機械性蕁麻疹のメカニズムは不明
機械性蕁麻疹という言葉は私も症状が発症してから聞いたのですが一言「蕁麻疹」と言っても様々な蕁麻疹があります。
- 急性蕁麻疹
- 慢性蕁麻疹
- アレルギー性蕁麻疹
- 物理性蕁麻疹
- 血管性浮腫
色々あるのですが機械性蕁麻疹はその中の一つで皮膚に刺激を与えたり圧を加えるなど「機会的な刺激」を与えると蕁麻疹になるのですが、これが現代医学でも詳しいメカニズムが不明なので出来る事と言えば飲み薬を飲むか、塗り薬を飲むか。どちらかしか無いので時間だけが解決してくれるという事でした。ただ治る時期は人それぞれで早い人で数週間。長い人で数年かかるのですが、私は2年かかってしまいました。
私の担当医が言うにはダイエットしたせいで体質が変わり機械性蕁麻疹が発症したのではないか。という話でした。今回は「機械性蕁麻疹の辛い場面」を書いていきたいと思います。
腕時計が付けれない
皮膚に圧を加えると蕁麻疹が出て来るので腕時計は勿論、刺激を与えるためネックレスなど皮膚に装着するのは一切駄目でした。これが辛い。腕時計など付けるのが好きな私にとってこの2年間は相当辛かったですね。無理につけても良いのですが腕時計が少しでもズレるとその部分が赤く腫れ上がっているのは他の人からすると見て気持ちいいものではありませんからね。
重い物が持てない
重い物を持つ時には手だけで持てるものは良いのですが大きくて重いものを持つ時などは腕に抱えるようにして持つと思うのですが、これもできなかった。機械性蕁麻疹になって気づいたのは抱え込んで持つ事によって腕だけではなくお腹、胸までにも圧がかかっているんですよね。腕から胸、お腹と蕁麻疹が出来るのは相当辛い。
周りの人、家族には申し訳ないですが重い物などはなるべく持たないようにしていました。ただ引っ越しの時はそうも言ってられなかったので蕁麻疹が発症しながら持っていたので皮膚を冷やしながら作業をしていましたよ。
普段使っていたタオルで体が洗えない
タオルで体を洗う事も結構な刺激になっています。薬局で売っているタオルで私が唯一使えたのは「赤ちゃんでも使えるタオル」。綿が細かいので皮膚に与える刺激も弱く蕁麻疹が発症しないのです。ただこのタオル、実は結構高い。
私が買ったのは700円のボディタオルですが赤ちゃんでも使えるというだけで結構な値段します。まかさ自分自身、こういったタオルで体を洗うとは思ってもいませんでしたよ。
夏に半袖になれない
機械性蕁麻疹は圧や刺激を与えないと発症しない。と思っていても例えばどこかで腕が当たった時、何かの拍子に手にモノが当ってしまった時。これでも蕁麻疹が出て来るので半袖を着るのが中々出来ませんでした。幸い私自身、夏でも夏用ジャケットを例年着ているので慣れていたのですが夏用ジャケットも着たくないほど熱い日でも着なくてはならないのはとても辛いです。家では半袖で行動するのですが、普段通り行動していてもどこかに当たった訳でもないのに蕁麻疹が出ていた時が数多くあったので油断出来ませんでしたね。
機械性蕁麻疹に悩んでいる人へ
私は先日発症していない事が気づいたのですが特に何かしていたか?と言われると、この2年間は塗り薬だけ処方してもらっていました。詳しいメカニズムが解ってない分いつ治るか解らない不安とストレスがあるかも知れませんが「根気」が大事だと私は思います。「あれ?そういや蕁麻疹出てないな」と思う日がくると思うので、その日まで現在治療中の人も頑張ってください。