人生経験として6月は「梅雨」というのは知っていますがなぜ梅雨になるのだろうか?という理由は実は小学生の時に習っています。しかし、多くの人は「なぜ梅雨に入るのか?」と聞かれると「6月だから」と答えます。しかし、ちょっと知的に見せる為になぜ梅雨に入るのか?という事を今から知っておいても遅くないと思います。
そこで今回は「なぜ梅雨入りするのか?」という点について書いていこうと思います。
梅雨になるのは風がぶつかって起こる上昇気流で雨が降るから
梅雨入りの天気図を見ると北オホーツク海の冷たい高気圧から吹き出す風と太平洋高気圧から吹き出す温かい風がぶつかると上昇気流が起こります。
この上昇気流が雲を発生させ、雨を沢山降らせるという訳です。ただ梅雨入りの判断基準はなく気圧配置が梅雨のデータになったかなど総合的に判断して「梅雨入り」という判断をしているみたいですね。この梅雨入りになると上記で書いた上昇気流で大量の雲が発生し雨が多く降る事になります。
梅雨に降る雨は年間雨量の1/4!?
これは九州地方なのですが九州地方に降る雨の1/4は梅雨の時期に振ります。逆に北海道は梅雨という時期は無いと言われています。その理由は梅雨前線が本州に停滞し、そのまま消滅してしまう事が多いので、北海道の場合は梅雨と言われる数値が観測されない事が多いのです。
そして九州は1/4も降るという事で梅雨の時期になると多くのが「土砂災害」でしょうか。連日の雨で緩んだ地盤が崩れてしまい、結果土砂災害が発生してしまいます。今年は熊本地震があったので地盤がゆるくなってる所が多くなっているのではないだろうかと予想されます。なので例年より土砂災害情報を聞く事を推奨します。
平成28年度の梅雨明け推測
毎年気象が過去のデータを元に梅雨入りと明けの予想データを公開しています。
これを見ると近畿では「7月21日頃」東北で「7月29日」となっていますね。東北の梅雨明けが遅い理由は上記でも書いた梅雨前線が本州に停滞してしまうという理由があります。本州北部で停滞してしまう為に東北が一番梅雨明けが遅いというのが一番の理由です。気象庁でも書いていますが梅雨入りは悪い事ばかりではありません。
梅雨期は大雨による災害の発生しやすい時期です。また、梅雨明け後の盛夏期に必要な農業用の水等を蓄える重要な時期でもあります。
農家を営んでいる人は梅雨が無いと作物が育ちませんからね。皆の食卓に並んでいる野菜などが安くなるか、高くなるかは雨の量で決まると言っても過言ではないです。
ただ災害も発生しやすいので、みなさん気をつけてくださいね。