2007年から12年間有料会員でした
ニコニコ動画(β)の時から使い始めていたニコニコ動画。ここ数年は見るものが殆ど無くとも一応会員にしておこうと、有料会員を続けてきましたが先日ついに解約しました。解約した理由としてはカドカワの川上社長が辞任し、その後となる「今後のニコニコ動画について」という部分。
例えばログイン不要で視聴可能、フルHD動画の投稿・視聴。HTMLタグを入力しなくても編集が可能、有料会員であれば動画広告が非表示に。
この部分が実装されのは比較的最近だというのはニコニコ動画を使っていない人からすれば衝撃ではないでしょうか。ニコニコ動画の後に登場した「ビリビリ動画」はYouTubeに負けずにと早々と対応しており、現在では最新技術のAIを動画に採用している。
このAIを使った動画というのは通常コメントが流れるとアニメなどではキャラクターに被ってしまい、コメント非表示にする人が多かったですが、AIによってキャラクターを認識し、コメントがキャラクターの背面に流れるという優れもの。なぜニコニコ動画は駄目になってしまったのだろうか。
一番はユーザーの声を聞かなすぎたこと
ニコニコ動画のユーザー現象は今に始まったことではないです。2011年に川上社長が「ネットは層ばっかだな」と発言し炎上。
2013年には「ニコニコ静止画」の大幅リニューアルに伴い、使いにくいUIだと言ったユーザーに対しドワンゴ関係者だと思われる人物が「全員殺して回りたい」と発言し炎上。
決定的となったのは2017年の「けものフレンズ問題」で解約祭りが発生し、その直後の新機能発表会ではユーザーが求めていない新機能ばかりで、解約するユーザーが増えました。
2017年の段階で「ニコニコ動画」のスマホアプリの向上が全くなかったので、それも解約する若い人が多かったようです。
256万人(2016年9月)いたユーザーが現在は188万人(2019年2月)。悪い所を探せば沢山あるが伸びているサービスもある。
ニコニコチャンネル登録者数が90万人突破したと先日報告がありました。中でも人気なのがメンタリストDaiGoの「心理分析してみた!」というチャンネル。月額540円ながらも登録者数は8万人。こういった有名人・著名人・人気者のチャンネル登録が伸びていることが現在ニコニコ動画の救いなのかも知れない。
私が解約を意識し始めたキッカケ
niconicoプレミアム会員数の推移と背景をグラフで表したものですが、V字回復するという謎の自信に満ちた報告書を見た時に「あ、解約しようかな」と思うようになった。12年間有料会員になって思うことは「昔の方が使いやすかった」。ニコニコ動画の全盛期というのは馬鹿みたいな動画で笑ったり、ボカロ曲が流行ったり。
でも、コメントを見ながら「この人面白い事書いてる」とか「同じこと考えてた」と思いながら見るのが楽しかったが、ニコ動で活動していた人がYouTubeに移行したり、生放送していた人がYouTube、Twitchに移行したりと目に見えて離れているのが解るのでユーザーが減少するのは仕方ないと思った。
また上記でも少し触れましたがPCよりもスマホを持っているユーザーが多い世の中でPCメインに特化したサービス運営にはちょっと使いにくいという印象があった。一番使いにくいと思ったのは「途中再生機能が出来なかった」という事。一度再生プレイヤーを閉じると、また始めからになっていたのは正直面倒だと感じました。
12年間沢山の動画を有難う!と本当に思う
面白かった動画は数多くあるし、記憶に残るものもある。そういった面では友人と一つの動画で笑ったり出来たニコニコ動画は良いサービスには違いない。12年間有料会員で勿体なかったという気持ちは一切無いので「ありがとう!」という気持ちは本心です。
今後改善され「これは面白い!」と思うサービスが追加になったり「これはどこのサービスよりも便利だ」と興味があれば再度有料会員になります。それまでは、さらばニコニコ動画(完)
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