近畿地方から送るゆる~いブログ

近畿地方、主に滋賀県からお送りする雑記ブログです。映画や読書、滋賀県の素敵な観光地からお食事まで様々な事をご紹介したいと思います。

藤田まことの長女である原田敬子さんの「修芸生涯」を読んだ感想とレビューを書いていく

実は私、藤田まことの大ファンなんです

没後15年。15年前に藤田まことが亡くなったというニュースを見た時には芸能人が亡くなったというニュースを見て初めて泣いたかも知れない。そんな私なのですがよく子どもの頃、夜になると「はぐれ刑事純情派」を見ていたんですよね。火曜サスペンス劇場など普段は早く寝ないといけなかった所、そういった母親が見る時には一緒になって11時頃までは起きて見ても良いという環境でした。そこから再放送ながあも「必殺シリーズ」を見始め「藤田まこと」のファンになっていた訳です。

 

そんな藤田まことの長女である原田敬子さんが付き人目線、娘としての目線だったり。藤田まことはどういった人物だったのかという著書を出されるというのをX(旧Twitter)で知ったのですぐ予約しました。レビューするの遅いじゃないかという話は最近このブログをサボっていたという事もあり復帰も込めてレビューを書いていきたいと思います。

 

テレビで見る「藤田まこと」との印象の変わり方

本の内容としては芸能人「藤田まこと」と父「藤田まこと」の2つの面で語られているという点です。芸能人としてはWIKIに書いてあるような内容もあり「てなもんや三度笠」やCM活動などが書かれています。また俳優仲間や後輩などのインタビューもあり。

黒柳徹子
三田村邦彦
萬田久子
京本政樹
西島秀俊
小林綾子
山口馬木也
和久井映見
大倉忠義

著名人が思う、藤田まこととの思い出話などが書かれていて面白かったですね。私はまだ36歳という事もあり、世代ではないのですが再放送だったり。また子ども頃にスカパーが家で契約してあったので時代劇チャンネルなどで見たりしていたので、著名人の方の「あの撮影の際に」という話は良かったです。

 

そして父としての「藤田まこと」の内容は他の著書では見れない長女である原田敬子だから書けた内容ですね。芸能人を親に持つ子どもの苦労や子どもの頃との父との思い出。借金60億生活の家族目線であったり。初めて聞く話ばかりで一気に読んでしまう程濃い内容でした。この本の紹介の際「究極のファザコン」と言われておられましたが、これは確かに父親をよく見てないと書けない内容だったと思います。

 

こういった晩年までの闘病生活であったりは決して本人が語る人も少ないですし、家族の方も著書を出すという事も少ないですから知る事はあまり無いですよね。ファンの中には知りたくなかったという内容が書かれているのも今作にもあると思います。私の感想をそういった点を踏まえて書くのであれば「良くも悪くも昭和の俳優さん」という印象でしたね。今作を読んでタイトルである「修芸生涯」も納得しましたし、藤田まこと家が特別変わった家だったのかと読んだ印象では特に違和感も無かったです。

 

これは藤田まことに限らず昭和を生き、バブルで多額の借金を作ってしまったが映画やドラマなどで返済を頑張った。有名になればなる程、家族には一般家庭では経験しないであろう苦労があったり「芸」という道を進んだからこそ厳しい一面があったり。それは致し方ない事なのかなと思います。

 

ファンなら読んで損は無し!貴重な写真も多数掲載されてた

今作の内容も勿論素晴らしいのですが、私がやはりこの本を買う理由の一つだったのはプライベートな写真だったりなどが沢山使用されてます。これはファンには嬉しいの一言ですよ。数ある写真から今回の書物に掲載するものを選ばれたと思いますが、原田敬子が運用されている「藤田まこと企画」というアカウントでも写真を紹介されているので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

x.com

 

私を含め2冊買ったのは同じく好きな友人に布教する為に購入し読んだ感想を聞いたのですが友人も読んで良かったと言っていたので気になった方は是非読んでみてくださいね!それでは今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございました。

藤田まこと 修芸生涯 (立東舎)

藤田まこと 修芸生涯 (立東舎)

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