うつ病を知りたい人、復帰したい人は読むべき
「読書の秋」という事もあり今月は10冊以上本を読んでいるような気がします。本に対する出費は重なりますが決して損はない出費なので、どんどん買って読んでいきますよ!!さて今回は「”うつ”からの完全復職バイブル」という事で私も以前は鬱病で悩まされていました。
今回買った本は「正しい診断+リワークプログラム」を受ければ完全職場復帰出来るという事で「リワークプログラム」が気になったので購入しました。本の内容は。
- 第一章:終わりのない服薬、繰り返す復職と休職・・・。
- 第二章:うつ病・双極性障害の見極めは困難
- 第三章:正しい診断で自分の症状を知ることが完全復帰への第一歩
- 第四章:1日でも早い職場復帰を目指すための基礎知識
- 第五章:二度と休職しないためには「リワークプログラム」を取り入れた治療が不可欠
- 第六章:本人、家族、医師、会社、4者の連携で不安のない会社生活を取り戻す
全六章。全293ページからなる1冊です。今まで様々なうつ病に関する本などを買ったり、読んだりしましたが私の第一印象は「非常に解りやすい1冊」という印象を受けました。現在治療中の人も、うつ病について知りたい人も。この1冊はオススメ出来ます。
現在日本には5人に1人が精神疾患を発祥。特別な病気ではなくなった
「うつ病」というのは精神疾患の一つなのですが、この「精神疾患」と一言でいっても沢山あります。
- てんかん
- 薬物・アルコール依存症
- 不安障害
- 鬱病
- 統合失調症
- 認知症
簡単に書いてもこれだけあるのですが、このストレス社会である世の中で「精神疾患」という病気は特別な病気ではなくなりました。という事は「精神疾患」について現在治療中の人、完治した人以外にも知らなければならない病気の一つになってきたと言っても過言でないと思います。「自分は大丈夫だ」と思っていても急に病気が発祥する場合があるので是非勉強してほしいと思います。
うつ病と一つに言っても様々な症状があります。例えば「死」について考える事がある「興味、喜びの喪失」などは、うつ病の事を知らない人でも解る事だと思いますがそれ以外ですと。
- 思考力や集中力の低下
- 無価値感
- 食欲、体重の変化
- 疲労感、気力の減退
- 不眠または過眠
こういった症状が解りやすいです。そして周りが気づいてあげれる症状として。
- 以前に比べて笑顔が少なくなった
- 人間関係の悪化、人付き合いを避ける
- 判断力が低下している
- 仕事で小さなミスが多い
- 仕事中に居眠りをする事が増えた
- 遅刻などが増えた
こういった事があるそうです。上記の症状が多く当てはまるようでしたら優しく伝えてあげるか、何かしらカバーをしてあげる事が大切だと思います。
うつ病を治す為に必要な事は。
生活リズムを整えるという事は勿論ながらこの本では「スマホやパソコンの使いすぎは症状を悪化させる」と書いてあります。
インターネットやゲームに依存しないという事が大事です。長時間下を向き首を伸ばしきった体勢を続けるとストレートネックといわれる首の緊張状態をもたらします。いわゆる首こりの状態となり、頭痛ためまい、時には全身がだるくなり、抑うつ状態があらわれることが指摘されています。
長時間同じ行動をするという事は自律神経のバランスが崩れやすいと言われていますからね。スマホ何かが特にそうですよね。ゲームにしても下を向いた状態で指を動かしているだけなので疲れも出やすいです。
うつ病を治すのに必要な事は早めの精神科の受診は勿論なのですが一番は「休憩する事」です。なぜかうつ病で「休憩する=甘え」だと思ってる人がいますが休憩出来るのであれば休憩した方が良いです。私はこれを知らなかったお陰で何年も苦しんで自分を攻めたりしましたが今もし自分が再度うつ病になったら現在の仕事は休職すると思います。それだけ苦しいですから、現在治療中の人には無理をせずゆっくり休める時には休んで欲しいです。
リワークプログラムは大事なことだと知った
リワークプログラムと聞くと難しいですが簡単に書けば「予習・復習」です。自分がうつ病になった原因はなぜだろうか?ストレスを受ける瞬間というのはどういう時だろうか?。過去から自分の悪い習慣を探し改善する事。また日頃から運動、睡眠と正しい生活リズムを取り入れる事が大事。というのが「リワークプログラム」という事です。
精神科に通って治した後の事。これが復帰では一番大事だという事がよく解る内容でした。復帰したとしても再度休職となれば完治には遠くなりますからね。せっかく復帰したのであれば「完治」して楽しい生活を過ごしたいというのが願いだと思います。
この本では第五章ですが、第五章だけ読むのではなく第一章~第四章までを読んでこそ「リワークプログラム」の大事さが解るので、じっくり読んで欲しいですね。
まとめ
「治療したい」と本気で思っている人、もしくは「うつ」について調べたいという人は最初に書いたとおり「お勧めの1冊」と言えると思います。私は実際にうつ病になって当時うつ病について調べたのですが「そういう事だったのか」と解るような事も沢山ありました。改めてうつ病を完治させる事の難しさ、そして今の生活に戻って本当に良かったと実感しました。もし気になった方は是非買ってみてくださいね!