以前に私が「鬱病を克服した話」というのをブログに更新しました。今でも検索してくれる人が多い記事となっているので、また違う話をしてみたいと思います。
精神系の薬は怖い
私が「鬱病を克服しよう!」と思った時に一番悩んだのが薬だった。何が悩んだのかというと私が飲んでいたのは鬱病の薬と精神安定剤なのですがここで一つ疑問がある。
私は2年ほど精神科に通院したのですが最初は「君の場合は甘えだ。でも薬出すね」と言われたのが睡眠導入剤と鬱病の薬でした。ここで疑問に思う人がいるかも知れないが「鬱病と診断されていないのに、なぜ鬱病の薬を出すのか」という疑問が出ましたが、通院していくと薬は強くなる、そして鬱病と診断された訳なのですが今考えると闇が深いような気がしますね。
精神科に通うと一番長いのが「自分にあった薬を探す事」が大変。例えば睡眠導入剤でも自分に合う睡眠導入剤を見つけるまで半年はかかった。最初は弱いやつから段々強くなっていくのです。その中にはただ睡眠導入剤で眠れるという作用だけではなく、副作用もあるのです。私の場合は味覚障害という副作用が出ました。
水、米、肉。何食っても飲んでも苦いという症状が起こり飲んでいた睡眠導入剤を自分の判断で飲まなくなりました。
また鬱病の薬でも自分に合うのを見つけるまで半年以上かかったのですが、こちらも副作用が起こりました。頭痛や吐き気といったものがあったのですが、それが辛いんですよ。風邪の頭痛、吐き気ではなく薬での副作用は経験した事がある人は解るかも知れませんが吐きたくても吐けない。風邪とは違うので酷い目に合いました。
それは医者に相談して飲むのを中止しましたが、そういった症状が起こる場合があるのが薬の怖い所です。
なぜ薬が必要無いと思ったのか
私の場合ストレスが酷かったので精神安定剤をもらっていたのですが、全く効き目がありませんでした。というよりも精神が安定しない自分に余計にイライラしていたように感じます。また致命傷になったのが担当医と相性が悪かったこと。先生と喧嘩しては精神安定剤を増やされたり。その時も不思議と思っていたのですが、今となっては「なぜ医者を変えなかったのだろうか」と当時の自分に言ってあげたい。
そして上記のブログでも書きましたが自分で薬を断って現在に至りますが、今思えば薬を飲んでなかった方が早く治ったかも知れないと思う。その理由として。
- 病院に通うことで自分が病気だと認識した
- 先生との相性が悪かったのが最悪だった
- 鬱病と精神安定剤の効果を感じなかった
- 薬の副作用が強すぎた
これを思うと私は薬を飲まないで治っていたかも知れないと思います。特に「薬の副作用が強すぎた」というのは自分の人生で失ったものが大き過ぎた気がします。
飲んでいた時期が学生だったので「記憶力が低下する可能性がある」という副作用があった薬は酷かった。ボーーーとする事が増えたというのは学生時代に致命傷なのです。
これは自分の中で失敗したと思いました。
他の方は解りませんが私の中で精神系の薬を飲むことによって「失うものが多すぎる」という事でしょうか。それならば仕事を休業したり、学業ならば休学をした方が失うものが少ないように感じる。早く治さないといけないというプレッシャーを感じないように、誰かと話する事が一番の薬だと私は思います。
友人に同じ症状の人や理解のある人がいるというのが一番の薬ですよ。ブログでもそういった友人が出来れば良いと思います。本当に焦らず気長に頑張ることが大事だと私は思うので、現在頑張っている人は無理をせずゆっくり治してくださいね。
一番ダメなのは「私は治らないんだ」と思い込むこと。思い込む事によって症状が重くなっていくので「私は現在が一番良い状態だ」と思うことです。「今より健康になりたい、治したい」と思うのはプレッシャーに感じるので少しずつ気長に頑張りましょうね。今回は「薬が必要無いと思ったこと」について書きました。