはダンブルドアに気にかけられていた」という表現がありますが、ダンブルドアは彼が今後そういった偉業を成し遂げる事を感じていたかも知れません。
劇中に登場する魔法動物はどれも可愛くもあり凶暴で、そして迫力がありました。魔法動物は実際に存在する動物が元となっていてサイやライオンが元となった魔法動物も登場します。この魔法動物がとにかく可愛い。その可愛さと美しさはテレビではなく劇場で観て欲しいと思います。
パンフレットにはファンタスティック・ビーストが更に面白くなる話が沢山あります。各魔法動物の名前や劇中の雰囲気を引き立ててくれるセットの話など。私が個人的に面白いと思ったのは「魔法使いニュート・スキャマンダー」が主人公になった話。実は「幻の動物とその生息地」は2001年に実際に販売されました。ハリー・ポッターが使用したものの複製品という設定ではリーが書き込んだ落書きなども再現されています。
そんな幻の動物とその生息地を執筆中に架空の著書であるニュート・スキャマンダーのイメージが膨らんでいて映画化の話を貰った際にすでにキャラクターが頭の中で出来上がっていたというから驚きです。
今回のファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅はハリー・ポッターと別世界のようで接点があるのでハリー・ポッターシリーズが好きな人は是非観に行ってくださいね。
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