岡村隆史仕事の流儀
2015年10月26日に「プロフェッショナル仕事の流儀 10周年」としてナインティナインの岡村隆史さんが今まで放送したプロフェッショナル仕事の流儀の中から会いたい人3人に会いに行く。という企画でした。
そのお会いした3人は「左官 挟土秀平さん」「リンゴ農家 木村秋則さん」「歌舞伎役者 板東玉三郎さん」。今までのプロフェッショナル仕事の流儀はプロフェッショナルを密着する番組だったのですが、今回は密着じゃなかったのが斬新でした。またここでしか見れない岡村さんの素顔が見れたと思います。
*ここからネタバレ*
たぶん私を含めてテレビで見ている視聴者の人は岡村さんはどんな人か?と想像した時にきっと「努力の人」という印象があると思います。その印象は番組を見ていて伝わってきました。またそれが原因で休む事も番組内で触れていましたね。挟土さんとの対談中に「台本を見ていたら2日経っていた」と話していた岡村さん。今までめちゃ×2イケてるッ!のオファーシリーズを見ていると凄い努力家もそうですが集中力が凄いのは凄く伝わっていました。2日間台本を読み続けたという集中力は心身を壊す手前だったとはいえ才能という言葉では片付けられない天性の才能だと思いました。
きっと岡村さんが今回の3人の方とお会いしたいと思ったのは、番組を見ていてですが「陰」の部分が強い印象があったのではないでしょうか。挟土さんの時に「僕、同じ陰の感じがします」という言葉を言っていましたが、木村さんや板東さんも陰と陽で言ったら陰の印象がありますね。同じ波長の人で今頑張っているからこそ「何を頑張っているのか」「頑張れる理由は」など聞きたかったように思えます。
後は「リフレッシュ方法」でしょうか。挟土さんはカラオケ行ったり文章を書いたりしてリセットをすると言ってましたが、岡村さんはリセット方法がいまいち解らないような感じでしたね。あれだけの仕事があるのにリセットしないとそれは限界がくるだろうと思いましたね。今ではそこまで深く考えないようにしていると番組内で言っていましたが、本当に無理はしてほしくないですね。
木村さんとの対談はリンゴの栽培方法を見つけた話が凄かったです。自分のリンゴ農園がいっこうに花を咲かさなく思いつめた木村さんが山に自殺しに行ったそうなのですが「死のうと思い山に行ったら、なぜ自然の植物はこんなにも元気なのか?」と疑問に思ったところから今のリンゴ農園のヒントを得られたそうです。それに気づいたのはきっと死のうと思って山に行ったからでしょうね。ただ散歩気分で山に行っていたら気づいていないと思います。そういったどん底から得られたヒントから今があるというのは凄いですよね。
最後は板東さん。板東さんの言葉で「遠くを見ない明日だけを見る」のはなぜなのか?と聞いていました。岡村さんは10年、20年後の事を具体的に考えすぎて限界を感じてしまったみたいです。板東さんは「10年、20年と考えた時に方向転換が必要になった時に出来なくなってしまう」と言ってました。
岡村さんも「なるほど」と何かスッキリした顔立ちでしたね。最後に「明日頑張るための言葉をください」という問いに板東さんは「気軽でいいんじゃない?」と言っていたのが印象的でした。
最後に岡村さんが「プロフェッショナルとは?」という問いに「努力を惜しまずベストを尽くせる人」だとコメントしていてやはり岡村さんは格好いいと再認識しましたね。
*番組の感想*
番組を見た感想は「岡村隆史という男はただ真面目」なんだなと思いました。「ただ真面目」と書くとおかしいかも知れませんが「台本を見ていたら二日経ってた」というコメントで解る通り凄い集中力だと思います。それは強みでもあるけど弱点でもあるという事だと感じます。どこで集中すれば良いのか、そしてその集中を何で切れば良いのか。それが真面目過ぎてタイミングが難しいのではないだろうか?というのが私が見ていて思った事ですね。また番組内で「休養していた」と岡村さんが言っていましたが「心身の病気」というフレーズをハッキリ番組内で出したのは珍しいんじゃないですかね。今でこそ「心身の病気」と言われれば理解してくれる人が増えてきましたが、それでもここ数年な気がします。自分で気づくのも難しいですが、それを誰かに伝えるのはもっと難しい事ですよね。岡村さんは病気になってからでも復帰出来たのは周りの人の支えがあったからだとと思います。
相談も出来ず、自分でただ考えると悪い方向に考えてしまうので相談出来る人がいたというのは大きいでしょうね。
今回の番組では中々見れない岡村さんの顔が見れて私は凄く良かったと思います。
これからも笑いと感動を届けてくれる岡村さんでいて欲しいですね!
再放送は10月31日 午前0時55分~なので見逃した方は是非、見てみてください!